バットマン_(テレビドラマ)
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シーズン13悪トリオのペンギン(バージェス・メレディス)、ジョーカー(シーザー・ロメロ)、リドラー(フランク・ゴーシンシーズン1とシーズン2にキャットウーマン役として登場したジュリー・ニューマー

ロレンツォ・センブル・ジュニアは、本作の主任脚本家として契約を締結し、パイロット版の脚本を書いた。本作に参加しているスタン・リー・ラルフ・ロス、スタンフォード・シャーマン、チャールズ・ホフマンという脚本家は、普段は奇妙なコメディものを書いているが、ロスの場合によってはドタバタ系にしたりや風刺にチェンジしたりすることもあった。当初は1時間枠として企画されていたが、ABCは初回放送日を1966年秋から同年1月に変更。ネットワークに使えそうな時間帯が夕方30分枠の2つしか無かったため、番組は前編・後編に分けて週に2回、水曜日と木曜日に30分ずつ放送された[10]。クリフハンガーは、本作の2話を結び付けた連続活劇を完成させた。

一部のABC系は、ABCが怪鳥人間バットマンの各エピソードに4分間のCMを入れたことに満足しておらず、他の系列会社によるとシリーズの放送を取りやめたこともあり、同局は追加の広告収入が必要だと言ったこともある。[11]

ジョーカーペンギン、ナゾラー(リドラー)、ミス・キャット(キャットウーマン)、アイスマン(ミスター・フリーズ)、マッドハッターといったコミック原作の悪役は全て本作に登場し、ほぼ原作通りに描かれていた。プロデューサーの話によれば、フランク・ゴーシンは子供時代からバットマンの大ファンで、リドラー役に選ばれて参加されたという。キャットウーマンは、シリーズ放送期間中に3人の美人女優が演じた。シーズン1とシーズン2ではジュリー・ニューマー、長編映画ではリー・メリーウェザー、シーズン3ではアーサー・キットが演じている。

この番組は非常に人気があり、「1960年代の中で超大人気テレビ番組」と考えられていたこともある。[12]
シーズン2

シーズン1の脚本担当で大活躍していたロレンツォ・センブルだが、シーズン2からは少しずつ控えるようになった。このシーズンでは、この期間で何をするかを決められなかったらしく、ドジャー、ハウィー・ホーウィッツ、残りのキャスト・スタッフも撮影準備で大忙しだったとみられる。

ゴーシンは、ウィリアム・モリス事務所の新エージェントを通じてナゾラー役を再演するために5000ドルを支払うようドジャーに頼んだ。ドジャーは、ゴーシンの強欲な要求を断り、ナゾラー役をジョン・アスティンに変更した。[13]
シーズン3シーズン3に登場するバーバラ・ゴードン/バットガール役のイヴォンヌ・クレイグ

シーズン3に入ると、視聴率は段々下がり、本作の将来が真っ暗な雲のように見えなくなって段々悲惨な状況になっていった。新しい視聴者を増加するため、ドジャーは女性キャラクターを導入する企画に出た。シーズン3の新キャラクターは、ゴードン警視総監の娘・バーバラことバットガールで、バットマンを連載しているコミックのDC編集者にこのキャラクター(1966年、ディテクティブ・コミックスでデビュー)の活躍をさらに増やすよう頼んだという。[14]バットガールをレギュラー・キャラクターとして紹介するようABCの幹部に説得するため、バットガール役のイヴォンヌ・クレイグとキラー・モス役のティム・ハーバートが登場する短編PVが製作された。[15]バットガールは、テレビ初のスーパーヒロインだった。
番組の打ち切り

第3シーズンの終盤近くで視聴率が大幅にダウンし、ABCはこの「怪鳥人間バットマン」を終了させた。NBCがシリーズを引き継ぐことに同意したが、もうその頃には数十万ドルもするバットマンセットが破壊されてしまっていた。NBCはセットを再構築することもなく、プロジェクトを白紙とした。[16]
バットモービルジョージ・バリス作 オリジナルTVシリーズのバットマンカー(バットモービル)

2013年1月19日のアリゾナ州スコッツデールで開催されたオークション会社「バレット・ジャクソン」で[17]、1960年代シリーズに登場したオリジナルのバットモービルが420万ドルで落札された。[18]
映像ソフト化

販売元は
ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント、ドルビー・デジタル対応。

テレビシリーズ


バットマン コレクターズBOX(Blu-ray)2014年11月12日発売

バットマン TV 1stシーズン(Blu-ray)2018年03月21日発売

バットマン TV 2ndシーズン(Blu-ray)2018年03月21日発売

バットマン TV 3rdシーズン(Blu-ray)2018年03月21日発売

バットマン TV 1st?3rdシーズン(Blu-ray)2018年03月21日発売
シーズン3は日本語字幕のみで、それ以外はフジテレビ版の吹替を収録している。予告編(ナレーションが5秒間で次回の放送に登場する敵を紹介するというもの)は恐らく本放送時の吹き替え版には無いと思われるが、本編の一部には音声素材の都合によって原語に切り替わることがある。なお、放送禁止用語(例えば「きちがい」等)はそのまま収録されている。アメリカでは2014年11月11日からDVDとブルーレイが発売されており、音声・字幕言語にはイタリア語、英語、ドイツ語、スペイン語(字幕のみ)、フランス語が対応。
映画シリーズ


バットマン オリジナル・ムービー(VHS版は1990年2月2日発売、DVD版は2003年12月19日発売、デジタル配信版は2016年6月22日発売、Blu-ray版は2016年8月3日発売)

脚注^ “Top 10 Comic to TV Adaptations”. IGN (2007年6月22日). 2010年8月15日閲覧。
^ “A History of Batman on TV”. IGN (2008年7月17日). 2011年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。


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