1978年から1980年の大会では、中距離ランナーから転身したグレテ・ワイツが世界最高記録による3連覇という快挙を達成する。その3年間での記録の伸びは6分48秒にもおよび、1979年には女子初の2時間30分突破を成し遂げるなど女子マラソンの歴史に一つのエポックを築いた。
その翌年の1981年の大会では男子はアルベルト・サラザール
、女子はアリソン・ローによって男女アベックの世界記録更新と伝えられた。しかし、3年後の1984年になってこの年の大会は148m距離が不足していたことが判明し、記録は取消となってしまった。その時点では男女の記録はともに更新されていたが、それによって損をしたのがロバート・ド・キャステラで、サラザールの記録の直後に福岡国際マラソンで樹立した2:08:18は本来なら世界最高記録であったにもかかわらず、距離不足の判明時点ではイギリスのスティーブ・ジョーンズに更新されており、一度も世界記録保持者と呼ばれることはなかった。2000年から公式に車いすの部が加えられている。日本の土田和歌子が2009年には3位、2013年には2位に入っている。(→車いすマラソン)
近年の優勝者
2011 副島正純 1:31:41
脚注^ ⇒http://www.tcsnycmarathon.org/sites/default/files/NYC%20Marathon%20Elevation%20Profile_2014.pdf
^ ⇒http://www.tcsnycmarathon.org/about-the-race/results/finisher-demographics
^ ⇒http://www.tcsnycmarathon.org/