ハナミズキ
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この項目では、植物について説明しています。その他の用法については「ハナミズキ (曖昧さ回避)」をご覧ください。

ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)
Benthamidia florida
(2007年4月14日、大阪府
分類APG III

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 Angiosperms
階級なし:真正双子葉類 Eudicots
階級なし:コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし:キク類 Asterids
:ミズキ目 Cornales
:ミズキ科 Cornaceae
:ミズキ属 Cornus
亜属:ヤマボウシ亜属 C. subg. Benthamidia
:アメリカヤマボウシ
C. florida

学名
Cornus florida L. (1753)[1]
シノニム


Cynoxylon florida (L.) Raf. ex Jackson (1863)[2]

Benthamidia florida (L.) Spach (1839)[3]

英名
flowering dogwood
亜種


C. f. subsp. florida

C. f. subsp. urbiniana

ハナミズキ(花水木[4]学名: Cornus florida)は、ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉小高木ないし落葉高木。植物学における標準和名アメリカヤマボウシの別名[2][3]。北米原産で、日本へは1912年にワシントンD.C.に贈ったサクラの返礼として贈られた木として知られている。庭木や街路樹によく使われる。

リンネの『植物の種』(1753年) で記載された植物の一つである[5][6]
名称

和名ハナミズキは、ミズキ属に属することとが日本のミズキよりも美しく目立つことから名付けられている[4]。また、アメリカヤマボウシの名は、アメリカ原産であることと日本の近縁種のヤマボウシに似ていることから。

英語では「犬の木」を意味する dogwood (ドッグウッド)と呼ばれる[7]。この語の語源には諸説あるが、一説には17世紀頃に樹皮の煮汁がイヌ皮膚病治療に使用されたためと言われ、他には、木製のを意味する英古語の「dag」「dog」を作る材料に使われる堅い木であったことからとも言われる。
分布・生育地「#日本における植栽」も参照

北アメリカ原産。おもにアメリカ合衆国東海岸からミシシッピ川あたりまで自生しており、山岳部西海岸にはない。日本には植栽されて、北海道本州四国九州で見られる[4]。日本では都市部を中心に公園街路によく植えられている[8]

アパラチア山脈の南部のジョージア州などで初春に、北部のメイン州などで春の終わりに開花が移動する模様は、「ハナミズキ前線」が日本桜前線のように報道されることもあり、特に南部山岳のブルーリッジ山脈(Blue Ridge Parkway)などで野生のハナミズキの花を見る行楽も行われる。通常白い花は、日本の大部分の桜のように、葉が出る前に花を付ける。[9] 南部のジョージア州、ノースカロライナ州(州花)などで珍重されていて、栽培種をまるで日本の盆栽のように展示する家庭も多い。
形態・生態

落葉広葉樹小高木[8]から高木[4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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