バトル・ロワイアル_(映画)
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最終的なキャストの決定は2000年の4 - 5月[7]で、42名が選ばれた。

当初、中川典子役には岩村愛がキャスティングされていたが、怪我で交代となり、岩村は前回優勝者の少女役としてワンシーンのみ出演した。前田亜季は姉の前田愛とオーディションに参加し、中川典子役に選ばれた[8]。前田愛は本作ではキタノの娘・栞(キタノシオリ)役で声だけの出演だったが『II』では主役に選ばれた。

千草貴子役は柴咲コウ、相馬光子役は栗山千明が演じる予定であった。それぞれ柴咲は千草貴子、栗山は相馬光子のオーディションを勝ち進んでいたが、撮影前になって深作欣二監督の判断で二つの配役を交換。プロデューサーの健太はじめスタッフらは配役変更に反対していた。当時を振り返りプロデューサー陣は「(彼女の本質と光子がかけ離れていたため)まさか柴咲が光子を演るとは思わなかった」と語っている。しかし、出来上がった作品を観てその判断に納得したという。

栗山千明は本作を鑑賞したクエンティン・タランティーノに認められたことから『キル・ビル Vol.1』のキャストに抜擢され、バトル・ロワイアルの出演パートをオマージュしたシーンを自ら演じた。

安藤政信は25歳ながら「深作欣二ファンなので絶対出たい」と売り込みに来た。健太は「川田章吾役をお願いしたい」と頼んだが、台本を読んだ安藤が「いや、殺しまくるほうがやりたい」と希望し、桐山和雄にキャスティングされた[7]。なお、元々の台本では「道ばたの石ころをどかしただけだ…。命は平等に価値は無い…。俺は俺を肯定する。」といった桐山の台詞が書かれていたが、安藤の希望を監督が快諾し、映画の桐山には一切の台詞が無くなった。

川田役には『難波金融伝・ミナミの帝王 破産 金融屋殺し』に出演していた山本太郎の起用を健太が思い立ち、親子で会いに行ったところ、実際は25歳なのに「18歳です」と言い張られ、こちらもキャスティングが決定した。これがまた東映の幹部に怒られたため、川田の設定を以前のバトルの生き残りで留年しているという設定に修正された[7]

城岩学園中学校3年B組生徒役の俳優42名のうち、撮影・公開が行われた2000年当時に実際に中学3年生(1985年度生まれ)だったのは前田亜季、小谷幸弘、三村恭代の3名のみで、残りの39名は全員が高校生以上の年齢。なお、回想シーンで神戸の中学3年生役を演じた美波は当時中学2年生(1986年9月22日生まれ)であった。生徒役の最高齢は主要キャストである山本太郎と安藤政信で、どちらも撮影時25歳であった。

また、当時「新世紀エヴァンゲリオン」の惣流・アスカ・ラングレー役で人気があった宮村優子カメオ的に出演している。登場人物の詳細は、バトル・ロワイアルの登場人物を参照
出演者
城岩学園中学校3年B組 男子
赤松義生 -
日下慎

飯島敬太 - 松沢蓮

大木立道 - 西村豪起

織田敏憲 - 山口森広

川田章吾 - 山本太郎

桐山和雄 - 安藤政信

国信慶時 - 小谷幸弘

倉元洋二 - 大西修

黒長博 - 増田裕生

笹川竜平 - 郷志郎

杉村弘樹 - 高岡蒼佑

瀬戸豊 - 島田豊

滝口優一郎 - 内藤淳一

月岡彰 - 広川茂樹

七原秋也 - 藤原竜也

新井田和志 - 本田博仁

沼井充 - 柴田陽亮

旗上忠勝 - 横道智

三村信史 - 塚本高史

元渕恭一 - 新田亮

山本和彦 - 佐野泰臣

城岩学園中学校3年B組 女子
稲田瑞穂 - 木下統耶子


内海幸枝 - 石川絵里

江藤恵 - 池田早矢加

小川さくら - 嶋木智実

金井泉 - 三原珠紀

北野雪子 - 金澤祐香利

日下友美子 - 加藤操

琴弾加代子 - 三村恭代

榊祐子 - 日向瞳

清水比呂乃 - 永田杏奈

相馬光子 - 柴咲コウ

谷沢はるか - 石井里弥

千草貴子 - 栗山千明

天堂真求B- 野見山晴可

中川典子 - 前田亜季

中川有香 - 花村怜美

野田聡美 - 神谷涼

藤吉文世 - 井上亜紀

松井知里 - 金井愛砂美

南佳織 - 関口まい

矢作好美 - 馬場喬子

その他

前回優勝者の少女(舞(後の次作に登場する反BR法組織ワイルドセブンのメンバー)) -
岩村愛

キタノの娘・栞(キタノシオリ(次作でのBRの参加者))(声) - 前田愛

川田の恋人・慶子 - 美波

レポーター - 山村美智子

安城三尉 - 竜川剛

七原の父 - 谷口高史

林田先生 - 中井出健

バスガイド - 深浦加奈子

ビデオのお姉さん - 宮村優子

キタノ - ビートたけし

特別篇追加キャスト

幼い光子 - 利根川鈴華


中年の男 - 諏訪太郎

光子の母 - 片岡礼子

光子の友達 - 大田ななみ、野口綾奈

A組 担任 - 益田てつ

バスケットボール審判 - 横山一敏

A組バスケットボール選手

鬼頭穣 - 上条公太郎

沖山浩介 - 関克文

田中信一郎 - 松本清之


スタッフ

原作 -
高見広春

監督 - 深作欣二

脚本 - 深作健太

主題歌

オリジナル版 - Dragon Ash静かな日々の階段を[9]

『バトル・ロワイアル3D』版 - 土屋アンナ「CHECKMATE mash up ANTY the 紅乃壱, VOLTA MASTERS」[10]


エグゼクティブプロデューサー - 高野育郎

プロデューサー - 片岡公生、深作健太、小林千恵、鍋島壽夫

音楽 - 天野正道

撮影 - 柳島克己

照明 - 小野晃

美術 - 部谷京子

編集 - 阿部浩英

録音 - 安藤邦男

音響効果 - 柴崎憲治

監督補 - 原田徹

制服デザイン - BA-TSU

BRマークデザイン - 高場求

アクションコーディネーター - 諸鍛冶裕太

アクション指導 - ジャパンアクションクラブ

操演- 羽鳥博幸

ガンエフェクト - BIGSHOT(納富喜久男、小西剛、神尾悦郎)

兵士指導 - 越康広

コンピューターウイルス指導 - BEAMZ

ハッキング指導 - UNYUN

ボイストレーニング - 寺田はるひ

VFXスーパーバイザー - 大屋哲男道木伸隆

VFX - 日本映像クリエイティブマリンポスト、東映化学デジタルテック

MA - アオイスタジオ

現像 - 東映化学

スタジオ - 東映東京撮影所


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