バットマン+ビギンズ
[Wikipedia|▼Menu]
ジョー・チルリチャード・ブレイク小形満木村雅史
ジョージ・フレデリックスジョン・ノーラン牛山茂秋元羊介
ミスター・ザーズ/ビクターザーズティモシー・ジョン・ブース
佐々木敏
伊井篤史
樫井笙人
木村雅史
大畑伸太郎
伊丸岡篤
飯島肇
小伏伸之
矢野裕子
寺田はるひ山像かおり
藤本譲
阪口周平
藤原美央子
幸田夏穂
小柳洋子
武虎根本泰彦
小幡あけみ
大滝寛
丸山詠二
田村聖子
石住昭彦
金子達
新垣樽助
最上嗣生
永田昌康
白石充
志村貴博
佐藤健輔
樋浦茜子
日本語版制作スタッフ
演出岩浪美和小山悟清水洋史
翻訳石田泰子(字幕)杉田朋子武満眞樹松崎広幸
プロデューサー尾谷アイコ
小出春美
ワーナー・ホーム・ビデオ笠原陽介
(日本テレビ)中島良明
松永紀見子
(フジテレビ)
制作東北新社
ワーナー・ホーム・ビデオHALF H・P STUDIO
担当:別府憲治東北新社
初回放送2007年10月5日
金曜ロードショー
21:03-23:242008年8月8日
金曜プレステージ
19:57-22:09

テクノロジー
バットスーツ
アメリカ陸軍用に開発された1着30万ドルの精鋭部隊用のサバイバルスーツ、予算が掛かり過ぎるという事で試作品の段階で倉庫に伏せられていた。それをベースに、電磁波に触れることで分子編成で変形する形状記憶繊維生地のマント、複数のペーパーカンパニーを使い大量製造したマスク、無線機を収納する為に耳をとがらせたヘルメットをブルースとアルフレッドが加工、塗装してバットスーツは製作された。スーツは1層目は温度調整器、2層目は2重織りケブラーを腰、脹ら脛、腿、腕、背中に内蔵しており、あらゆる環境で着る事ができる。ボディアーマーには防弾効果と防刃効果がある。表面は黒のラテックスを塗装しており、暗視ゴーグルの発見を避けることができる。グローブには影の同盟の修行で覚えた体術を活かすために、両腕の手甲部分に各三枚の刃が備えられている。形状記憶繊維生地のマントは右手のグローブにある集積回路から電流を流すことで記憶した蝙蝠の翼のような形状になり、ハンググライダーのように滑空できる。マスクはスーツの首と肩に固定される。1万個を製造したが、強度に問題があるため再製造された。右耳にあるマイクロフォンで一定距離の会話を盗聴できる。
トランスポンダー
高周波トランスポンダー。ブーツの踵に収納されており、取り外しできる。蝙蝠の巣から蝙蝠を呼び寄せる。他にも低周波で周囲の人間に頭痛を引き起こすことができる。
バットラング
蝙蝠の形をした手裏剣。ブルースが洞窟から削って作っている。
グラップル・ガン
ワイヤーの付いたアンカーを射出して巻き取る銃。高所への移動に使用する。
小型爆弾
ピンボール程度の大きさの爆弾。コンクリート製の壁程度なら簡単に破壊する。
ユーティリティ・ベルト
腰に装備するベルト。様々な装備品を収納する。中央のバックルはグラップル・ガンのワイヤーを固定する役割を担う。
バットモービル(タンブラー)
軍隊の工兵部隊が戦地で河川などに橋を架ける為に試作された特殊装甲車両。橋を架ける際は車体後部のロケットエンジン推力で河川を飛び越える。軍に納入は至らずウェイン産業の応用科学部倉庫に保管されていた。本来は茶と黄土色を基調とした迷彩塗装だったが、ブルースがフォックスに依頼し黒く塗り直した。ロケットエンジンにより時速120kmまで加速する。武装は地面にまく小型爆弾、自動砲2門を搭載している。タイヤを含め防弾処理を施してある。
評価
興行収入

