バグダード
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注釈^ 中世ヨーロッパでは長いあいだバグダードは王都バビロンと同一であると誤認されていたが、イスラーム以前のバグダードは定期市がひらかれる一集落にすぎなかった。
^ 「羊の家」をあらわすアラム語語源であるという異説もあって、一定しない。
^ 初代のサッファーフは、いわゆる「アッバース革命」の成功によりクーファで即位した。サッファーフは、クーファから北方のハーシミーヤ、さらにはバグダード西方のアンバールに都を遷した。第2代カリフのマンスールはサッファーフの兄にあたり、いったんはハーシミーヤに復都したものの、その地は、マラリアを媒介するが多く、また、多数のシーア派住民が住むクーファに近く政情不安が懸念されたので新都の建設が求められた。
^ 円城都市にはメディア王国の首都エクバタナ(現在のハマダーン)やサーサーン朝の都市グール(現在のフィールザーバード)など古代オリエント以来の伝統がある
^ アラブ大遠征以降、軍団内でのアラビア半島出身者のアラブ人兵士の重要性が減じ、かわってホラーサーン地方出身者の軍人やその他の側近軍団、9世紀以降はトルコ系の奴隷軍人(マムルーク)が軍の主力をになうようになった。
^ 舟橋はのちに上流と下流にも1つずつつくられた。これは、河中に杭を立てて舟をつなぎあわせ、その上に板を敷いてつくられていた。
^ 「マディーナ・アッ=サラーム(平安の都)」はマンスールによる命名。天国を意味する「ダール・アッ=サラーム(平安の館)」が意識されたものといわれるが、実際には従来よりの呼称バグダードが多用された。なお、中国では代以降「白達」と表記され、イタリア語ではバルダッコ(Baldacco)の名で知られた。
^ 『千夜一夜物語』は単にお伽噺のみならず、史実にもとづいた物語を数多く含んでいるとみられている。しかし、後世換骨奪胎してつくられた話やハールーンに仮託された話も多く、その場合はハールーンを主人公とし、バグダードを舞台としておりながらも実際の細部の地理などについては不正確なことも多い。
^ 好色な場面はハールーンが登場人物となることが多いところからバグダード起源の説話が多く、悪漢の登場する説話はカイロ起源のものが多いと考えられている。
^ イスラーム商人の活動領域はきわめて広大であり、北はロシアスカンジナビア半島、南はインド洋やアフリカ大陸東岸、東は南シナ海沿岸、西は大西洋沿岸にすらおよんでいた。前嶋(1955)p.86
^ サンスクリットの動物寓話『パンチャタントラ』は、マンスールの書記に抜擢されたイブン・アルムカッファーによってペルシア語訳から『カリーラとディムナ』としてアラビア語に訳された。13世紀にはそのヘブライ語訳からラテン語、さらに独仏英の諸語に、アラビア語からは直接ギリシア語・スペイン語に訳された。
^ 「創造されたコーラン」説を唱え、アッバース朝下の諸民族の特徴を描写した文でも知られる、9世紀アラブの文人ジャーヒズもバグダードで活躍した人物である。
^ 詩人でもあったマアムーンは翻訳者に訳した本と同じ重さの黄金をあたえたという。
^ アッバース朝の22代カリフ、ムスタクフィー(944年 - 946年)はアフマドをアミール・アルウマラー(最高のアミール職)に任じてムイッズ・アッダウラ(王権を強化する者)という称号をあたえるとともに、軍事・行政および財政に関する全権限をアフマドに移譲した。
^ こののち、「スルタン」はスンナ派イスラーム国家の君主号として定着して広く用いられる。
^ ニザーミーヤ学院は、バグダードのみならずニーシャープールイスファハーンレイにも建てられた。この学院がイスラーム世界のマドラサ教育の先がけとなった。
^ ハーシム家のイラク王国は、サウード家サウジアラビアとは対立した。
^ 1988年に停戦が実現し、1990年イラン側の和平条件を全面的に受け入れることを表明した。
^ しかし、「大量破壊兵器」なるものが存在しなかったことはアメリカ合衆国連邦議会によってのちに証明された。
^ 「月平均降雨日数」とは、日降水量0.25mm以上の月平均日数を指している。
^ フレグの七男テグデルはムスタンスィリーヤ学院への寄進をおこなっている。
^ 正統カリフ時代第4代カリフのアリー(預言者ムハンマド従弟女婿、シーア派の初代イマーム)は、現バグダード市南部のカルフにあったモスクで暗殺されたと伝承される。バグダードの南160キロメートルのナジャフにはアリーの墓廟があり、ナジャフとバグダードのおよそ中間に位置するカルバラーもシーア派の聖地となっている。
^ アジアカップウィナーズカップ1999-2000準優勝ティーム。決勝戦では日本清水エスパルスに敗れた。

出典^ 『データブック・オブ・ザ・ワールド 2009年版』p.50
^ “Cambridge Dictionary - Baghdad”. 2023年11月3日閲覧。
^ a b c d 『日本大百科全書』(2004)原隆一執筆分
^ Hoornweg, Daniel; Pope, Kevin (January 2014). ⇒“Population predictions of the 101 largest cities in the 21st century”. Global Cities Institute (Working Paper No. 4). ⇒http://media.wix.com/ugd/672989_62cfa13ec4ba47788f78ad660489a2fa.pdf
^ a b c d e f 末尾(1975)p.468
^ a b c d e f g h i j k l m 『ブリタニカ国際大百科事典』(1974)pp.158-159「バグダード」(糸賀昌昭訳)
^ a b c d e f g h i 佐藤(1988)pp.437-438

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