近代史における最も重要な科学的進歩の多くは、ネイチャーで最初に発表されてきた。例えば、これまでにノーベル賞を受賞した研究業績の多くは、ネイチャーに掲載されてきた。以下は、ネイチャーで公開された科学的大発見の中から、いずれも重大な結果をもたらしたものを選び、掲載された論文の引用文を掲載したものである。
X線の発見 - ⇒Rontgen, W.C., "On a New Kind of Rays", Nature 53, 274-276 (1896).
粒子と波動の二重性 ? C.Davisson and L. H. Germer (1927). “The scattering of electrons by a single crystal of nickel”. Nature 119 (2998): 558?560. Bibcode: 1927Natur.119..558D
南方熊楠が1892 - 1900年のイギリス滞在中書いた、「極東の星座」を始めとする何点もの論文が『ネイチャー』に掲載された[47]。当時日本人の寄稿は、南方の論文を除けばせいぜい1点しかなかった、という[注釈 1][47]。