近年ハンブルクは産業構造改革の一環として技術集約産業の誘致に熱心で、多くの多国籍企業が拠点をおいている。エアバス社が専用滑走路をもつドイツ最大の工場を置いている他、ハンブルク空港にはルフトハンザ・テクニック社がある。また、モンブランや日本名ニベア花王で知られるバイヤースドルフの本拠地でもある。 ハンブルク空港は、年間1730万人(2017年)の利用者を抱える国際空港で、ドイツでは5番目の規模である。ドイツの各都市をはじめ、ロンドン、パルマ・デ・マヨルカ、ウィーン、アンタルヤ、モナスティルなど欧州・地中海沿岸の各主要都市および行楽地への便が就航する。 中心部から10 kmほど離れた市内北部のフースビュッテル(Fuhlsbuttel)地区に位置し、中央駅とはSバーン(S1線)で結ばれている。 ハンブルクは北ドイツの鉄道ハブであるだけでなく、デンマークやスウェーデンなど、北欧へのゲートウェイとしても機能している。長距離列車(ICE・IC)が停車するドイツ鉄道(DB)の駅は以下の5つである。 ドイツ最大、ヨーロッパではパリ北駅に次いで第2位の乗降客数を誇るターミナル駅。ドイツの幹線であるベルリン-ハンブルク線やハノーファー-ハンブルク線の終点。市内中心部に位置し、西には市庁舎
交通ハンブルク中央駅ハンブルク地下鉄
空港
鉄道
長距離・地域間輸送
ハンブルク中央駅
市内中心部にほど近いアイムスビュッテル地区に位置する。ハンブルク・メッセやハンブルク大学の最寄り駅で、東に市内随一の公園「プランテン・ウン・ブローメン」、西にアルスター湖を望む。
ハンブルク=アルトナ駅
西部の郊外地区アルトナに位置する頭端式の駅。中央駅ではなく当駅を終着駅とする列車も多い。
ハンブルク=ハールブルク駅
南部の郊外地区ハールブルクに位置する。ブレーメンやクックスハーフェン方面からハンブルクへの玄関口となる。
ハンブルク=ベルゲドルフ駅
東部の郊外地区ベルゲドルフに位置する。ベルリン、チェコ、バルト海方面からハンブルクへの玄関口となる。 上記の5駅および中心市街地のユンクフェルンシュティーク駅
都市内輸送
ハンブルク都市圏内の鉄道、バス、船舶を含むあらゆる公共交通機関は、ハンブルク交通局(HVV)によって組織・管理されており、HVVはこの種の組織としては世界初である[28]。
路面電車は1866年に開通したが、1978年に廃止された[29]。 ハンブルク港はドイツ最大規模の港湾施設を備えている。 欧州屈指の歓楽街を持つ。市の中央にアルスター湖があり、観光客も多い。観光では、最近はエリカ街道
港湾
観光
名所・旧跡
アーレンスブルク城
ベルゲドルフ城
ラインベック城
旧商工組合福祉住宅
ハインリヒ・ヘルツ塔
聖ミヒャエル教会(通称「ミヒェル」後期バロック様式)
聖ヤコビ教会
聖ペトリ教会
ハンブルク市庁舎(英語版、ドイツ語版)
表現主義様式の建築群
ハンブルク港