日本では、689年には持統天皇によって雙六(盤双六)賭博禁止令が出されたとの記述が日本書紀に存在し[55]、以後頻繁に時の政権によって賭博禁止令は出されていた。『古事記』にも、秋山之下氷壮夫(あきやまのしたひおとこ)が、春山之霞壮夫(はるやまのかすみおとこ)に伊豆志八前大神(兵庫県豊岡市出石)の娘の伊豆志袁登売神(いずしおとめのかみ)との結婚の成否で賭けを申込み、兄弟の母神が賭けを申し出た秋山命を懲らしめる話がある。賭博禁止は明治政府もこれを継続した。1884年(明治17年)1月4日、賭博犯処分規則が定められた(太政官布告)。第二次世界大戦後には相次いで公営ギャンブルが認可され、隆盛を迎えた。一方でこれまで私的に行われていた伝統的な賭博は衰退し、私的賭博でもパチンコや麻雀といった新たなゲームが主流となった[56]。 賭博、とくにサイコロ賭博の勝敗に関する考察は、どのような目がどのくらいの率で出てくるか、すなわち確率という考え方につながっていった。16世紀半ばにはイタリアのジェロラモ・カルダーノがサイコロの出目に関して初歩的な確率の計算を行い、17世紀にはサイコロ賭博に関する相談を受けたブレーズ・パスカルがピエール・ド・フェルマーと往復書簡を交わし、この中で理論としての確率論が誕生した[57]。 ギャンブルをテーマにした映画。アクション映画の一種として扱われることがある。 ギャンブルをテーマにした漫画。福本伸行がギャンブル漫画の第一人者とされる。バトル・アクションの要素が取り込まれることがある。body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper{margin-top:0.3em}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ul,body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ol{margin-top:0}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper--small-font{font-size:90%}
その他
関連作品
映画詳細は「ギャンブル映画」を参照
『麻雀放浪記』、阿佐田哲也、東映、1984年10月10日
『Mr.Boo!ギャンブル大将』、嘉禾電影有限公司、1979年12月15日
テレビドラマ
『必殺必中仕事屋稼業』、朝日放送・松竹、1975年1月4日 - 3月29日
書籍
小説
『賭博者』、フョードル・ドストエフスキー、1866年
ライトノベル
『バクト!』、海冬レイジ、富士見ミステリー文庫、2005年 - 2006年
『ノーゲーム・ノーライフ』、榎宮祐、MF文庫J、2012年 - 、漫画・アニメ作品あり
『ギャンブルビート 博打代行
『賭博師は祈らない』、周藤蓮、電撃文庫、2017年 ‐ 2019年
漫画
『ぎゅわんぶらあ自己中心派』片山まさゆき、ゲーム作品あり
『100万$キッド』石垣ゆうき(原案協力・宮崎まさる)
『まあじゃんほうろうき』(西原理恵子)
『賭博黙示録カイジ』福本伸行、アニメ・映画・舞台作品あり
『賭博覇王伝 零』福本伸行、ドラマ作品あり
『銀と金』福本伸行、ドラマ作品あり
『哲也-雀聖と呼ばれた男』さいふうめい・星野泰視、アニメ作品あり
『賭博師 梟』さいふうめい・星野泰視
『ライアーゲーム』甲斐谷忍、ドラマ・映画作品あり
『ONE OUTS』甲斐谷忍、アニメ作品あり
『嘘喰い』迫稔雄、アニメ作品あり
『ギャンブルフィッシュ』青山広美・山根和俊
『ギャンブルッ!』鹿賀ミツル
『ジャンケット』赤木太陽・紅林直
『賭専』東山道彦・能田茂
『高校生ギャンブル血風録!! バクト』志名坂高次
『ラッキーセブンスター』橘賢一
『世紀末博狼伝サガ』宮下あきら
『玄人のひとりごと』中島徹
『天啓のアリマリア』作元健司・伊十楽
『ギャンブルレーサー』田中誠
『ACMA:GAME』メーブ・恵広史
『賭ケグルイ』河本ほむら・尚村透、ドラマ・映画・アニメ作品あり
アニメ
『Rio RainbowGate!』、TOKYO MX、2011年1月 - 3月
ミュージカル
『ガイズ&ドールズ』、デイモン・ラニアン、ブロードウェイ、1950年
脚注[脚注の使い方]
注釈^ サイコロを投げてその目の出方に掛ける競技であるが、サイコロを投げる役であるシューターがプレイヤーに回り、シューターも他の役と同様に掛けることが出来るため、賭事と博戯が混在している。
^ 投資商品の中でも、当たれば巨額の利益が得られるが、相場の値下がりなどによる投資額の損失リスクが高いもの。
^ この場合の引換券は「ゲームカード」と言われ、当てれば粗品がもらえるカードの意。
出典^ a b 広辞苑第六版「賭博」
^ https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2004/00008/contents/511.htm
^ 「賭博1」(ものと人間の文化史40-1)p64-66 増川宏一 法政大学出版局 1980年6月20日初版第1刷
^ 「賭博1」(ものと人間の文化史40-1)p45 増川宏一 法政大学出版局 1980年6月20日初版第1刷
^ 「カジノ産業の本質 社会経済的コストと可能性の分析」p94 ダグラス・M・ウォーカー 佐々木一彰・仁木一彦監訳 山田美明・田畑あや子・岡本由香子訳 日経BP社 2015年6月15日第1版第1刷発行
^ https://wakailaw.com/keiji/8061
^ https://financial-field.com/living/entry-22874
^ https://note.com/growwill/n/nc1f725fd9c2e
^ a b c d “賭博罪で弁護士をお探しの方へ|成立要件と刑罰を解説|アトム弁護士相談” (2022年2月25日). 2024年5月8日閲覧。
^ 「カジノ産業の本質 社会経済的コストと可能性の分析」p238-245 ダグラス・M・ウォーカー 佐々木一彰・仁木一彦監訳 山田美明・田畑あや子・岡本由香子訳 日経BP社 2015年6月15日第1版第1刷発行
^ 「本物のカジノへ行こう!」p53 松井政就 文藝春秋 2016年3月20日第1刷