ニンテンドーDS
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ニンテンドーDS(ニンテンドーディーエス、Nintendo DS、略称:DS)は、任天堂が日本において2004年(平成16年)12月2日に発売した携帯型ゲーム機。「ニンテンドーDSシリーズ」の第一弾となった。
概要

携帯型ゲーム機として任天堂はゲームボーイアドバンス(以下GBA)を展開中だったが、本機はGBAの「後継機」ではなく、ニンテンドーゲームキューブ、GBAに次ぐ「第3の柱」をうたい[4]、一から開発された新しいゲーム機である[5][6][注 2]。しかし本機が瞬く間に普及し、後に発売されたGBAの新型モデルであるゲームボーイミクロの売り上げも伸びなかったため、任天堂を含む多くのメーカーはDSに注力、事実上GBAの後継として展開された。

本機は液晶ディスプレイが2画面となり、下部のディスプレイのみタッチパネルに対応している。GBAと比べてボタン数が増加しスーパーファミコンに準じた数となる。

新たにソフトウェア媒体として採用されたDSカードはメモリーカードタイプの形状となり、従来のROMカセットのパラレル接続からシリアル接続に変更。従来のROMカセットよりも大量生産とコストダウンに優れており、大容量化にも対応できる。後に発売されたNintendo Switchに至るまで、このタイプのソフトウェア媒体が採用されている。

2006年3月2日には小型化された上位モデルのニンテンドーDS Liteが発売され、2008年11月1日にはゲームボーイアドバンスとの互換性を廃止した代わりに薄型化し、内蔵フラッシュメモリ、SDメモリーカードスロットを搭載したニンテンドーDSiが発売された。2009年11月21日にはニンテンドーDSiを大きくしたニンテンドーDSi LLが発売された。

後に続くニンテンドーDSシリーズの第1弾として発売された。シリーズは2016年までの12年間に渡って同社から発売され[1]、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}日米両国において最も売れたゲーム機となっている[いつ?][1][8]

発売された一部のゲームはWii Uの配信サービスであるバーチャルコンソールで配信されていた(2023年終了)。
沿革

2003年8月 - 任天堂は今までとは異なる質の商品を開発していることを発表。

2004年

9月21日 - 任天堂、発売日と価格を発表[9]。北米では2004年11月21日に149.99ドル、日本では2004年12月2日に1万5,000円、オーストラリアでは2005年2月24日に199.95豪ドル。

11月21日 - 米国で発売。

12月2日 - 日本で発売。

12月13日 - 台湾で発売。

12月29日 - 韓国(韓国任天堂での発売)で発売。

12月31日 - ブラジルで発売。

12月末 - 米国では発売後1か月で100万台を出荷、日米の累計は280万台となった。


2005年

2月24日 - 豪州(ニンテンドーオーストラリアでの発売)で発売。

3月11日 - 欧州で発売。

3月12日 - スペインで発売。

4月中期 - 出荷台数200万台を突破。

7月23日 - 中国(神游科技での発売)で発売。

12月26日 - 任天堂は「ニンテンドーDS Touch!Generations新作ソフト記者発表会」を行い、その中で日本でのDS販売台数が500万台を突破したと発表。これは14か月強のゲームボーイアドバンス(GBA)、17か月のPlayStation 2(PS2)を抜いて史上最速。

12月末時点で日本での出荷台数は544万台、全世界での販売台数は2005年(平成17年)末時点で1,300万台に到達。特に2005年末から2006年(平成18年)始めにかけて日本ではクリスマス・お年玉商戦の好調を反映して品切れする店舗が続出し、12月の第4週と1月の第1週の間に100万台の売り上げを記録。これらは世界的に見ても驚異的なハイペースで、ゲーム機史上空前の大ヒットとなっている。2005年度(平成17年度)の日本での実販売数は432万台(エンターブレイン調べ)となっている。


2006年

1月5日 - 予想を超える需要により供給が追い付かず、お詫びする事態に[10]

2月 - カンファレンスで、日本での販売台数が600万台を突破し、ミリオンセラータイトルが7本になったと発表。

3月2日 - ニンテンドーDS Lite発売。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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