ルビウス・ハグリッド役には原作者ローリングの希望でロビー・コルトレーン、脚本を担当するのは『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』を手がけたスティーブ・クローブスに決まった。
撮影地には多くの観光名所から是非にという申し出が殺到したが、最終的にはグロスター大聖堂が本シリーズのおもな舞台となるホグワーツ魔法魔術学校の主要な撮影地に選ばれた。ほかにもウィルトシャー州のラコック大修道院、ダラム大聖堂、ホイットビー大修道院などで撮影が行なわれた。ロンドンのオーストラリア高等弁務官事務所はホグワーツとグリンゴッツ両方の舞台となった。ノースヨークシャーにあるゴースランド駅(英語版)はホグズミード駅になった。
子役たちは撮影中は休学していたが、学業を続けることが法律で義務付けられているので、個人教師も一緒に撮影地を回ることになった。イギリスは冬の天気が悪いため撮影はたびたび延期され、2001年3月終了というスケジュール通りにはいかず、子供たちの休学期間を7月まで延長することになった[1]。リーブスデン・スタジオ「メイキング・オブ・ハリー・ポッター」入口
撮影が行なわれたイングランドのリーブスデン・スタジオでは、映画の撮影に使用されたセットや小道具、衣装などを見学できる「ワーナーブラザース スタジオツアーロンドン-メイキング・オブ・ハリー・ポッター[3]」というツアーを行なっている。日本では、としまえん閉園後の跡地において、世界で2か所目となる同様の展示を行なうテーマパーク「ワーナーブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター[4]」の設立が2020年8月に正式決定され、2023年6月16日に開業した[5][6]。
2022年1月1日には、映画第1作『賢者の石』公開20周年を記念し、キャストやスタッフが集結した特別番組『ハリー・ポッター20周年記念: リターン・トゥ・ホグワーツ』(Harry Potter 20th Anniversary: Return to Hogwarts)がHBO Maxで配信された。 ホグワーツ城はアニック・カースルとダラム大聖堂が基になっていることから撮影にも使用された[7]。以下に、いくつかの撮影地
おもな撮影地
ハリー・ポッターの村(Harry Potter village)とも呼ばれるレイコック(英語版)や村の修道院が撮影場所となった[8]。
アニック・カースル
ダラム大聖堂
レイコック大修道院(英語版)
オックスフォード大学のニュー・カレッジ
グロスター大聖堂
ハンフリー公図書館(英語版)
ブラック・パーク(英語版)
グレンフィナン高架橋