ハルキス
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1899年には、ハルキスはエヴィア県の県都となった。1904年にはアテネピレウスとの間に鉄道が開かれた。これによりハルキダでは輸出貿易が発達した。第二次世界大戦時には、かなりの規模であったユダヤ人コミュニティは強制移住によって数を減らした。

21世紀初頭の今日、周辺地域を合わせたハルキダの自治体は10万人近い人口を抱える。かつて海の近くにあったカラ・ババ(トルコ語で「黒い親父」)と呼ばれる城壁はもはや立っていない。
行政区画エヴィア県の旧自治体(2010年まで)エヴィア県におけるハルキダ市(2011年以後)旧ハルキダ市(1999年 - 2010年)
自治体(ディモス)

ハルキダ市(Δ?μο? Χαλκιδ?ων)は、エヴィア県に属する6つの基礎自治体ディモス)の一つである。

現在のハルキダ市は、カリクラティス改革(2011年1月施行)にともない、5自治体が合併して発足した。5自治体は、旧ハルキダ市のほか、旧ハルキダ市の北にあったネア・アルタキ市、東にあったリランディア市、対岸のアンティドナ市と、アンティドナ市の南にあったアヴリダ市である。旧自治体は新自治体を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)として位置づけられた。

下表の番号は、下に掲げた「旧自治体」地図の番号に相当する。下表の「旧自治体名」欄は、無印がディモス(市)、※印がキノティタ(村)の名を示す。面積の単位はkm2、人口は2001年国勢調査時点。

旧自治体綴り政庁所在地面積人口
1ハルキダΧαλκ?δαハルキダ30.853,584
4アンティドナ(英語版)Ανθηδ?ναドロシア-6,104
6アヴリダ(英語版)Αυλ?δαヴァティ-5,297
17リランディア(英語版)Ληλ?ντια ヴァシリコ-15,568
20ネア・アルタキ(英語版)Ν?α Αρτ?κηネア・アルタキ
 (el) -8,646


Διοικητικ? δια?ρεση νομο? Ε?βοια? - エヴィア県の自治体・集落一覧(1999年 - 2010年)

旧自治体(ディモティキ・エノティタ)

カリクラティス改革以前の旧ハルキダ市にあたるハルキダ地区(Δημοτικ? εν?τητα Χαλκιδ?ων)は、以下のキノティタ(都市・村落)から構成される。

表中の Δ.δ. は Δημοτικ? διαμ?ρισμα の略であり、カポディストリアス改革による統廃合(1999年1月施行)以前の旧自治体に由来する区画である。[ ] 内は人口(2001年国勢調査)を示す。



Δ.δ. Χαλκιδ?ων ハルキダ [ 53,584 ]

η Χαλκ?δα ハルキダ [ 53,584 ]

ο Πασ?? パサス [ 0 ]


パサスは、市街地南側の海に浮かぶ無人島である。
交通旧橋ハルキダ駅
ハルキダの橋

ハルキダには、エヴィア島側と本土側を結ぶ橋が2本ある(エヴィア島と本土の間の橋のすべてである)。

市街地の西、エヴリポス海峡の最も狭隘な部分には「旧橋」が架かる。この地点には、紀元前411年に木橋が架けられて以来、橋の架け替えが繰り返されてきた。6世紀のユスティニアヌス1世の時代に、橋は可動橋に代えられた。オスマン帝国時代(1453年以降)に再び固定式の橋に戻された。1856年には木造の旋回橋が造られ、1896年に鉄製の旋回橋に架けなおされた。現在の「旧橋」は1962年に架けられたもので、スライド式となっている。

1993年には、市街地の南に新しい「ハルキダ橋」が架けられた。新橋は斜張橋である。
道路

本土とハルキダを結ぶ幹線道路は、国道(自動車道路)GR-44号線である。本土から新「ハルキダ橋」を渡ったGR-44号線は、市街地南部を海岸沿いに東へ走り、エヴィア島東南端のカリストスに至る。市街地の南東部でGR-44号線と分岐する GR-77号線は、北へ向かってエヴィア島西北端のイスティエアを目指す。
自動車道路


GR-44号線  (Greek National Road 44
)  : 〔ティーヴァ〕 - ハルキダ - 〔カリストス〕

GR-77号線  (Greek National Road 77)  : 〔イスティエア〕 - ハルキダ

鉄道

ギリシャ国鉄 プロアスティアコス(近郊鉄道)
ピレウス ? ハルキダ 線」のハルキダ駅が、エヴリポス海峡に架かる「旧橋」を渡った本土側付け根にある。2014年夏ダイヤでは、アテネ駅経由ピレウス行きの列車が2時間に1本運行されている。[3]
文化・観光

聖パラスケヴィ教会は、ハルキダで最も興味深い建物である。ヴェネツィア共和国時代の主たる教会となったこの教会は、東ローマ帝国時代に建てられた教会であるが、構造は西方教会の特徴を備えている。

聖パラスケヴィ教会外観

聖パラスケヴィ教会内部

ハルキダの要塞

旧市庁舎

ハルキダの港

人物市内にあるアリストテレスの銅像
著名な出身者

オフリドのフェオフィラクト - 聖書の注解をした正教会の聖人(1050年代 - 1107年頃)

ゲオルギオス・パパニコロウ - 医師、パップテストの創始者(1883-1962)

モルドハイオス・フリジス(英語版) - 軍人(1893-1940)

ギアニス・スカリンパス(英語版) - 作家(1893-1984)

コンスタンディノス・カリアス(英語版) - 政治家(1901-2004)

ニコス・スカルコッタス - 作曲家(1904-1949)

ソティリア・ベール(英語版) - 歌手。ドロシア生まれ(1921-1997)

ヤニス・アナスタソプロス(英語版) - 作家(1931年生まれ)

ゆかりの人物

アリストテレス - 古代ギリシャの哲学者。晩年を過ごす

スポーツ

NCハルキダ
水球

ハルキダFC(ギリシア語版)(サッカー

ハルキダBC(英語版)(バスケットボール

^ 『ベーシックアトラス世界地図帳』(平凡社、2006年)
^ 『現代地図帳』(二宮書店、2006年)
^ TrainOSE Timetable https://tickets.trainose.gr/dromologia/

外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ハルキスに関連するカテゴリがあります。

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オルホメノス(英語版)エレトリア
   ハルキダ   

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