ハンガー・ゲーム2
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12地区に戻ってきたカットニスはしばらくは落ち着いた日々を過ごすが、ある日反抗的としてゲイルが地区駐留の治安維持部隊からムチ打ちを受けている場面に出くわす。カットニスはあわてて止めに入るが、新たに着任した隊長は引き下がらずカットニスにも銃口を向ける。そこにヘイミッチとピータが必死の説得に入り、かろうじてその場は事なきを得るのだった。解放されたゲイルはすぐさまカットニスの家に運ばれ、カットニスの母の治療を受け重症ながらも命は助かる。この事件を機にカットニスは、キャピトルに対する反逆を決する。だが、スノー大統領は25年ごとに開かれる特別大会の三回目に当たる第75回ハンガーゲームに歴代の優勝者たちを集め、カットニスの抹殺を企む[8]のだった。

ゲームに参加するためキャピトルを再訪したカットニスたちは、そこで過去のハンガーゲーム優勝者であるフィニック、ジョアンナ、ビーティーらと出会う。この戦いで生き残るには同盟を組むことが不可欠だとヘイミッチに助言され、カットニスは誰が信頼できるか見定めようとする。

ハンガーゲーム当日となりカットニスはゲーム会場に移送される。だが、その彼女の目の前でよき理解者であるスタイリストのシナが、治安維持部隊により激しく殴打される。彼はカットニスの衣装をキャピトルに対する反抗の象徴であるマネシカケスをモチーフにしたデザインにしたことを咎められたのだった。カットニスは暴行されるシナの姿にショックを受けるも、すでにカプセルの中に入っていたためどうすることもできずそのまま会場に射出される。

今度の会場はジャングルだった。カットニスとピータはそこでフィニック、ビーティーらと同盟を組み、苦戦しながらも水不足、激しい落雷、襲い来る毒の霧などの相次ぐ困難を乗り越えていくが、その中でフィニックの恩人であるマグス、ビーティーのパートナーであるワイレスを失う。その中で最後の敵を一網打尽にすべく、カットニスらはビーティーの提案で落雷を利用したトラップを仕掛けるも、その準備中に敵の襲撃を受ける。

これを辛くも撃退したカットニスはとっさの判断で、落雷の電流が流れるケーブルを矢で会場の天井に向けて打ち込む。そこにはゲーム参加者の逃走を阻止するための電磁バリアーがはられていたが落雷の強烈な電流によりそれは崩壊する。カットニスもまた落雷により意識を失うも、崩壊した天井から降下してきた謎のホバー船により回収される。

それにはゲームの責任者であるはずのプルタークが乗り込んでおり、意識を取り戻したカットニスは彼によりスノー大統領とキャピトルに対する反乱の計画を聞かされるのだった。
登場人物詳細は「en:List of The Hunger Games characters」を参照
前作からの登場人物
カットニス・エヴァディーン
(英語版)
演:ジェニファー・ローレンス、日本語吹き替え:水樹奈々本作の主人公。第12地区出身。第74回ハンガー・ゲームに出場し、ピータと共に勝利を収めた。本作ではキャピトルの反逆分子として目を付けられ、第75回ハンガー・ゲームで新たな死闘に挑む。前大会で自分が殺してきた参加者のことで苦悩している。
ピータ・メラーク(英語版)
演:ジョシュ・ハッチャーソン、日本語吹き替え:神谷浩史第12地区出身で、カットニスと共に第74回ハンガー・ゲームで勝利を収めた。第74回のゲームでは、自らカットニスへの恋心を抱いている事をアピールし、カットニスを困惑させた。特技の絵を利用した、カムフラージュを得意とする。
ゲイル・ホーソーン
演:リアム・ヘムズワース、日本語吹き替え:中村悠一第12地区出身。カットニスとは狩猟仲間で、カットニスが信頼を寄せる数少ない人物の一人。
ヘイミッチ・アバナシー
演:ウディ・ハレルソン、日本語吹き替え:山寺宏一第12地区を担当するハンガー・ゲームの教育係。酒浸りの粗野な男だが、第74回ハンガー・ゲームでは有益なアドバイスを授け、2人を勝利へと導いた。小説版で第2回記念大会(第50回)ハンガーゲームの勝者と説明されている。なお第2回記念大会では通常ハンガーゲームの2倍の人数(48人)の贄が戦わされた。
エフィー・トリンケット
演:エリザベス・バンクス、日本語吹き替え:坪井木の実第12地区を担当するハンガー・ゲームの付き添い役。今回の記念大会はエフィー自身も予期しておらず、カットニス、ピータが再びハンガーゲームに狩り出されることに心を痛めている。
シナ
演:レニー・クラヴィッツ、日本語吹き替え:三宅健太第12地区を担当するハンガー・ゲームのスタイリスト。カットニスの良き理解者。
シーザー・フリッカーマン
演:スタンリー・トゥッチ、日本語吹き替え:岩崎ひろしハンガー・ゲームで出場者へのインタビューを担当する司会者。巧みな話術で相手の発言を引き出し、観客を盛り上げることに長けている。
クラウディウス・テンプルスミス
演:トビー・ジョーンズハンガー・ゲーム本編を担当する司会者。
コリオラヌス・スノー大統領
演:ドナルド・サザーランド、日本語吹き替え:稲垣隆史カットニスらの暮らす国パネムを治める最高権力者。カットニスを国家への反逆分子として抹殺すべく画策する。
プリムローズ・エヴァディーン
演:ウィロウ・シールズ、日本語吹き替え:釘宮理恵カットニスの妹。愛称はプリム。
本作からの登場人物
プルターク・ヘヴンズビー
演:
フィリップ・シーモア・ホフマン、日本語吹き替え:石住昭彦第75回ハンガー・ゲームで新しくゲームメイカーのチーフを務める男。
フィニック・オデイル
演:サム・クラフリン、日本語吹き替え:前野智昭第4地区出身の男。かつてのハンガー・ゲームでわずか14歳で勝利を収めた頭脳派。武器は鉾。同地区の優勝者に思いを寄せる女性がいる。マグスとは同地区の優勝者、教育係として関わりがあり、さらには、今大会でフィニックが思いを寄せる女性が抽選で選ばれた際にマグスが身代わりとして願したため、マグスを守ろうと行動する。かつてのハンガーゲームで、そのビジュアルからキャピトルの人気を集め食糧や薬に加え、多くの物資を手にし最終的には三つ又の槍をキャピトルから送らせる結果になり勝利を収めた。カットニスによると、ハンガーゲーム史上最大金額の物資ではないかと推測される。
ジョアンナ・メイソン
演:ジェナ・マローン、日本語吹き替え:生天目仁美第7地区出身の女。かつてのゲームでか弱いふりをして敵を欺き、勝利を収めた。実際はエキセントリックな性格。武器は斧。
ビーティー
演:ジェフリー・ライト、日本語吹き替え:ふくまつ進紗第3地区出身の男。武力が長けているわけではないが科学に精通している。かつてのゲームで、数名の贄を同時に感電させることで勝利を収めた。
マグス
演:リン・コーエン第4地区出身の女。最高齢の優勝経験者。フィニックの教育係だったが、第75回ハンガー・ゲームに前作のカットニス同様、同地区の優勝者の代わりとして自ら出場を志願。武器は千枚通し
グロス
演:アラン・リッチソン第1地区出身の男。武器はナイフと短剣。姉のカシミアが優勝した次のハンガーゲームに出場、勝利を収めた。
カシミア
演:ステファニー・リー・シュルント第1地区出身の女。


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