ハムナプトラ
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こっそり拝借した死者の書をエヴリンが解読し音読すると、叫び声をあげるミイラ。イムホテップが蘇ったのだ。

イムホテップは人々の生気を吸うたびに完全復活していき、呪いから復活するとエジプトに10の災いが起きると言われ、蝗の大群の襲撃、火球の落下、日蝕、水が血に染まるなどの異変が次々と起きる。ベニーはイムホテップに仕えることで、生気を吸われることを免れた。オコーネル一行は太古よりイムホテップの復活を防いで来た集団「メジャイ」らと協力し、イムホテップを倒す相談をしている途中、イムホテップはアナクスナムンを復活させる為の生け贄としてエヴリンを選び、連れ去る。

「メジャイ」の指導者アーデスとオコーネル、ジョナサンは再びハムナプトラに向かい、イムホテップを倒す方法が書かれている黄金の書「アムン・ラーの書」を発見する。リックは手下のミイラ達を次々と倒していくなか、ジョナサンは「アムン・ラーの書」を解読しようとする。エヴリンは、甦ったアナクスナムンに襲われる。ジョナサンは必死に書の解読を試みたが、誤ってミイラ衛兵達を呼び出す呪文を読み上げてしまい、召喚してしまった事で更なる窮地に陥らせてしまう。ミイラ衛兵達の襲撃に遭いながらも、どうにかかわしつつ、順調に解読する。最後のコウノトリの文字だけがわからなかったもののエヴリンの力を借りてどうにか解読に成功。間一髪でミイラ衛兵達を味方に付けることに成功し、アナクスナムンはジョナサンの命令によってミイラ衛兵によって殺害される。それに怒り狂ったイムホテップは再度リックに襲い掛かったが、「アムン・ラーの書」を手にしたエヴリンに封印の呪文を唱えられた事でようやく倒された。

イムホテップの目を盗んで財宝を持ち出そうとしていたベニーが、ハムナプトラ諸共崩す罠を起動してしまう。ジョナサンが本を落としてしまうが、彼ら3人はハムナプトラから脱出する。逃げ遅れたベニーはハムナプトラに閉じ込められ、夥しい数のスカラベに襲われて死亡。リック、エヴリン、ジョナサン、アーデスの4人は無事に生還し、ベニーが駱駝に積んだ財宝を持ち帰る。
キャスト
リック・オコーネル(Rick O'Connell

