ハーバード大学
Harvard University
ラテン語: Universitas Harvardiana
モットーVeritas
モットー (英語)Truth
種別私立、研究大学
設立年1636年 (1636)
資金約370億ドル
学長
ハーバード大学(ハーバードだいがく、英語: Harvard University、略称HU)は、マサチューセッツ州ボストン近郊のケンブリッジに本部を置くアメリカ合衆国の私立大学。
イギリス植民地時代にマサチューセッツ湾植民地政府が1636年に設置したアメリカ最古の大学で、学部・大学院ともに各種ランキングで常に上位に位置する名門校としてアイビー・リーグの一角を占める。校名は創設初期の献金者だったジョン・ハーバードの名前にちなむ[1]。
2023年時点で在籍中の学部生・大学院生の数は2万5000人超、教員数約2万人に達する[2]。また大学が行ってきた投資と寄付による大学基金の残高は、507億ドル(約7兆8000億円)と全米最大である[3][4]。
卒業生は政財界から学術分野まで幅広い分野に広がっており、2018年時点で8人のアメリカ合衆国大統領[5]、160人のノーベル賞受賞者(世界1位)・14人のチューリング賞受賞者・48人のピューリッツァー賞受賞者が出ているほか、32人の元留学生が母国で国家元首となっている[6]。また2017年に億万長者(資産10億ドル)となった卒業生の数188人も、全米の大学で最多である[7]。
2024年時点の学部合格率は3.6%と全米最難関のグループで[8]、1年間の学費(教材費・生活費など含まず)は約5万9000ドル(約920万円)と発表されている[9]。
2024年5月現在、同大学経済学部教授であるアラン・ガーバーが暫定学長に就いている[10]。 イギリス植民地時代の1636年9月18日に招集されたマサチューセッツ湾植民地の議会で「学校またはカレッジ」新設のために資金を支出することが議決されたため[11]、これが創立年とみなされている。創立時は男子校で、1650年には法人化された。 当初はピューリタンの聖職者を育成する機関として意図されており、設立当初の目的は「社会と教会の指導者を育成する」となっており、教育標語はヨハネ福音書17章3節から取った「神とその子キリストを知る」だった。現在でも神学校があり、卒業式にはプロテスタント関係者が参加するなどの関係がある。また、キャンパス内にあるメモリアル教会でも宗教関連の行事が開かれる[要出典]。 ハーバードは拡大とともに一般教育機関として成長し、新しい科目や、自由な教育方針が導入されるようになった[1]。とくに18世紀初頭にジョン・レバレット(John Leverett)が学長に就いたのちこの傾向が加速し、学内の施設が大幅に拡充されるとともに、入学者数も急増していった[1]。 1782年の医学部設立とともにカレッジからユニバーシティ (University) となる[12]。1817年にはハーバード・ロー・スクールが設立された[13]。 1879年に創立されたラドクリフ女子大学とは長く提携関係にあったが、1970年代にいたって施設と教員を共有する連携カレッジ制度が創設され、ラドクリフのすべての学位がハーバードから授与されるようになった。1999年にラドクリフが正式にハーバードと合併し、男女共学の学部機関となっている[1]。
歴史・校風