ニューロマンティック
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彼らのなかにはたった数年で驚くほどメジャーなスターになった者も多い。しかしそれゆえに「ニュー・ロマンティックは商業主義的」という批判が高まり、一部の批評家たちには全く評価されないまま現代に至る[13]
日本での展開

1980年代当時、日本においてニューロマンティック・バンドと呼べるものが存在していたのか証明するのは難しい。近い存在としては一風堂のギタリスト土屋昌巳が活躍していた。彼は後期ジャパンのメンバーとして、またアーケイディア(デュラン・デュランの派生ユニット)のサポートメンバーとしても活動していて、ニューロマンティック・バンドとそれなりに付き合いもある[14]。しかし一風堂そのものがニューロマンティック・バンドだったのかどうかは意見が分かれるだろう。また、デビュー当時のTM NETWORKのファッションにもニューロマンティックの影響が窺える。既にベテランの歌手だった沢田研二も、アダム&ジ・アンツなどのサウンドやファッションを取り入れた[9]。とはいえニューロマンティックに逸早く反応したのはむしろ、本田恭章中川勝彦松岡英明といった当時はアイドル系とみなされていたソロ・アーティストたちであった。吉川晃司[15]岡村靖幸[15]などのシンガーソングライターにもニューロマンティックの影響がみられるという意見もあるようだ。バンドブーム以降はGRASS VALLEYSOFT BALLETaccessLUNA SEASHAZNAL'Arc?en?Cielなどヴィジュアル系と呼ばれるバンドたちのメンバーがニューロマンティック・バンドからの影響を語っていたが、ヴィジュアル系の多くはゴシック・ロック系とみなされることが多かった。
アーティスト

※ 参考サイト「ニュー・ウェイヴのススメ @ ニュー・ロマンティック - VICE」による[16]

ヴィサージ

ウルトラヴォックス

アダム&ジ・アンツ

デュラン・デュラン

スパンダー・バレエ

カルチャー・クラブ

ヒューマン・リーグ

ソフト・セル

オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク (OMD)

ABC

Landscape(後期)[7]

ジャパン

トーク・トーク(初期)

デペッシュ・モード(初期)

クラシックス・ヌヴォー

シンプル・マインズ[6]

バウ・ワウ・ワウ

モダン・ロマンス[17]

チャイナ・クライシス[18]

カジャグーグー

トンプソン・ツインズ[19]

フロック・オブ・シーガルズ

デッド・オア・アライヴ

脚注
注釈^ 「君は完璧さ」「タイム」などがヒット。

出典^ https://www.allmusic.com/album/visage-mw0000196220
^ a b 佐久間 1999, p. 34.
^ a b 新谷 2017, p. 69.


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