ナラ枯れ
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^ 小林正秀, 吉井優, 竹内道也、「気象がナラ枯れ(ブナ科樹木萎凋病)に及ぼす影響に関する初歩的研究」 『樹木医学研究』2014年 18巻 4号 p.95-104, NAID 40020244251, 樹木医学会

関連項目
ゾウムシ上科昆虫と植物の主な重要病害

ニレ立枯病(オランダニレ病) - キクイムシが媒介する楡の病気で道管の閉塞メカニズムとそれによる急激な萎凋を特徴とするところも似ている。原因菌はOphiostoma属菌

カラマツ属モミ属等に対するヤツバキクイムシ類の被害 - 本種と同じく大量発生時のmass attackと共生菌類が問題になる

北米のマツ属に対するDendroctonus属キクイムシの被害 - 同じくmass attackが問題

ヤシ類の赤輪病(英名:red ring disease) - ゾウムシが病原線虫を媒介するヤシの病気。

その他昆虫と樹木の主な重要病害

マツ材線虫病(松枯れ) - 日本で蔓延するマツの病気でカミキリムシが媒介する。本病と同じく道管の閉塞による通水障害と症状の急激な悪化を特徴とする。ただし道管の閉塞メカニズムは本病と異なるとされる。

オセアニア・北米のマツ属におけるノクチリオキバチの被害

北米モミ属に対するアブラムシの一種Adelges piceaeの被害

Raffaelea属菌が引き起こす病気

Laurel wilt病(和名未定) - 本病と同じくRaffaelea属菌が引き起こす
クスノキ科樹木の病気。媒介昆虫はキクイムシ科のXyleborus glabratus

Korean oak wilt病(和名未定) - 本病と同じくRaffaelea属菌が引き起こし韓国のブナ科樹木に被害が出ている。原因菌はRaffaelea quercus-mongolicaeとされ本種とは異なるとされる。媒介昆虫は本病と同属のナガキクイムシの一種Platypus koryoensisという種だという

cork oak mortality(病名未定、和名未定) - 地中海地域におけるコルクガシの病気。病原菌はRaffaelea canadensisおよびR. montetyi、媒介昆虫は本病と同属のナガキクイムシの一種Platypus clyndrusとされる

ブナ科樹木に枯損をもたらす主な病気

クリ胴枯病 - 本病と同じくブナ科樹木、特にクリ属に発生する病気。アメリカで蔓延し大きな被害を出している

Oak Wilt病(和名未定) - アメリカで蔓延しているナラ類の病気。原因菌はCeratocystis fagacearumとされ本病とは異なる。

Sudden Oak Death病(和名未定) - アメリカ西海岸で流行しているブナ科樹木の病気。原因菌はエキビョウキンの一種Phytophthora ramorumであり本病とは異なる

Korean oak wilt病(和名未定) - 韓国で流行している近縁菌が引き起こす病気。上述

Oak decline(和名未定) - ヨーロッパにおけるブナ科樹木の衰退現象で数種の病原菌や昆虫が関与している

外部リンク

森林生物データベース00039 カシノナガキクイムシ
森林総合研究所飼料

林野庁>ナラ枯れ被害

ナラ枯れ(ナラ類の集団枯死) 神戸大学森林資源学研究室

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