-フジテレビ版ソフト版機内上映版 主題曲「Cinema Paradiso」はこれまでに各国のさまざまな企業のCMに使われているほか、テレビ番組でも頻繁に用いられる。イタリアのジャズ・トランペット奏者ファブリッツィオ・ボッソのアルバム『Nuovo Cinema Paradiso』、パット・メセニーとチャーリー・ヘイデンのデュオ作『ミズーリの空高く』、クリス・ボッティのアルバム『When I Fall in Love』など多くのミュージシャンがカバーしている。日本では、ギタリストの渡辺香津美がアコースティック・ギターをメインに用いた『おやつ』、 大賀好修がB'zの松本孝弘のソロ・ワークス『Theatre of Strings』でカバーしている。 本作はいくつかのバージョンで発表されている。日本では173分版と123分版が公開・ソフト化されている。 短縮版(「劇場公開版」)と長尺版では、映画の主題が大きく異なっている。短縮版では映画館「パラダイス座」が物語の中心となるのに対し、長尺版では主人公の人生に焦点が置かれており、青年期のエレナとの恋愛や壮年期の帰郷後の物語が丹念に描かれる。 1988年にイタリアで劇場公開された「オリジナル版」の上映時間は155分だった。しかし興行成績が振るわなかったため、ラブシーンやエレナとの後日談をカットして123分に短縮されて国際的に公開され、成功を収めた。このバージョンの編集も監督本人が手がけている。 2002年には、173分のディレクターズ・カット版が公開された。もともとの123分版にはエレナの母親が立ち姿でトトと電話で話をしているシーンが含まれるが、公開・ソフト化されたものにその場面は収録されていない。本当の意味で完全版に一番近いフィルムは現在フィレンツェ某所に存在する。このフィルムは、2006年フィレンツェで開催した「フランス映画2006」で上映されている。
演出山形淳二
(フジテレビ)松岡裕紀左近允洋
翻訳宇津木道子金丸美南子山田小枝子
額田やえ子[4]
調整栗林秀年荒井孝
効果関根正治
録音鷹野豊
制作担当広瀬洋子吉田啓介
プロデューサー細谷衣里
制作ザック・プロモーションACクリエイト
アスミック・エースグロービジョン
制作・エピソード
音楽
劇場公開版と完全版
173分: 「ディレクターズ・カット版」、DVD・ブルーレイでは「完全オリジナル版」
155分: イタリアで上映された「オリジナル版」
123分[5](124分[6]とされることもある): インターナショナル版、「劇場公開版」、DVDでは「SUPER HI-BIT EDITION デジタル・リマスター版」
エピソードロケ地となったパラッツォ・アドリアーノ
映画の舞台となったシチリア島の「ジャンカルド村」は架空の村で、撮影はパラッツォ・アドリアーノで行われた。現在でもこの村を訪れると映画に登場する広場や町並みを見学できる。ちなみにムニチピオ脇のニューシネマパラダイス館にはカシオの従兄弟(Salvatore Dideo)他スタッフ数名が常駐し、申し出ればパラダイス座の客席として使われた教会内部、アルフレードの家(玄関)、トトの家(玄関)などを無償で案内してくれる。同村は内陸にあるため、海岸のシーンはチェファルやバゲリーア周辺、少年トトの通う学校はカステルブオーノ、トトとアルフレードの今生の別れとなった「ジャンカルド駅」はラスカリ駅 (it:Stazione di Lascari-Gratteri
日本国内のみ限定10,000部発売された15周年 アニバーサリー メモリアル コレクション(DVD-BOX)が一人の日本人によって前出のニューシネマパラダイス館へ寄贈されている。