演 - ブレンダン・フレイザー外国人部隊に所属していた勇猛果敢なアメリカ人。性格は好戦的で何をするにも銃で解決しようとするが、冷静な一面もある。戦闘能力はかなり高く、銃や剣、ダイナマイトや肉弾戦などを駆使しながら大勢の敵やミイラなどを蹴散らしている。3年前にハムナプトラ付近での戦闘中に謎の超常現象によって命拾いした。その後、カイロ刑務所に投獄されていたところをエヴリンらに救われ、共にハムナプトラへ向かうこととなる。容姿は整っており、身だしなみを整えて現れたリックを見たエヴリンはときめいていた。その後は彼女と行動を共にし、様々な危機に遭うも、互いに信頼し合えるようになる。アーデスとも友人となり、共に戦うことが多くなる。終盤ではイムホテップの力に圧倒されるが、エヴリンとジョナサンの援護によって倒すことに成功する。
エヴリン・カナハン(Evelyn Carnahan)
演 - レイチェル・ワイズカイロ博物館に勤務するイギリス人女性。母親はエジプト人のハーフ。気が強く、好奇心や冒険心が旺盛で、時にはしたたかさも見せるが、そそっかしい部分もある。また、責任感も強く、イムホテップを復活してしまった時は、一人になっても解決しようとした。博物館での資料発見をきっかけにハムナプトラ探索へと乗り出す。“死者の書”を解読し、事件の幕上げ役となる。その後は事態の収拾の為に“アムン・ラーの書”を見つけることを決意するも、イムホテップにアナクスナムンを復活する為の生け贄に選ばれてしまうが、終盤ではリックとジョナサンに救われる。その後は間接的にイムホテップを倒す貢献をした。
ジョナサン・カナハン(Jonathan Carnahan)
演 - ジョン・ハナーエヴリンの兄。風来坊で根っからの遊び人でもあるお調子者な三枚目。性格は善良で正義感は強くて妹想いだが、常に金儲けが頭にあり、ハムナプトラ探索への協力も宝が目当てである。ペテン師だけあって機転が利き、射撃の心得もある[5]。この他にも、酒を飲みながら敵を射殺したり、イムホテップに洗脳された奴隷たちに襲われそうになった際は、咄嗟に自分も奴隷を演じることで難を逃れるなど行動力と精神力は凄まじい。最後の戦いでは、アムン・ラーの書を解読しようとするが間違えてミイラ衛兵を呼び出す呪文を唱えてしまい、逆にリックを窮地に追い込んでしまうが、エヴリンの力を借りて何とか解読してミイラ衛兵に命令してアナクスナムンを殺害に成功し、リックとエヴリンを危機から救う。ハムナプトラ脱出の際にうっかりアムン・ラーの書を落としてしまうが無事脱出する。
イムホテップ(Imhotep)
演 - アーノルド・ヴォスルー約3000年前の大神官。セティ1世の愛人であるアナクスナムンと禁断の恋に落ちる。関係がばれた事をきっかけに彼女と共にセティ1世を殺害し、自身はアナクスナムンと自害した後に蘇らせ再び結ばれる事を約束しその場から逃亡する。その後、自害したアナクスナムンを生き返らせるため遺体と共にハムナプトラへ赴き儀式を行うが、完遂を目前にして王の兵士達に捕えられる。王の殺害、アナクスナムン自害の責任を問われた結果舌を切り落とされ、ミイラのように包帯で全身を巻かれた後に肉食のスカラベと共に石棺に入れられて、生きながら食い尽くされる「ホムダイの刑」に処され、ハムナプトラに封印された。しかし、永い時を経て“死者の書”により蘇生、復活直後こそは、干からびたミイラの姿だったものの、バーンズから眼球と舌を奪い取った後、後述の「アメリカ人グループ」の生気と水分を吸収して、徐々に生前の姿を甦らせていく。完全に元の姿に戻っていない不完全な内は聖獣の化身であるが苦手であり、その姿を見ただけで恐怖におののき2度退却している。また、身体を自在に砂に変化させる事が可能であり、鍵穴等の狭い穴から、部屋に侵入することが出来る他、砂の中に人間を取り込みながらの移動や、取り込んだ人間の生気と水分を吸収することも可能。完全に元の姿に戻って復活をし切ると、エヴリンをアナクスナムン復活の器とした儀式の成功を画策するが、リック達に敗れて「死は始まりにすぎない」と言い残した後再び封印される。
ベニー・ガーバー(Beni Gabor)
演 - ケヴィン・J・オコナー外国人部隊でのリックの部下。臆病者且つ間抜けな性格で憎めないところもあるが、本性は狡猾で自己中心的。3年前のハムナプトラでの戦闘でリックを見捨てて逃走したが、生き延びてリックらと同じくハムナプトラ発掘を目指すアメリカ人グループの案内役として雇われていたところで再会する。イムホテップ復活後はその部下となる[6]がハムナプトラに到着後、黄金を持ち逃げしようとする。イムホテップが再封印された後で誤ってハムナプトラ諸共崩す罠を起動させてしまい、リック達を見付け脱出しようとするも間に合わず一人ピラミッド内に取り残され、スカラベの大群に貪り食われるという因果応報な最期を遂げた。
アーデス・ベイ(Ardeth Bay)
演 - オデッド・フェール太古よりハムナプトラを守護しイムホテップ復活を防いできた集団「メジャイ」の戦士。


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