2013年10月22日、サン・ペトロ・クリケットクラブが教皇庁文化評議会の後援のもと発足した。これは、世界の多くの国(105か国)で楽しまれているスポーツであるクリケットを通じて、異なる文化や宗教との対話を強化する事を目的としており、その対象には、英国国教会、イスラム教、ヒンドゥー教、シク教、仏教などが含まれる[35][36]。 新聞として「オッセルヴァトーレ・ロマーノ」紙がある。これは教皇庁の公式紙であり、イタリア語版が日刊で、英語版、スペイン語版、フランス語版、ドイツ語版、ポルトガル語版が週刊で、ポーランド語版が月刊で発行されている。さらに国営放送といえるバチカン放送や、公式ウェブサイト、ツイッターアカウント(後述)がある。 バチカンのニュースサービスが、それぞれ専用アカウントを保持している。 2012年12月4日、ベネディクト16世が自身のTwitterアカウント「@Pontifex」を開設したが、2013年2月28日の教皇の退位と同時に閉鎖されることになった。しかし実態としてはツイート全削除(別途アーカイブは残される)の上でユーザー情報の書き換えが行われたのみで、アカウント自体は存置され、使徒座空位を表わす「傘と天国の鍵の紋章」と「Sede Vacante」の表示のある状態となった。 2013年3月13日に、コンクラーヴェでフランシスコが新教皇に就任すると、「三重冠と天国の鍵の紋章」に戻り「我らフランキスクス(フランシスコ)を得たり」("Habemus Papam Franciscum") とのラテン語のツイートがなされ[37][38]、その後フランシスコが使用することとしたためリニューアルされた。すなわち、「@Pontifex」のアカウントは「教皇専用」であるのみで、代が変わっても同一アカウントをそのまま用い続けることが示された。「@Pontifex」を使うかどうかは、教皇の意向次第となる。
バチカンが舞台の作品詳細は「Category:バチカンを舞台とした作品」を参照
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脚注[脚注の使い方]
注釈^ イタリア語が常用される。
^ 1999年以前の通貨はイタリア・リラ、バチカン・リラ。
^ バチカンのユーロ硬貨も参照。
^ ただし、バチカンは国際連合に加盟していないため、国際連合加盟国に限る場合はモナコが国土最小国に該当する。
出典^ 日本国外務省・バチカン(Vatican)基礎データ
^ ⇒イタリア政府観光局(ENIT)公式サイト「ヴァティカン市国」
^ バチカン市国基本法第一条
^ “バチカンが釈明、ワクチン接種拒否への解雇法令に批判集まる
^ 徳安茂『なぜローマ法王は世界を動かせるのか』PHP研究所、第1版第1刷、2017年3月1日。28-29頁。ISBN 978-4-569-83268-5。
^ a b バチカン 基礎データ