一般的にバトルライフルが備える威力と長射程射撃における精度は、遠距離目標を射撃することを意図しているが、それを実現するための重量や長銃身は近接格闘において不便を生ずる。また、大抵のバトルライフルはフルロード弾の反動のため、これを抑える工夫がなされているにもかかわらず、フルオート射撃時の制御は極めて困難である[4]。そのため、ほとんどのバトルライフルはセミオート射撃を主として運用された[3]。一方、アサルトライフルではM16などの5.56x45mm NATO弾、95式自動歩槍の5.8x42mm弾、AK-47の7.62x39mm弾などの中間弾薬を使用するものが多く、フルオート射撃時の反動制御が比較的容易である。正確な射撃能力が求められるマークスマン・ライフルに分類されるライフルは、バトルライフルとアサルトライフルを射程と精度の目的別で運用する。
バトルライフルに含まれうる自動小銃であっても、概念自体が浸透していない国では口径や使用弾による区別が行われず、単に「アサルトライフル」や「自動小銃」に相当する分類に含まれることが多い[† 1]。
脚注
注釈^ 例えば、ロシア語でアサルトライフルに相当するアフタマートにはGOST規格内に明確な定義があるが、この中では口径や使用弾について言及されていない。ドイツ語のシュトゥルム・ゲヴェーアはドイツ連邦軍やオーストリア軍、スイス軍で用いられている分類だが、いずれの国も7.62mm口径小銃と5.56mm口径小銃を区別していない。
出典^ バトルライフルって何?アサルトライフルと何が違う?気になる違いを徹底解説!
^ “ ⇒A Brief History of Firearms”. NRA Museums. 2015年7月30日閲覧。
^ a b The Battle Rifle: Development and Use Since World War II. p. 1-2. https://books.google.co.jp/books?id=_a0zAwAAQBAJ&pg=PA1
^ Hogg, Ian, and Weeks, John Military Small Arms of the 20th Century 5th ed. DBI Books (1985)
関連項目
小銃
アサルトライフル
選抜射手(マークスマン・ライフル)
狙撃手
外部リンク
⇒Firearms Semantics: “Battle Rifle” and “Assault Rifle” - The Firearm Blog
⇒Is there a thing such as an Assault or Battle rifle? - Modern Firearms
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