ノーベル文学賞
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公式な声明ではノーベル賞の辞退は個人的な理由としているが、この賞が西側中心のものであることへのサルトルの批判として受け止められた[19][20]
セクハラ問題

#MeToo運動が世界に広がった2017年、ノーベル文学賞の選考機関であるスウェーデン・アカデミーの女性会員の夫が、複数の女性に性的暴行を加えていたとの疑惑が報道された。また当該人物がヴィスワヴァ・シンボルスカエルフリーデ・イェリネクハロルド・ピンターパトリック・モディアノなど計7名受賞者の名前を事前に漏洩していた事実も判明し[21]、アカデミーは混乱に陥り、2018年の同賞の選考を見送ることを発表した[22][23]

この発表見送りに対してスウェーデンの文学関係者による市民団体「ニュー・アカデミー」は2018年の1回限りとなる代替賞「ニュー・アカデミー文学賞」を創設。マリーズ・コンデフランス海外県)へ授賞する事が10月12日に発表された[24]。この賞はショートリスト4名が公表され、コンデの他に、ニール・ゲイマン(イギリス)、キム・トゥイ(英語版)(ベトナム)、村上春樹(日本)が候補に入ったが、村上は選考時点で自ら辞退を申し出た[25]
歴代受賞者詳細は「ノーベル文学賞受賞者の一覧」を参照
脚注[脚注の使い方]^ Nobel Media AB. “ ⇒Full text of Alfred Nobel's Will”. 2011年10月22日閲覧。
^ 柏倉、2-3頁。
^ a b c 戎崎俊一監修『ノーベル文学賞と経済学賞 : 暮らしと心を豊かにした人びと』ポプラ社、2003年。ISBN 4-591-07516-8。 、2-3頁 16頁。
^ The Asahi Shimbun Company. “ ⇒ノーベル文学賞 選考の地を訪ねて〈上〉”. 2011年10月22日閲覧。
^ 柏倉、4-7頁。
^ 柏倉、104-105頁。
^ 柏倉、179-180頁。
^ 柏倉、79頁。
^ “サルトルのノーベル賞辞退の背景、書簡間に合わず 新資料で判明”. www.afpbb.com. 2023年4月14日閲覧。
^ “ ⇒ノーベル賞のメダル”. アワードプレス. 2017年10月4日閲覧。
^ 柏倉、8-9頁。
^ 大木ひさよ「川端康成とノーベル文学賞 スウェーデンアカデミー所蔵の選考資料をめぐって」『京都語文』 2014年 第21号 p.42-64
^ 柏倉、15-23頁。
^ 柏倉、42-43頁。
^ 柏倉、56-59頁。
^ 柏倉、99-101頁。
^ Nobel Media AB. “ ⇒Nobel Prize Facts”. 2011年10月29日閲覧。Four Nobel Laureates have been forced by authorities to decline the Nobel Prize!
^ 柏倉、141-147頁。
^ Nobel Media AB. “ ⇒Nobel Prize Facts”. 2011年10月29日閲覧。Two Nobel Laureates have declined the Nobel Prize!
^ 柏倉、148-151頁。


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