活動当時はケバケバした女装ファッションや度重なるステージでの暴力行為、センセーショナルな言動、メンバーのアルコールやドラッグのトラブルなどでキワモノ扱いを受けたこともあり人気は持続せず、アルバム2作を残して解散してしまった。だが、その後サンダースがパンク勃興期のイギリスで人気を得たこともあり、ラモーンズやセックス・ピストルズなどの英米のパンクミュージシャンに影響を与え、パンクとグラムロックの先駆的な開拓者として評価されている。また、元ザ・スミスのモリッシーが、ニューヨーク・ドールズのファンクラブを主宰していたこともある。2004年の再結成は、彼の尽力によるもの。
1975年(サンダース脱退直後)に在籍していたブラッキー・ローレスは[要出典]、1982年にヘヴィメタル・バンド「W.A.S.P.」を結成している。なお、BURRN! 2024年1月号(シンコーミュージック発行)に掲載されたインタビュー記事において同氏は、ニューヨーク・ドールズでは2回のステージを務めただけであり皆それを大げさに取り上げている、と答えている。
メンバー
オリジナル・メンバー
ジョニー・サンダース - ボーカル、ギター
リック・リヴェッツ - ギター
アーサー・"キラー"・ケイン - ベース
ビリー・マーシア - ドラム
黄金期メンバー
デヴィッド・ヨハンセン - ボーカル
ジョニー・サンダース - ギター
シルヴェイン・シルヴェイン - ギター
アーサー・"キラー"・ケイン - ベース
ジェリー・ノーラン - ドラム
再結成メンバー
デヴィッド・ヨハンセン - ボーカル
シルヴェイン・シルヴェイン - ギター
アーサー・"キラー"・ケイン - ベース
スティーブ・コンテ - ギター
ブライアン・クーニン - キーボード
ゲイリー・パウエル(リバティーンズ) - ドラム
『反逆という名の伝説』ゲスト
イギー・ポップ
マイケル・スタイプ(R.E.M.)
トム・ゲイベル(AGAINST ME!)
サミ・ヤッファ(ハノイ・ロックス) - ベース
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
『ニューヨーク・ドールズ』 - New York Dolls (1973年)
『悪徳のジャングル』 - Too Much Too Soon (1974年)
『反逆という名の伝説』 - One Day It Will Please Us to Remember Even This (2006年)
『コーズ・アイ・セッズ・ソー』 - Cause I Sez So (2009年)
『ダンシング・バックワード・イン・ハイ・ヒールズ』 - Dancing Backward in High Heels (2011年)
デモ・アルバム