ニューヨーク証券取引所
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1866年 - ウエスタンユニオンがティッカー・システムを取引所へもたらした。

1903年 - 世界屈指の金融街、ウォール街に今の取引所建物が竣工。

1907年 - 1907年恐慌で各財閥を頂点とする原始的なシャドー・バンキング・システムが成立。

1927年 - 第二市場すなわちカーブ(Curb)取引所でモルガン・ギャランティ・トラスト米国預託証券を発行。

1929年 - 暗黒の木曜日(ブラック・サーズデー)─過熱気味のニューヨーク・ダウ大暴落世界恐慌が起こる。

1941年 - シェルビー・カロム・デービス(Shelby Cullom Davis)が低落した会員権を購入。

1953年 - 第二市場がアメリカン証券取引所に改称。年金基金と保険会社が全国的な出来高を支えた。

1961年 - 年末に「第三市場」へ取引量が大きく流れ、市場が取引量的に分解した[11]。この「第三市場」では、大きな証券取引所に属さないブローカー兼ディーラーが、上場株式を店頭で、継続的に自己売買およびマーケットメイクした[12]。「第三市場」はオートメーション化を強みとして証券取引委員会の後援を受け、店頭のスペシャリストやナスダックを攻撃した。

1975年 - 固定手数料制を廃止。全米市場システム(National Market System)を導入。

1987年 - 暗黒の月曜日(ブラック・マンデー)。ダウ平均株価は前営業日比約508ドル安(下落率22.6%)と株価が暴落

1999年 - ニューヨーク証券取引所自ら株式公開。

2001年 - アメリカ同時多発テロ事件により、4日間取引を停止。ニューヨーク・ダウが大幅に下落。

2003年 - 投信・保険界の不正が追及された9月、ニューヨーク証券取引所のCEOが交代した。17日グラッソ(Richard Grasso)がゴールデンパラシュートで離脱。21日シティグループのリード(John S. Reed)がつないだ。12月18日ゴールドマン・サックス社長のサイン(John Thain)がCEOとなって、後にゴールドマン系のアーキペラーゴを買収した。

2006年 - 持株会社NYSEグループが株式を上場(ティッカー: ⇒NYX

2007年 - 東京証券取引所と投資信託事業等の業務提携発表。

2007年 - 持株会社NYSEグループとユーロネクストが合併し、NYSEユーロネクストとなる。

2008年 - 世界金融危機によりニューヨーク・ダウが1万ドル以下に暴落。

2010年 - 高速取引による大量の売り注文によって、ダウ平均株価は一時998ドル安と過去最大の下落幅を記録(2010 Flash Crash)。

2013年 - インターコンチネンタル取引所(ICE)傘下となる。

2014年 - フィデリティ・インベストメンツの金融仲介がスキャンダル化。

2018年5月25日 - バンク・オブ・アメリカ出身のステイシー・カニンガム(Stacey Cunningham)が社長に就任。初めて女性がトップになった[13](2022年に退任)。

2020年 - 取引所内にて新型コロナウィルスの感染者が発生し、立会場を一時閉鎖した。

市場取引
取引時間

取引時間は時間外取引を含めると以下の通り[14]

opening session: 4:00?9:30 [日本標準時 18:00?23:30(冬時間)、17:00?22:30(夏時間)]

core trading session: 9:30?16:00 [日本標準時 23:30?6:00(冬時間)、22:30?5:00(夏時間)]

extended hours: 16:00?20:00 [日本標準時 6:00?10:00(冬時間)、5:00?9:00(夏時間)]

祝祭日を除く月曜日から金曜日の米国東部標準時および米国東部夏時間。core trading session は9:30?16:00の「一場制」であり[15]、日本などのような「前場」「後場」といった区分は無い。
取引形態

取引形態はオークション方式を採用している[4]。呼び値は1セントである[4]

値幅制限はないが指数の下落が一定幅を超えると取引を中断するサーキットブレーカー制度が採用されている[4]

受渡日はT+2(約定日を含め3営業日)である[4]

ティッカーシンボルと呼ばれる、各企業を表す1?5文字のアルファベットがNYSE内の証券コードとして用いられる[16]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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