バルト海
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^ 隆起の中心にあたるのが、かつて存在した厚さ2-3キロメートル (km) の氷床の中心が位置していたボスニア湾で、9ミリメートル (mm)/年のペースである[6]。隆起は、バルト海周辺では1-10 mm/年[1]バルト楯状地全体では5-9 mm/年[7]のペースで進み、バルト楯状地は紀元前6800年頃からの累計で約260 mも隆起したと考えられている[7]。しかし今後も200 mは隆起するとみられており、最終的に520 mは隆起すると考えられている[6]
^ 『新版 地学事典』(平凡社、1996年)での説明によれば、まず2万-1万2000年前頃に、スカンディナヴィア半島を覆っていた氷床(スカンジナビア氷床)が次第に融けて後退する過程で、現在はバルト海の南部にあたる部分において淡水の湖であるバルト氷湖(英語版)を形成した[9]。1万年前には湖は北海に対して開け[9]、ヨルディア海(英語版)となった。8500年前には、再び湖となり(アンキルス湖またはアンシルス湖)、7500年前にリットリナ海となる。その後、4000年前頃にはリムネア海、1500年前にはマイア海となって[1]、こんにち知られるバルト海の姿に至る。

出典^ a b c d e f gバルト海」『新版 地学事典』p.1046
^ “ ⇒The Baltic Sea, Kattegat and Skagerak ? sea areas and drainig basins” (PDF). スウェーデン気象・水文研究所 (SMHI). 2014年10月27日閲覧。
^ヨーロッパの北の海』p.48
^ヨーロッパの北の海』pp.20-21
^ヨーロッパの北の海』p.104
^ a b地形学事典』pp.517-518
^ a bバルト楯状地」『新版 地学事典』p.1046
^地球を旅する地理の本 5』pp.166-167
^ a bバルト氷湖」『新版 地学事典』p.1047
^物語 ウクライナの歴史』pp.32-33
^中世ヨーロッパの歴史』pp.130-131
^魚で始まる世界史』p.74
^ハンザ「同盟」の歴史』pp.104-105
^北の十字軍』p.274
^魚で始まる世界史』p.79
^商業史』p.122
^近世スウェーデンの貿易と商人』pp.7-27
^近世スウェーデンの貿易と商人』pp.39-48
^図説ロシアの歴史』p.62
^ 小町文雄『サンクト・ペテルブルグ』中央公論新社、2006年、12-14頁。
^北欧の外交』pp.15-26
^北欧の外交』pp.77-82
^ 日本貿易振興機構 (2023年4月5日). “フィンランド、NATOに加盟、今後はスウェーデンの早期加盟が目標に”. ビジネス短信. 2024年6月3日閲覧。
^ 日本貿易振興機構 (2024年3月8日). “スウェーデン、NATOに加盟、32カ国目の加盟国に”. ビジネス短信. 2024年6月3日閲覧。
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