その後、シールはニカラグアの親米反政府組織、コントラに武器を密輸する任務も請け負うこととなった。コントラが本気で政府を倒す気がないと確信したシールは、その武器をカルテルに横流ししてさらに儲けていった。CIAの黙認の下で、シールの会社は小さな空港を独占的に利用して本人も含めてパイロット5人と5機のセスナ機を抱える密輸集団に成長し、シールは扱いに困るほどの大金を得る。
暴走を続けるシールを危険視するようになったCIAは、シールを見捨てて地元警察とDEAとFBIとATFが逮捕するのを黙認した。逮捕後に検事の前に突き出されて絶体絶命の窮地に立たされたシールだったが、ホワイトハウスが求めているニカラグアの左派武装勢力であるサンディニスタ民族解放戦線が麻薬の密輸に関与している証拠を得る手助けする事を司法取引の材料として釈放される。しかし、それはメデジン・カルテルを裏切ることを意味していた。 ※括弧内は日本語吹替[4]。
キャスト
バリー・シール - トム・クルーズ(森川智之[5])
武器や麻薬の密輸を行っているパイロット[6]。
モンティ・"シェイファー" - ドーナル・グリーソン(野島健児)
ルーシー・シール - サラ・ライト
ダウニング保安官 - ジェシー・プレモンス(中村章吾)
JB - ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(小林親弘)
ジュディ・ダウニング - ローラ・カーク(内藤有海)
デイナ・シボタ - ジェイマ・メイズ(水神のりこ)
ホルヘ・オチョア(英語版) - アレハンドロ・エッダ(鈴木正和)
ジェームズ・ランゲル - ベニート・マルティネス(志賀麻登佳)
クレイグ・マッコール捜査官 - E・ロジャー・ミッチェル
ルイス・フィンクル - ジェド・リース(英語版)(白石兼斗)
カルロス・レデル(英語版) - フレディ・ヤテ・エスコバー(藤翔平)
パブロ・エスコバル - マウリシオ・メヒア(志村知幸)
オリヴァー・ノース中佐 - ロバート・ファリア
ジョージ・W・ブッシュ - コナー・トリニアー(英語版)
ジミー・カーター大統領 - 本人(記録映像)(堀越富三郎)
ロナルド・レーガン大統領 - 本人(記録映像)(長克巳)
ナンシー・レーガン - 本人(記録映像)(田中杏沙)
製作(英語版)、ディカーブ郡などが選ばれた[7]。8月下旬以降、コロンビアのサンタ・マルタとメデジンでの撮影が行われた[8][9]。