近年では、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームを模して、セントルイスやトロント、香港など、他の都市でも類似したウォーク・オブ・フェームが作られている。
日本人俳優では早川雪洲、マコ岩松、三船敏郎[8]の星がある。2004年には、生誕50周年を記念して日本のキャラクターとしては初めて怪獣ゴジラが加わった。 ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームはハリウッド・ヒストリック・トラストの自己資金で管理や保守がなされている。最近5年は、ウォーク・オブ・フェームの星を獲得した有名人はオープニング・セレモニーに出席し、2002年からは15,000ドルを、2013年からは2倍の30,000ドルをハリウッド・ヒストリック・トラストに払うことになっている。フォックス・ニュースによると、これらのお金は有名人の関係のある映画スタジオやレコード会社などのスポンサーが払っているという。 2015年時点で、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームには2,570の星がある。 現在まで設置された星が撤去された事例はない[7]。2017年のMeToo運動が問題となった際には、セクシャルハラスメントの加害者であったビル・コスビーやケヴィン・スペイシーの星を撤去するべきか議論が持ち上がったが、ハリウッド商工会議所はこれを認めていない[7]。コスビーの星は、たびたび破壊される被害が出ている[7]。 2016年アメリカ合衆国大統領選挙の期間中からは、ドナルド・トランプの星が損壊される事件がたびたび発生している。2018年8月には、ウエスト・ハリウッド市議会がトランプの星を撤去するよう要請する決議を行っている[7]。
管理
星の撤去問題補修されるドナルド・トランプの星(2018年7月25日)
豆知識アポロ11号の宇宙飛行士のための星。「テレビ放送業界」を表すエンブレムが埋め込まれている
1960年2月9日、女優ジョアン・ウッドワードが最初の星を獲得した。
文芸分野で初めて星を獲得したのは、テレビドラマ『スタートレック』の原作者、ジーン・ロッデンベリーである。
アポロ11号の宇宙飛行士のための丸い星が、ハリウッド・バイン(交差点)の四方にある。これはアポロ宇宙船の月面着陸が「テレビ放送業界に貢献」したという意味からである。
最も多くの星を獲得したものは、カントリー・アンド・ウェスタンの歌手、ジーン・オートリー
元首級の政治家としてはアメリカ大統領となった俳優ロナルド・レーガン(テレビ放送業界への貢献)、同じくアメリカ大統領のドナルド・トランプ(2007年/テレビ放送業界への貢献)、首相級ではポーランドの首相・外相を務めた音楽家イグナツィ・パデレフスキ(音楽部門への貢献)がいる。
動物のスターで星を掲示されたものもいる。ワーナー・ブラザースの映画で著名なリンチンチンと、戦前の映画で活躍したストロングハートである。
架空のキャラクターでも星が掲示されたものがいる。最初に星が掲示されたのはディズニーのミッキーマウス[7]。その後ワーナー・ブラザースのバッグス・バニー、ディズニーのドナルドダック、ユニバーサルスタジオのウッディー・ウッドペッカーといったアメリカンアニメーションの黄金時代に活躍した各会社のビッグスターや、くまのプーさん、ビッグバード、名犬ラッシー、シュレック、スヌーピー、および先述のゴジラなどが加えられている。