ネパール語
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西ベンガル州においては、1961年にネパール語がダージリンカリンポン及びカルシャン(英語版)の公用語に加えられた[24]。また、インドでは1980年前後に、ネパール語をインド憲法第8附則に定められた公用語とする運動が展開した[25]。1977には、インド文学の振興期間であるサヒティア・アカデミ(英語版)がネパール語の文学を公式に受容した[26]。インドに併合されたシッキムでは、「シッキム公用語法(Sikkim Official Languages Act)」により、ネパール語が公用語となっている[27]。1992年8月20日には、インド連邦議会下院ローク・サバー)がネパール語を公用語に加える議案を可決した[28]
地理的分布
ネパール

2011年の国勢調査によると人口の44.6%がネパール語を第一言語とし[29]、32.8%が第二言語としている[30]
インド

2011年の国勢調査には、292万6168人のネパール語話者がいると発表した。[31]

各州ごとのインドのネパール語話者[32][33]

ネパール語話者(2011年)

増加率(2011年)
西ベンガル1,155,37512.97%
アッサム596,2105.56%
シッキム382,20012.87%
ウッタラーカンド106,39916.86%
アルナーチャル・プラデーシュ95,31700.42%
ヒマーチャル・プラデーシュ89,50827.37%
マハーラーシュトラ75,68319.22%
マニプル63,75638.61%
メーガーラヤ54,7164.91%
ナガランド43,48127.06%
ミゾラム8,9940.51%

ブータン

ブータンのローツァンパと呼ばれるブータン語を母語としている人は人口の35%である[34]。この中にはブータン難民が含まれており、その非公式推定値は30~40%と高く、南部の過半数(約204万2000人)を占める[35]
音韻論
母音

ネパール語の母音前舌中舌後舌
i [?]u [?]
半狭e [?]o
半広? [??]
a [a]

ネパール語は6つの口母音と5つの鼻母音を区別する。/o/には対応する鼻母音が音素レベルでは存在しないものの、自由変異として[o]となる場合がある。

二重母音は/ui?/、/iu?/、/ei?/、/eu?/、/oi?/、/ou?/、/?i?/、/?u?/、/ai?/、/au?/の10種類である。
子音

ネパール語の子音両唇歯茎そり舌硬口蓋軟口蓋声門
m ⟨?⟩n ⟨?/?⟩(? ⟨?⟩)? ⟨?⟩
破裂破擦無声無気音p ⟨?⟩t ⟨?⟩t?s ⟨?⟩? ⟨?⟩k ⟨?⟩
有気音p? ⟨?⟩t? ⟨?⟩t?s? ⟨?⟩?? ⟨?⟩k? ⟨?⟩
有声無気音b ⟨?⟩d ⟨?⟩d?z ⟨?⟩? ⟨?⟩? ⟨?⟩


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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