ニコ・ヒュルケンベルグ
Nico Hulkenberg
ニコ・ヒュルケンベルグ
(2019年)
基本情報
国籍 ドイツ
生年月日 (1987-08-19) 1987年8月19日(36歳)
ニコラス・ヒュルケンベルグ
Nicolas Hulkenberg
出身地 西ドイツ
エメリッヒ・アム・ライン
ニコラス・"ニコ"・ヒュルケンベルグ(Nicolas "Nico" Hulkenberg, 1987年8月19日 - )は、西ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州クレーヴェ郡エメリッヒ・アム・ライン出身のレーシングドライバー。ニコ・ヒュルケンバーグとも表記されることもある。ニックネームはハルク[1]。フジテレビF1中継でのニックネームは「皇帝チルドレン」。身長184cm[2]。実家が運送業のため大型自動車の運転免許を所持している[3]。 10歳のときにレーシングカートレースを開始[4]。2002年よりドイツ・ジュニアカート選手権に出場すると、翌2003年にチャンピオンを獲得。2004年までカートに参戦した[5]。 2005年にシングルシーターレースにステップアップ、ドイツ・フォーミュラ・BMWのジョセフ・カウフマン・レーシングから参戦しシリーズ・チャンピオンを獲得。しかし、このチャンピオンはセバスチャン・ブエミがブレーキテストをしたとしてシーズン終了後に裁定によりペナルティを受けた為、獲得したチャンピオンであった[5]。 2006年、ドイツF3 2008年もユーロ・F3のARTグランプリから参戦しチャンピオンに輝いた。 2006-2007A1グランプリにA1チーム・ドイツからクリスチャン・ベトリス ヒュルケンベルグはミハエル・シューマッハなどのマネージャであるウィリー・ウェーバーのマネージメントをこのころから受けることになった。これは2006年末にA1のドイツチームを運営していたウェーバーが初戦のドライバーとしてオファーしたのが切っ掛けだった。 2009年はARTグランプリからGP2の本シリーズから出場する予定だったが急遽、アジアシリーズに第3戦目、第4戦目の2戦4レースのみ出場し2回のポールポジション、1回の優勝をした。 GP2本シリーズでも活躍を見せ、母国レースとなったニュルブルクリンクではネルソン・ピケJr.以来GP2史上2人目となるフルポイントレース(第1レースでポールポジション、ファステストラップ、優勝を独占し、リバースグリッドでのスタートとなる第2レースでも優勝とファステストラップを獲得。GP2では20ポイント獲得できる)を達成した。そして第9戦モンツァでGP2チャンピオンを獲得した。最終戦を残してのチャンピオン獲得はGP2史上初めてとなる。 マネージャーのウィリー・ウェーバーはF1でのテストドライブを行うためにルノーF1のフラビオ・ブリアトーレに接触していたが、2007年12月4日にヘレスでウィリアムズからテストする機会を得て[8]、2007年12月13日にウィリアムズのテストドライバーとなることが発表された[9]。これにより、2008年及び2009年はF3やGP2と平行してウィリアムズのテストドライバーを務めた。 2010年より同チームのレギュラードライバーに昇格[10]。チームメイトは大ベテランのルーベンス・バリチェロ。第3戦マレーシアGPでは10位入賞を果たし、F1で初ポイントを獲得した。その後はしばらく入賞がなかったが、第10戦イギリスGPで10位入賞を果たすと、第12戦ハンガリーGPでは自己ベストの6位でフィニッシュした。さらに、第18戦ブラジルGPにて予選で雨が降り出す前に好タイムを記録する幸運により自身初のポールポジションを獲得した。所属するウィリアムズにとっては2005年ヨーロッパGP以来5年ぶり、ルーキードライバーのPP獲得は2007年のルイス・ハミルトン以来3年振りの快挙である。
初期の経歴
カート
フォーミュラ・BMW
フォーミュラ3
A1グランプリウィリアムズをテスト走行するヒュルケンベルグ(2008年スペイングランプリ)
GP2ARTグランプリからGP2に出走する。(2009年モナコグランプリ)
F1
ウィリアムズウィリアムズ・FW32をドライブするヒュルケンベルグ。(2010年カナダグランプリ)