ハルク_(マーベル・コミック)
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強大な筋力は敏捷性も与え、至近距離から発射されたミサイルや銃弾や迫撃砲などを掴んだり避けたり、クイックシルバーシルバーサーファーとの戦闘を可能にしている。一度のジャンプで約1000マイル/1610キロメートルを跳び(コミックスではほとんど飛行をしている様な描写が見られ、飛行能力を持たないことを補っている)、泳ぐ速度は80ノット/時速150キロメートルに達している[5]

純粋な身体能力だけでなく、多少の怪我をものともしない耐久力と回復力を持ち[1]、「サンダークラップ」と呼ばれる両手によって衝撃波を発生させる攻撃も有名である他、口から強く息を吐いて攻撃したり、ガンマ線を衝撃波の様に直接放射したり(コミックスだけでなく、VS.シリーズ等のゲーム作品では頻繁に見られる)、コミックス[6]2008年の映画作品の様に敵や対象物に対して意図的にガンマ線エネルギーを供給して敵や機械を爆破している。しかし、コントロールを失ってガンマ線の濃度が膨張すると、人体や鋼鉄が溶けたりなど町一つが壊滅しかける被害が発生した[7]。ギャラクシー・マスター(Galaxy Master)との闘いでは、敵が発射したガンマ線エネルギーの光線攻撃を両腕で跳ね返し、今度は自ら発射している。シーハルクやアマデウス・チョウ(英語版)は口からガンマ線エネルギーによるビームの様な攻撃または現象を発射する場合がある。さらにシーハルクの場合は、天界人の一柱エソンの宇宙エネルギーを浴びた後に、触れるだけで対象に重度の火傷を負わせたりよだれも強酸性になっているほどガンマ線エネルギーが強力になっており、ブラック・パンサーの協力によってワカンダ製のスーツでコントロールして以降はブルースよりも積極的に衝撃波や口からのエネルギー波を使っている[8][9]。シーハルクによる火傷を引き起こす接触や強酸性のよだれという現象は、(ハルクやシーハルク同様にガンマ線エネルギーの衝撃波を使える)レッドハルクやレッドシーハルクでも見られている。ハルクの宿敵リーダーも、同じ原理の技が使える[10]

ガンマ線エネルギーを吸収することも可能であり、敵からエネルギーを奪ったりする他、複数の核爆弾の爆発のエネルギーを吸収してフィン・ファン・フーム(英語版)を凌駕するほど巨大化したこともある[11]。自らに向けられたガンマ線を反射することも可能である[12]

その他、不死身であったり、老化の速度が遅くなっており、地球上のありとあらゆる病気やウイルスへの免疫も獲得している[13][14]。肉体が破壊されても、自身から分離された部分や臓器を意のままに操った場面もある[15]

他にも、テレパシーを含む精神干渉や精神攻撃に耐性を示す場面は何度も見られ、自身や対象の位置を察知・把握したり、水中や宇宙空間で呼吸や戦闘をしたり、幽霊(アストラル体)を見るなどの特殊能力も確認されている。ハルク自身が黒魔術の力を得ているとされる描写もある[16][17]

なお、ハルクや類似キャラクターの質量がどこから来ているのか、については「インモータル・ハルク」シリーズ(英語版)にて、ブルース自身がガンマ線を生み出し質量に還元しているだけでなく、現実世界の最下層でもあり地獄の基盤でもある世界から来ている(20話)、別世界から来ている(33話)、宇宙線を利用している(45話)、という可能性が示唆されている。
登場人物
バナーの友人・家族
ベティー
(英語版) (Betty)
本名:エリザベス(ベティ)・ロス・タルボット (Elizabeth "Betty" Ross Talbot)バナーの元同僚で、ロス将軍の娘。後にバナーと結婚したが、バナーから発せられるガンマ線に被爆し死亡。その後に改造され、赤い肌のレッドシーハルクとして甦る。現在はDr.ストレンジ率いるチームでヒーローとして活動している。
サンダーボルト・ロス将軍 (General "Thunderbolt" Ross )
本名:タディウス・E・(サンダーボルト)ロス (Thaddeus E. "Thunderbolt" Ross)。ハルクを追っていた軍を指揮していた将軍。故人。バナーに対しては私怨は無く、任務の為にバナーを追い続けていた。後に、娘のベティーがバナーと結婚したために、義理の父となったが、当初はその結婚に反対していた。しかし、死の間際に戦うバナーの姿を見て彼を認め、息を引き取った。後にハルクと同等の怪力に怒りが高まると熱波を発するようになる、赤い肌のレッドハルクとなり甦った。ハルクよりは変身後の理性を残しており、アベンジャーズの一員として活動している。
シーハルク (She-Hulk)
本名:ジェニファー・スー・ウェルターズ (Jennifer Sue Walters)バナーの従妹の弁護士。弁護を担当していた事件の関係で命を狙われ大怪我を負ったが、その際にバナーから輸血を受けたことで、ハルクのような緑の肌と怪力を持ったシーハルクに変身できる体質となった。ハルクと違い、最初から理性を失わずにハルク化できる。後にジョン・ジェイムソン(『スパイダーマン』に登場するJJJの息子)と結婚した。
ドク・サムソン (Doc Samson)
本名:レナード・サムソンガンマ線を浴びた事によって緑色の髪と怪力を有する超人となったヒーロー。
リック・ジョーンズ (Rick Jones)
ガンマ爆弾の実験場に迷い込み、バナーに助けられた少年。バナーがハルク化する原因を作った少年でもあるが、それ以降は命の恩人であるハルクやキャプテン・アメリカ等ヒーローに協力していった。またアベンジャーズの結成にも関わっており、ロキの策略に嵌ったハルクを助けようとファンタスティック・フォーに向けた無線がロキに妨害され、これを受けて集ったヒーロー達がアベンジャーズの最初のメンバーである。2008年にスタートしたハルク誌にてアボミネーションに似た青い体のA-ボムに変身できるよう、何者かに改造された。ハルク級の怪力と透明化能力を持ち、レッドハルクと戦った。変身後はやや知能は劣ってしまうようだが、理性は失っておらず変身後もハルクを友人と呼び手助けした。
ヴィラン
アボミネーション (Abomination)


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