一方、主人公が女性の物語であるハーレム設定では、自分がいくら多くの男性から求愛されたとしても同性の友人がいない、あるいは嫌われているという状況設定は女性誌上などで理想とされる広義の「モテ」に該当しなくなるため、主人公以外は同性の存在しない環境設定の物語が好まれる[12]。
主な作品詳細は「ハーレムものの作品一覧」を参照
ハーレム
天地無用![13]
ラブひな[13]
To LOVEる -とらぶる-[14]
セキレイ (漫画)[14]
エルフェンリート[15]
杏花天[16]
ごくせん(原作)[2]
花ざかりの君たちへ[2]
IS 〈インフィニット・ストラトス〉[2]
ちりとてちん[2]
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 「空虚な中心」とは、もともとはフランスの批評家のロラン・バルトが「皇居を中心とした東京」をさして述べた言葉である[10]。
出典^ 榎本秋 『ライトノベル文学論』 NTT出版、2008年、145-146頁。ISBN 978-4757141995。ケータイ小説の中でも特に妄想の度が強い作品。
^ a b c d e 杉浦由美子 『ケータイ小説のリアル』 中央公論新社、2008年、183-184頁。ISBN 978-4121502797。
^ 杉浦由美子 『オタク女子研究 腐女子思想大系』 原書房、2006年、82頁。ISBN 978-4562039920。
^ 小森健太朗 「〈セカイ系〉作品の進化と頽落――「最終兵器彼女」、『灼眼のシャナ』、「エルフェンリート」」『社会は存在しない――セカイ系文化論』 南雲堂、2009年、147-149頁・157頁。ISBN 978-4523264842。
^ 斎藤環 『関係する女 所有する男』 講談社、2009年、185-186頁。ISBN 978-4062880084。
^ 「〈セカイ系〉作品の進化と頽落――「最終兵器彼女」、『灼眼のシャナ』、「エルフェンリート」」『社会は存在しない――セカイ系文化論』158頁。
^ 「最近アニメ化が多い気がする「なろう系異世界転移作品」の魅力って? 各作品で見られる“お約束”からそのおもしろさを考えてみた」『ニコニコニュースORIGINAL』ドワンゴ、2019年7月5日。2020年9月20日閲覧。
^ 「台頭する「なろう」系小説」『ニュースイッチ』日刊工業新聞社、2016年1月1日。2020年9月20日閲覧。
^ 「なぜ今,努力しないで成功する物語がはやるのか?――引きこもりのプロブロガー・海燕氏がゲストの「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」第17回」『4Gamer.net』Aetas、2014年5月10日。2020年9月20日閲覧。
^ ロラン・バルト著、宗左近訳『表徴の帝国』筑摩書房、1996年、54頁。ISBN 978-4480083074。
^ 長谷川壌 「セカイ系ライトノベルにおける恋愛構造論」『社会は存在しない――セカイ系文化論』 171頁。
^ 『ケータイ小説のリアル』184-186頁。
^ a b 「〈セカイ系〉作品の進化と頽落――「最終兵器彼女」、『灼眼のシャナ』、「エルフェンリート」」『社会は存在しない――セカイ系文化論』149頁。
^ a b 「〈セカイ系〉作品の進化と頽落――「最終兵器彼女」、『灼眼のシャナ』、「エルフェンリート」」『社会は存在しない――セカイ系文化論』157頁。
^ 「〈セカイ系〉作品の進化と頽落――「最終兵器彼女」、『灼眼のシャナ』、「エルフェンリート」」『社会は存在しない――セカイ系文化論』163頁。
^ 『好色の勧め 「杏花天」の話』 文藝春秋 ISBN 978-4-16726104-7
関連項目
ハレム
ハーレムエンド
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