ネオグラシエーション
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この峠の氷河前方のへりから約2キロ以内の部分に「新鮮で美しい二列のモレーン」が存在している[2]。最終氷期のものだとする意見もあるが、ネオグラシエーションのモレーンであると考えられる。
ケニア山
BakerによってステージYモレーンとされたモレーンには、Tyndall前進期とLewis前進期という2種類の前進期におけるネオグラシエーションのモレーンが見られる。
日本
富良野盆地
50メートル程のボーリング調査を行った際にネオグラシエーションの泥炭層が発見されている。この層からはネオグラシエーションに、ヒプシサーマルまでに増加していたクルミやミズナラ、トドマツが減少した代わりに、ハンノキやヤチヤナギ、ゼンマイ科のシダが増加していたことがわかる。また、ミズナラの登場で一時減少していたカバノキが増加していることから、この層がだんだんと現在に近い植生に変わっていった様子も読み取ることができる。
飛騨山脈
日本アルプスの1つである飛騨山脈南部(槍・穂高連峰周辺)では、4段階の氷河前進期(横尾期、涸沢期1、涸沢期2、涸沢期3)が示されている。だが、それらの4つの氷河前進期よりも新しい氷河拡大期、つまり、ネオグラシエーションの痕跡と考えられるものが所々で見られている。
その他、調査プロジェクト、記録
幌尻・戸蔦別岳巡検
1995年8月3?8月5日(小泉、辻村、福井、目代)[3]
利根川下流部低地、東京湾北、西岸低地(市川南部、多摩川下流部、横須賀付近)、藺牟田池、柊原遺跡のボーリング調査(杉原重夫ら)
脚注[脚注の使い方]^ 青野靖之. “ ⇒これまでの気候の移り変わり(第五版)”. 大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科. 2018年4月7日閲覧。
^ 白岩孝行、 ⇒チベット氷床説をめぐる最近の動向、1991年、2009年7月23日閲覧
^ ⇒http://www.u-gakugei.ac.jp/~koizumi/seminar/1995junken.htm
外部リンク
⇒第四紀気候変動とそのメカニズム
(2009年6月28日最終閲覧)
⇒白岩孝行:氷河のページ ヒマラヤの氷河
⇒明治大学学術フロンティア 構想
⇒温暖化による生物への影響についての文献情報
⇒富良野盆地の地形・地質発達史
⇒白岩孝行 チベット氷床説をめぐる最近の動向
⇒ケニア山における氷河の後退と植生の遷移―とくに1997年から2002年において―
(以上、2009年7月23日最終閲覧)
表
話
編
歴
地球温暖化と気候変動
経過
地球気候史
氷河時代 / 最終氷期 / ヤンガードリアス
完新世温暖期
ネオグラシエーション / 中世温暖期
小氷期 / ハイエイタス
過去の気温変化 …その他
問題の経過
地球寒冷化
世界気候会議
スターン報告
IPCC第4次評価報告書
IPCC第6次評価報告書
近年の地球温暖化対策
原因
要因と
メカニズム
温室効果
温室効果ガス
太陽放射
太陽変動
日傘効果
エアロゾル
アルベド
炭素収支(吸収源 • 森林破壊)
海洋循環
大気循環
大気変動
ヒートアイランド
軌道要素変動
地殻変動 …その他
考え方
放射強制力
気候感度
気候因子
気候モデル
GCM
影響
大気圏
気温上昇
氷河融解
異常気象の増加・極端化
気候の変化
水圏
海面上昇
海洋酸性化
熱塩循環の停止 …その他
対策
緩和策
低炭素社会
脱炭素社会
オフセット
ニュートラル
省エネルギー
再生可能エネルギーの利用
環境税
吸収源活動
排出取引
クリーン開発メカニズム
共同実施
二酸化炭素貯留
カテゴリ
温暖化関連政策
温暖化防止活動 …その他)
適応策
気候変動適応策
枠組み
パリ協定
IPCC
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ポスト京都
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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