ハナ肇とクレイジー・キャッツ
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グループ名義の楽曲は、大半は植木の独唱であるが、サビの部分のみメンバー全員で合唱する場合もある。デビュー・シングル「こりゃシャクだった」にはメンバーによる寸劇が挿入されている。「五万節」「ホンダラ行進曲」「悲しきわがこころ」「新五万節」は植木を含む全メンバーが1コーラスずつ歌唱。「実年行進曲」は全員の合唱・谷・ハナ・植木の順で1コーラスを4小節ずつ歌い継ぐ構成になっている。

無名時代からクレージーファンで、一時期はクレージーのブレーン役でもあった小林信彦は、「クレージーで一番面白いのは『生』、次が『テレビ』、一番面白くないのが『映画』」と語っている。

この際カアちゃんと別れよう」というオリジナル曲があるが、実際のメンバーは全員がそれぞれ妻と添い遂げた良き家庭人であり、スキャンダルや人格批判にほとんど無縁のグループでもあった。

著名なファンに「実年行進曲」を作曲した大瀧詠一、植木とドラマで共演した所ジョージ、声優の関智一、漫画家の秋本治、シンガーソングライターの山本正之サザンオールスターズ桑田佳祐[3]、シンガーソングライター兼俳優の星野源などが挙げられる。
略歴

1955年4月1日 - クレージーキャッツの前身となる「キューバン・キャッツ」が結成される。結成当初のメンバーはハナ肇犬塚弘萩原哲晶、橋本光雄、柴田昌彦、南晴子、筑波礼子。同年1月に設立された渡辺プロダクションに所属する。


1956年 - 2月に谷啓、3月に世良譲の紹介で石橋エータローが加入。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}3?6月の間に、「ハナ肇とクレージーキャッツ」へ改称したもよう[要検証ノート][注釈 4]


1957年 - 3月に植木等、9月に石橋エータローの紹介で安田伸が加入。


1958年 - 10月公開の小林桂樹主演『裸の大将』(東宝)で、グループとして初の映画出演。


1959年 - 3月2日に、初のレギュラー番組となる『おとなの漫画』(フジテレビ)が放送開始。


1960年 - 6月に石橋エータローが結核で倒れ一時休養。7月には代役として、植木等の紹介により桜井センリが加入。8月にハナ肇が『足にさわった女』(大映)で映画初主演。


1961年6月4日 - 『シャボン玉ホリデー』(日本テレビ)が放送開始。

1961年8月20日 - 「スーダラ節」発売。これにより爆発的な人気を得る。また同月、石橋エータローが復帰するが、代役であった桜井センリもそのまま残り、以降7人のメンバーによる活動となる。


1962年7月29日 - 東宝クレージー映画第1作『ニッポン無責任時代』公開。主題歌として発売された「無責任一代男」も大ヒットを記録。以降、1960年代後半まで、映画、テレビ、舞台、レコードなど、全ての面で高い人気を誇る時代を迎えることになる。

1962年12月31日 - 第13回NHK紅白歌合戦に初出場。歌は植木等のみだったが、他のメンバーも応援で登場。以降、クレージーは1970年まで(応援団としても含め)連続出場する。


1964年12月31日 - 『おとなの漫画』放送終了(全1835回)。


1965年 - 結成10周年記念の舞台として、5月に『クレージーの太閤記』、7月には『10年だよ!!クレージーキャッツ』を公演。10月31日には同記念映画『大冒険』も封切られる。


1971年 - 1月に石橋エータローが脱退(料理研究家に転身)。以降、6人のメンバーでの活動となる。

1971年12月31日 - 東宝クレージー映画としては最終作となる『日本一のショック男』が公開。


1972年10月1日 - 『シャボン玉ホリデー』放送終了(全591回)。以降、メンバーの個人活動が多くなる。


1973年10月1日 - 最後のレギュラー番組となった『クレージーの奥さ?ん!』(フジテレビ)放送開始(?1976年3月31日)。


1977年3月13日 - ビッグショー『クレージーキャッツ われらの演奏会』(NHK)に出演し、往年の音楽ギャグを披露。


1979年 - 5月、結成25周年記念の舞台『ハナ肇とクレージーキャッツ結成25周年記念公演?これで日本も安心だ!!』を公演。


1985年10月22日 - 結成30周年記念番組『クレージーキャッツ結成30周年記念特別企画 アッと驚く!無責任』(フジテレビ)放送。


1986年3月6日 - 『シャボン玉ホリデー』が『シャボン玉ホリデースペシャル』として一夜限りの復活。


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