ハエ叩き
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かつてはシュロ[1]で、「はえうち」や「はいうち」(福岡)ともいい、江戸時代慶長年間の『童蒙先習』には「直なる物。棕櫚……葉は蠅うちに」とある。
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全体が樹脂製のもの

柄が金属製のもの

派生語

形が漢字の「甲」の字に似ていることから、昭和初期の学生が成績の甲乙丙の甲を表す隠語としても用いた
[2]

地上から敵航空機などを撃墜する対空兵器の俗称として、敵航空機などを蠅に見立てて「ハエたたき」と呼ぶことがある (87式自走高射機関砲など)。

鉄道趣味者の間では、昭和20年代に建設された線路脇の電柱に「ハエタタキ」の俗称を用いる。これは、多数の碍子を支えるために何本もの張り出しが存在する様子が蠅叩きに似て見えるためである。

類似品

蠅や蚊を叩き殺す類似の物に、電撃ラケットがある。小さなラケット状の柄部に電池を内蔵し、叩く部分(金属メッシュ)は通電部となっており、飛んでいる蠅や蚊へ振り下ろすことで通電部に接触させ、電気ショックで殺すというものである[3]
脚注^ はえたたき【蠅叩き】 - Web版 むかしの道具展
^ 出典:米川明彦編『日本俗語大辞典(第3版)』東京堂出版 2006年 489頁
^必殺・電撃ラケット - エイコー

関連項目

蠅取り紙

ハエ払い(英語版) ‐ ハエを叩いたり払ったりする長い毛を束ねた道具で、南アジアやチベットに見られる似たような形状のものは、熱帯地域では団扇のように使ったり、レガリアや仏具などの宗教アイテム(払子)としても使用された。同様のものはアフリカから中東まで広い地域でみられる。


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