ハーパーコリンズ
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著作権法 (アメリカ合衆国)#法改正の歴史」も参照

1962年にはRowと合併してHarper & Rowが誕生し、1987年に同社はニューズ・コーポレーションによって買収された。
合併後

コリンズとハーパーが1990年に合併してハーパーコリンズとなった。

collins はインプリントの名称として残っており、主に野生動物博物学の本(New Naturalist シリーズなど)やフィールドガイド、英語と他の言語の翻訳のための辞典を出版している(現代英語の語彙を集めた Bank of English というコーパスに基づいている)。

1999年、ニューズ・コーポレーションは William Morrow & Company と Avon Books で構成される Hearst Book Group を買収した。

2007年、ハーパーコリンズは Stranger Than... という示唆に富んだノンフィクションシリーズを出版した(『ワイルド・スワン』、『アンジェラの灰』など)。

2014年5月、ニューズ・コーポレーションがハーレクインを買収、ハーパーコリンズの一部門となる[7]

2015年7月、ハーレクインの日本法人である株式会社ハーレクインが株式会社ハーパーコリンズ・ジャパンに社名変更し、ハーパーコリンズから出版された小説も同社から出版される予定[8]
HarperCollins Children's Books

ハーパーの児童書部門を1940年から1973年まで指揮した伝説的編集者アーシュラ・ノードストロームは、『おやすみなさい、おつきさま』、『かいじゅうたちのいるところ』、『おおきな木』、『シャーロットのおくりもの』、ビバリー・クリアリーのラモーナシリーズ、『はろるどとむらさきのくれよん』といった作品を世に送り出した[9]。1998年、ノードストロームの書簡集 Dear Genius: The Letters of Ursula Nordstrom が Charlotte Zolotow の編集により出版された(イラストはモーリス・センダック)。Zolotow はノードストロームの速記者として仕事を始め、ノードストロームの養女となり、80冊以上の本を書き、ノードストロームの The Secret Language やポール・フライシュマンの作品など数百冊の本を編集した。Zolotow はハーパーコリンズの児童書部門の責任者となり、後に同社初の女性副社長となった。
HarperStudio

2008年にハーパーコリンズが新設した HarperStudio は「実験的な部門で……従来からの著者との利益配分方式を排除する。これまでの利益配分方式は出版社にとっても著者にとっても有益なものとは言えなかった。HarperStudioが採用する方式は、前払い金をごく小額または廃止し、利益の50%を著者に提供するものである(従来は一般に15%だった)」この部門を指揮するのは Robert S. Miller で、ウォルト・ディズニー・カンパニーの成人向け書籍出版部門 Hyperion の創設者である[10]
Webの活用

書籍の拡販とオンライン販売も視野に入れて、ハーパーコリンズは同社のウェブサイトで購入前に書籍の一部を閲覧できる機能を提供している[11][12]。このような手法をとっている出版社は、オンライン書籍がNapsterのような方式で利用されるのではないかという懸念を持っている[13]。さらに書籍の抜書きは携帯電話からも閲覧可能となっている[14]
著名な作家や作品
HarperCollins


ジョージ・マイケルの自伝を2008年に出版。「イギリス出版史上最大の出版契約」と評されていた。

エアロスミスのボーカルであるスティーヴン・タイラーの自伝を2008年後半に出版した[15]

HarperCollins Children's Books


レモニー・スニケットの『世にも不幸なできごと

ニール・ゲイマン

ジェイミー・リー・カーティス

Ecco


Edith Grossman の新訳による『ドン・キホーテ』を2003年出版した。

インプリント

ハーパーコリンズには30以上のインプリントがあり、その多くはアメリカ合衆国を本拠地としている[16]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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