2020年、イギリスのシンクタンクによりハンブルクは世界29位の金融センターとして評価された。これはドイツ国内でフランクフルトに次ぐ[26]。 近年ハンブルクは産業構造改革の一環として技術集約産業の誘致に熱心で、多くの多国籍企業が拠点をおいている。エアバス社が専用滑走路をもつドイツ最大の工場を置いている他、ハンブルク空港にはルフトハンザ・テクニック社がある。また、モンブランや日本名ニベア花王で知られるバイヤースドルフの本拠地でもある。 ハンブルク空港は、年間1730万人(2017年)の利用者を抱える国際空港で、ドイツでは5番目の規模である。ドイツの各都市をはじめ、ロンドン、パルマ・デ・マヨルカ、ウィーン、アンタルヤ、モナスティルなど欧州・地中海沿岸の各主要都市および行楽地への便が就航する。 中心部から10 kmほど離れた市内北部のフースビュッテル(Fuhlsbuttel)地区に位置し、中央駅とはSバーン(S1線)で結ばれている。 長距離・地域間輸送 ハンブルクは北ドイツの鉄道ハブである。長距離列車が停車するドイツ鉄道(DB)の駅は全部で4つあり、ドイツ語圏の各都市と結ばれているほか、デンマークやストックホルムなど北欧行きの国際列車のターミナルとしても機能している。
1999年、ハンブルク証券取引所がハノーファー・ニーダーザクセン取引所と合併した[27]。
2000年、ハンブルク空港にアヴィ・アライアンスが参入した(49%)。
拠点を置く企業
交通ハンブルク中央駅ハンブルク地下鉄
空港
鉄道
ハンブルク中央駅
ドイツで最大、ヨーロッパではパリ北駅に次ぐ2番目の乗降客数を誇るターミナル駅。幹線であるベルリン-ハンブルク線やハノーファー-ハンブルク線の終点である。
ハンブルク=ダムトーア駅
中央駅とアルトナ駅の間、アルスター湖
ハンブルク=アルトナ駅
市内西部のアルトナ地区に位置する頭端式の駅。中央駅ではなく当駅を行き先とする列車も多い。
ハンブルク=ハールブルク駅
市内南部のハールブルク地区
都市内輸送
他の主要都市同様、Sバーン(都市高速鉄道システム)とUバーン(地下鉄)が整備されており、ハンブルク市内および近郊地域を結んでいる。ハンブルクSバーンは4系統で144km、ハンブルクUバーンは4系統で106 kmの路線網を展開しており、さらに現在、S4、S6、U5の建設が進行中である。Uバーンは、全線の半分以上で地上を走ることから「Hochbahn(高架鉄道)」とよばれ、地下鉄の運営会社の名前もハンブルク高架鉄道(Hamburger Hochbahn)となっている。
ハンブルク都市圏内の鉄道、バス、船舶を含むあらゆる公共交通機関は、ハンブルク交通局
(HVV)によって組織・管理されており、HVVはこの種の組織としては世界初である[28]。路面電車は1866年に開通したが、1978年に廃止された[29]。 ハンブルク港はドイツ最大規模の港湾施設を備えている。 欧州屈指の歓楽街を持つ。市の中央にアルスター湖があり、観光客も多い。観光では、最近はエリカ街道
港湾
観光
名所・旧跡
アーレンスブルク城
ベルゲドルフ城
ラインベック城
旧商工組合福祉住宅
ハインリヒ・ヘルツ塔
聖ミヒャエル教会(通称「ミヒェル」後期バロック様式)
聖ヤコビ教会
聖ペトリ教会
ハンブルク市庁舎(英語版、ドイツ語版)
表現主義様式の建築群
ハンブルク港
観光スポット
ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街(世界遺産)
港湾の倉庫街(シュパイヒャーシュタット)
商館街(コントーアハウス地区)
チリハウス