ハチミツとクローバー
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モデルは『ポーの一族』のメリーベル・ポーツネルとのこと[11]
山田 あゆみ(やまだ あゆみ)
声 - 高橋美佳子[10]演 - 関めぐみ / 原田夏希陶芸科。21歳(初登場時)。愛称あゆ。真山の同級生(真山は一浪しているため、一つ年下)で、彼を一途に思い続けている。陶芸の才能があり、卒業してからは同科の研究生、修了後は授業のアシスタントを務める。実家は浜田山商店街の酒屋で家族構成は父・母・兄。大食いで、かなりの酒乱。修司が「骨学のモデルにしたい」と言うほど理想的なプロポーションで美脚美乳の持ち主。それゆえか見掛けより体重が重いらしい。幼い時から器量良しとして知られ、浜田山商店街の若者や大学の後輩に数多くのファンを持つ。数合わせで合コンに呼ばれては、その美貌で自覚の無いまま男性陣を独り占めにし、あげく酔った勢いでぶち壊しにする事から「合コンの破壊神」、体力があることから「鉄人」などの異名がある。空手の経験があり(小学5年生の時に大会で入賞した)、怒ったりパニックになった際に周りにいる人に(時には無差別に)踵落としや連続蹴りを見舞う。一番多く餌食になったのは森田。連載初期の頃は料理に興味がなかったようだが、イチゴ入りおにぎりチョコレート味のカレー等、次第にはぐみ以上に飛躍した料理センスを発揮するようになる。色々な意味で彼女の料理を食べたがる人間は多いが、食べた者は「しみます」「沸きあがります」など、とても料理の感想とは思えないコメントをし、多くは気絶して担架に乗せられる。しかし、はぐみだけは彼女の作った料理が美味しいらしい。他の主要登場人物に比べて初登場が遅いのは、本作が元々短期連載としてスタートし、登場する予定が無かったため。アニメではそれを補完するような形で第1話から登場している。羽海野の次作である『3月のライオン』のコミックス14巻には藤原デザイン事務所が登場するが、そこで後日譚として野宮と結婚し、長野に登り窯付きのアトリエ兼自宅を構えて生活している様子が描かれた。
真山 巧(まやま たくみ)
声 - 杉田智和[10]演 - 加瀬亮 / 向井理建築科。22歳(初登場時)。石川県金沢市出身。竹本の先輩。浪人して大学に入学したらしく、同学年の山田よりも1つ年上。卒業後は有名建築デザイン事務所の藤原デザイン事務所に入社する。長身、眼鏡、母親譲りの癖の有る天然赤毛がトレードマーク。優秀な生徒で仕事もそつ無くこなし、面倒見の良い性格で女の子にももてる。ただし、これは山田に合コンを台無しにされた彼女の友人達の訴えを、(しょうがなく)聞いてあげていたことによる。原田デザインの社長である理花一筋であるが、自分に想いを寄せる山田に対しても冷徹になり切れず、煮え切らない態度を取る。理花に対してややストーカー気味な行動を取る事もしばしばあり、周囲には「変態」扱いされることもある。藤原デザイン事務所が分裂したのを機に退社し、原田デザインの押し掛け社員となる。その後、突発的に理花を連れて、理花の故郷である小樽を訪れたのを機に理花との距離を近づけていく。しかし、長期出張先のスペインでも同居こそ認められるものの別部屋(鍵つき)にさせられるなど、完全には結ばれていないようである。自分のペースを崩されることや仲間外れにされることが嫌いで、どんなに忙しくても仲間が集まる行事にはほぼ必ず参加する。主要メンバーの中では最も常識人で、修司と共に宥め役やツッコミ役に回る事が多い。4人姉弟の末っ子で姉が3人いる。実家で飼っている愛犬が竹本に似ているらしい。ミュージシャンスガシカオがモデル。
森田 忍(もりた しのぶ)
声 - うえだゆうじ[10]釘宮理恵(子供時代)演 - 伊勢谷友介 / 成宮寛貴彫刻科(8年在籍後卒業)→日本画科(3年として編入)。24歳(初登場時)。竹本や真山の先輩。竹本と同様にはぐみに一目惚れした。有り余る才能(美術、CG、映画、歌唱力等多岐に渡る)を持っているが、度々長期に亘って行方不明になるために(謎のアルバイトをしている)単位数が足りなかったり、卒業制作の期日に間に合わなかったりして留年を続けていた。常人には理解し難い、正に天才肌と呼ぶべき人物で、平気で他人の所有物を売却して収益を自分のものにしたり、他人の食べ物を食い荒らしたりするなど自分の欲望に忠実に行動することから大学内では変人として通っており、よく周囲の注目を浴びている。他人の言葉に惑わされない故女の子には割とモテるが、それは同時に他人の話を全く聞いていないということでもあり、彼女はなかなか出来ない。はぐみに興味(好意)を持っているが、竹本の気持ちにも気付いている描写が垣間見られ、道化を演じる事によって自分の気持ちをごまかしている。金運は異常に強く、お金に執着する性格(オフィシャルファンブックの描き下ろし漫画によると、どこかで聞いたことのあるようなCDを販売したりなどして荒稼ぎしている。また、「足立区を丸ごと買い取れる」と豪語するほどの貯金を持っているという)。よく窓から出入りする。作中ではもっぱらトラブルメーカーであるが、実は仲間思いで思慮深い一面も。特に山田のことは何かと気にかけてやっている。雑食で女子料理部(はぐみ&山田)の料理も普通に食べられる。