約3億7,200万ドルの興行収入をあげ、2005年の全世界興行収入ランキングで9位につけた[9]
批評家の反応

本作は批評家から好評を得ており、映画批評サイトのRotten Tomatoesは、269件のレビューに基づいて84%の支持率を示し、評価の平均点は10点満点中7.7点である。また批評家の総意は本作について「不気味で暗いが、エキサイティングでスマートであり、『バットマン ビギンズ』は最高のスーパーヒーロー達の本質を理解している映画である」としている[10]

Metacriticには41件のレビューがあり、加重平均値は70/100となっている[11]

著名な批評家のロジャー・イーバートは、4つ星満点中最高の4つ星をつけた。また「バットマン・ビギンズは、ついにバットマンの伝説の暗くて厄介な深みに浸透し、スーパー・ヒーローを創造した」「この映画は単にコミックを起源とするストーリーの伝統の中で、バットマンの始まりを提供するだけではなく、ブルース・ウェインが親のいない幼年期から友のいない大人へと変化するまでの苦しい道のりを模索している」と評しており、「これこそ私が待ち望んでいたバットマン映画だ。もっと正確にいうならば、これを待ち望んでいたということに私は気づいていなかった」と絶賛している[12]
受賞とノミネート

第78回アカデミー賞撮影賞にノミネートされた。また、サターン賞で本作がファンタジー映画賞を受賞し、クリスチャン・ベールが主演男優賞を受賞、クリストファー・ノーランデヴィッド・S・ゴイヤーが脚本賞を受賞した(詳細は「第32回サターン賞」を参照)。
続編詳細は「バットマンの映画作品#クリストファー・ノーランの三部作『ダークナイト トリロジー』」を参照

本作を第1作目とする「ダークナイト トリロジー」の続編、『ダークナイト』が2008年に、『ダークナイト ライジング』が2012年に公開された。
トリビア

バットモービル「タンブラー」を気に入ったクリスチャン・ベールは監督に「撮影が終わったらマシンを購入したい」と言ったが「続編でも使うかもしれない」と断られた。クリスチャン・ベールはこの時に続編の構想があることを知った。

劇中ブルース・ウェインがホテルに乗りつける車は「
ランボルギーニ・ムルシエラゴ」の「ロードスター」であり、「ムルシエラゴ」はスペイン語でコウモリの意味である。

主演のクリスチャン・ベールは『マシニスト』の撮影で非常に痩せており、体重を戻すため高カロリーなものを食べたが、今度は太りすぎてしまいバットスーツが入らなくなった。

バットマンの格闘シーンにはダークナイト・トリロジーを通して、新興武術の「Defence Lab(ディフェンスラボ)」が採用されている。

サウンドトラック盤に収録された12の曲名は全てコウモリの学名から取られている。トラック4?9の曲名は「Barbastella」、「Artibeus」、「Tadarida」、「Macrotus」、「Antrozous」、「Nycteris」となっていて、頭文字を並べると「BATMAN」になる。

ラーズ役の渡辺謙は洋画に出演する際、日本語吹き替えも兼任しているが、本作では自身の役の吹き替えを担当していない。

日本テレビ版の吹き替えでは、ブルースがバットマンに変身している時の声には普段の声とは違う声に変化した加工効果が加えられた。ソフト版の吹き替えには加工効果が加わっていなかったが『ダークナイト』と『ダークナイト ライジング』で加工効果が加わった。

脚注^ a b c “Batman Begins (2005)”. Box Office Mojo. 2009年11月6日閲覧。
^ 「日経エンタテイメント!」2012年4月号(No.181)。
^ .mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}DiDio, Dan, Goyer, David S., Levitz, Paul, Nolan, Christopher, Schreck, Bob (2006). Genesis of the Bat (Batman Begins DVD featurette).


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:91 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef