第78回アカデミー賞撮影賞にノミネートされた。また、サターン賞で本作がファンタジー映画賞を受賞し、クリスチャン・ベールが主演男優賞を受賞、クリストファー・ノーラン、デヴィッド・S・ゴイヤーが脚本賞を受賞した(詳細は「第32回サターン賞」を参照)。
続編詳細は「バットマンの映画作品#クリストファー・ノーランの三部作『ダークナイト トリロジー』」を参照
本作を第1作目とする「ダークナイト トリロジー」の続編、『ダークナイト』が2008年に、『ダークナイト ライジング』が2012年に公開された。
トリビア
バットモービル「タンブラー」を気に入ったクリスチャン・ベールは監督に「撮影が終わったらマシンを購入したい」と言ったが「続編でも使うかもしれない」と断られた。クリスチャン・ベールはこの時に続編の構想があることを知った。
劇中ブルース・ウェインがホテルに乗りつける車は「ランボルギーニ・ムルシエラゴ」の「ロードスター」であり、「ムルシエラゴ」はスペイン語でコウモリの意味である。
主演のクリスチャン・ベールは『マシニスト』の撮影で非常に痩せており、体重を戻すため高カロリーなものを食べたが、今度は太りすぎてしまいバットスーツが入らなくなった。
バットマンの格闘シーンにはダークナイト・トリロジーを通して、新興武術の「Defence Lab(ディフェンスラボ)」が採用されている。
サウンドトラック盤に収録された12の曲名は全てコウモリの学名から取られている。トラック4?9の曲名は「Barbastella」、「Artibeus」、「Tadarida」、「Macrotus」、「Antrozous」、「Nycteris」となっていて、頭文字を並べると「BATMAN」になる。
ラーズ役の渡辺謙は洋画に出演する際、日本語吹き替えも兼任しているが、本作では自身の役の吹き替えを担当していない。
日本テレビ版の吹き替えでは、ブルースがバットマンに変身している時の声には普段の声とは違う声に変化した加工効果が加えられた。ソフト版の吹き替えには加工効果が加わっていなかったが『ダークナイト』と『ダークナイト ライジング』で加工効果が加わった。
脚注^ a b c “Batman Begins (2005)