中学でモンゴルの民族楽器・馬頭琴の奏法を習ったと発言するなど、なにかと謎の多い人物。8年掛けて彫刻科を卒業するが、直後に日本画科に再入学する。その後、稼いだ金を元手に兄と共に、父の研究所を奪ったフロイド・エレクトリック社の株式を買収し、復讐を果たす。一方、善人ゆえの罪悪感に駆られる兄のために、買収後の前社長の家族が生活できるよう根回しも行っていた。終盤、真山からはぐみが重傷を負ったとの報を受け、帰還。はぐみを連れ去り、隠れ家で想いを打ち明けるが、その時の一言が仇となり振られる。竹本たちと別れた後は、ピーターの下で映画制作の仕事に従事している。名前の由来は『機動警察パトレイバー』に登場する「南雲しのぶ」[12]。漫画『イノセンスを待ちながら』で劇場版1・2を繰り返し見たと書いている。
花本 修司(はなもと しゅうじ)
声 - 藤原啓治[10]演 - 堺雅人 / 村上淳30歳と少々(初登場時)。竹本達が通う大学のOBであり、美術史の教師。日頃から教師として学生達を暖かく見守る。森田達から災難に遭わされる事もあるが、はぐみが楽しむことならあっさりと受け入れたり、悩んでいる生徒達の相談に乗るなどの寛大さも持っている。はぐみは修司のいとこの娘だが、父親代わりとも言うべき存在で、はぐみを溺愛しており、はぐみが作った奇妙な料理もおいしそうに食べる。理花の夫とは親友で、学生時代は一緒に暮らしていた。そこへ理花が転がり込み、3人で暮らしていたこともある。理花の夫が亡くなった後、理花を立ち直らせようとしたが果たせず、その役目を真山に託した。学生時代、解剖学や色彩学などには優秀な生徒だったが、芸術家としては挫折しており、才能有る原田夫妻やはぐみに対しては複雑な感情を抱いている側面がある。料理が得意。自分探しの旅を何度もしているが、いずれも原田夫妻に見つかり失敗している。真山同様にかなり凝り性。終盤、重傷を負ったはぐみのリハビリに自分の全てを費やすために大学を休職する。作者イメージは犀川創平[13]との事。
原田 理花(はらだ りか)
声 - 大原さやか[10]演 - 西田尚美 / 瀬戸朝香原田デザインの経営者。旧姓は江上(えがみ)。身長164cm。北海道小樽市出身。かなりの犬好きで自身も幼少期に実家で犬を飼っていた。大学進学時に親に勘当されているために身寄りはいない。建築デザイナーとしては、若い頃からその才能が認められており、ファンも多い。大学に入った当初は「雪の女王」と呼ばれるほどクールで取っつきにくい性格だったが、原田や修司と共に過ごすうちに少しずつ明るくなっていった。やがて原田と結婚し、共に原田デザインを構える。しかし、仕事に疲れた夫を気遣って車の運転を引き受けた直後、他車のスリップ事故に巻き込まれて夫を失い、自身も後遺症が残るほどの重傷を負う。このため自身を責め続け、再び他人と距離を置くようになってしまった。残された事務所を1人で切り盛りし、原田の遺したデザインや仕事を成し遂げようとしている。自身も事故によって左半身に深い傷を負い、後遺症から移動には杖を手放せない。修司や真山の優しさを理解しつつも、自分が彼らを傷付けてしまう事を気にかけ距離を置こうとする。
主要人物の家族
森田 馨(もりた かおる)
声 -
竹若拓磨皆川純子(子供時代)忍の兄。忍の謎のアルバイトに深い関わりを持つ人物。忍とは容姿のほか、金の亡者で茶目っ気たっぷりな点も似ているが、本人は否定している。会社社長でもあり、城山を始めとして社員たちから慕われている。部下からはカオル様と呼ばれている。頭の回転が速く、記憶力に長けている。裕木奈江のファン。冷徹に振舞っているが、根が優しい故に思い悩むことが多い。父譲りの才能を持ち、今も自分のことを慕ってくれる忍に対しては複雑な感情を抱いている。幼い頃は、父が才能豊かで世話の焼ける弟ばかり見ていたこともあって、父の親友・部下で自分と同じようなコンプレックスを持つ根岸に懐いていた。過去のある理由から忍同様にお金への執着が強い。
竹本 祐一(たけもと ゆういち)
声 - 小関明久竹本の今は亡き実父。長身痩躯で穏やかな性格。趣味は鉄道模型で手先の器用さは息子にも受け継がれている。生前から虚弱体質で、竹本が小学生の時に帰らぬ人となる。
合田 美津子(あいだ みつこ)
声 - 篠原恵美竹本の母。群馬県の総合病院で看護師を務めている。同僚や夫からは「美津さん」と呼ばれている。病気がちだった夫を早くに亡くしたため祐太を女手1つで育てて来たが、入院患者だった合田稼頭男と再婚。常に息子の身を案じている。息子同様、生真面目で遠慮がち。働き詰めで倒れる事が多く、稼頭男に対しても申し訳無く思っている。
合田 稼頭男(あいだ かずお)
声 - 三宅健太竹本の義理の父。怪我で入院した総合病院で看護師を務めていた美津子と出会い、猛烈なアプローチの末結婚。竹本の実の父とは対照的に典型的な体育会系。ガサツで大雑把な所があるが、実直で優しい性格。しかしそれ故に竹本は劣等感を持たずにいられない。竹本や美津子が遠慮がちな態度を取る事を歯がゆく思っている。実家は農家で下仁田ネギを作っており、名前の通り村一番の稼ぎ頭であると自負する。
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