1980年代当時、日本においてニューロマンティック・バンドと呼べるものが存在していたのか証明するのは難しい。近い存在としては一風堂のギタリスト土屋昌巳が活躍していた。彼は後期ジャパンのメンバーとして、またアーケイディア(デュラン・デュランの派生ユニット)のサポートメンバーとしても活動していて、ニューロマンティック・バンドとそれなりに付き合いもある[14]。しかし一風堂そのものがニューロマンティック・バンドだったのかどうかは意見が分かれるだろう。また、デビュー当時のTM NETWORKのファッションにもニューロマンティックの影響が窺える。既にベテランの歌手だった沢田研二も、アダム&ジ・アンツなどのサウンドやファッションを取り入れた[9]。とはいえニューロマンティックに逸早く反応したのはむしろ、本田恭章や中川勝彦、松岡英明といった当時はアイドル系とみなされていたソロ・アーティストたちであった。吉川晃司や[15]、岡村靖幸[15]などのシンガーソングライターにもニューロマンティックの影響がみられるという意見もあるようだ。バンドブーム以降はGRASS VALLEY、SOFT BALLET、access、LUNA SEA、SHAZNA、L'Arc?en?Cielなどヴィジュアル系と呼ばれるバンドたちのメンバーがニューロマンティック・バンドからの影響を語っていたが、ヴィジュアル系の多くはゴシック・ロック系とみなされることが多かった。 ※ 参考サイト「ニュー・ウェイヴのススメ @ ニュー・ロマンティック - VICE」による[16]
アーティスト
ヴィサージ
ウルトラヴォックス
アダム&ジ・アンツ
デュラン・デュラン
スパンダー・バレエ
カルチャー・クラブ
ヒューマン・リーグ
ソフト・セル
オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク (OMD)
ABC
Landscape
ジャパン
トーク・トーク(初期)
デペッシュ・モード(初期)
クラシックス・ヌヴォー