ナメック星
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鳥山明は「生態として水辺を好む」「なぜか歯はあるのに水しか飲みません」と語っている[19]

また、作中でデンデは前述の通り、性別の概念および関連する単語を理解できなかった一方で、「食べる」という単語の意味は理解したうえで返答しており、少なくともこちらの概念は持ち合わせている。アニメ『ドラゴンボール』では、ピッコロ大魔王の食事を用意するようにピアノがキングキャッスルで命令しているシーンや、子供の頃のマジュニアが魚をかじっているシーンがある。

アニメ『ドラゴンボール』ではピッコロ大魔王が昼寝をしているシーンがあるが、アニメ『ドラゴンボールZ』においてはピッコロが孫悟飯との修行中に「ナメック星人は眠らない」と発言している場面もある。
戦闘力

一部のナメック星人は高い戦闘力を有していて、悟空たちと同じく自在に変化させられる。ムーリ長老の村の若者で3000前後あり[注 10]、これらはサイヤ人のラディッツや、一般的なフリーザの部下たちを上回る戦闘力を持っている。アニメオリジナルで登場した一般的な戦闘タイプの若者の数値は10000前後[注 11]であり、ナメック星最強の戦闘タイプのネイルに至っては42000と、当時のベジータやフリーザの側近であるザーボン、ドドリアを凌駕している。

ピッコロは神と融合し本来の一人の存在に戻ると真の力を解放し、超(スーパー)サイヤ人をも超える実力を得て作中「超(スーパー)ナメック星人[24]」と形容されるほどの戦士に進化し、一時は悟空ら超サイヤ人の面々を抑えて主人公側の最強の戦力として活躍した。また、劇場版『超サイヤ人だ孫悟空』では、悪に染まったことで突然変異的な高い戦闘力を身に付けたナメック星人のスラッグも「超(スーパー)ナメック星人」と形容されている。
その他

劇場版では触角と口笛の音が弱点と設定されている。口笛の音はくもりガラスや黒板を爪でこする音のように、聴覚を刺激するためである。

すべてのナメック星人は、原作では4本指だが[注 12]、アニメでは5本指になっている。また、血液が紫色であるのもナメック星人の特徴だが、『ドラゴンボールZ』以前のアニメではたびたび赤色の場合がある。

また、2体以上のナメック星人が融合を行う場合がある。

言語については、独自の言語「ナメック語」の他、クリリンやフリーザ一味にも理解できる言語(宇宙公用語)を話すことができる。この言語は自分がナメック星人であることを忘れていた地球の神やその分身であるピッコロ大魔王によって地球で生み出されたピッコロ、神からこの言語を習ったミスター・ポポも話すことができ、さらには純粋な地球人であるブルマもミスター・ポポにより少なくとも宇宙船の操作に最低限必要なナメック語を会得している。この言語がナメック星にて日常的に使用されているかどうかは不明だが、前述のナメック星のドラゴンボールおよび彼らの開発した音声認識式の宇宙船などはこのナメック語で命令しなければ使用することができない。ナメック語は初代アニメではテープの逆再生と文字テロップで表現されている。また、「ピッコロ」はナメック語で「違う世界」という意味である。

高齢になると体力が衰え外見も皺が増えて老人になり、若返った時のピッコロ大魔王は老人の時よりも遥かに強くなったことが、作中で明らかにされている。さらに、高齢で卵を産むと死の危険すらあるほどとのこと。

宇宙でも屈指の高い戦闘力とこれらの特殊能力ゆえに、宇宙にもその存在は知られており、ベジータも地球に来る前からナメック星のことは噂で聞いていた。
主なナメック星人

魔族となったナメック星人であるピッコロ大魔王と、その生まれ変わりである大魔王の子(マジュニア)に関してはピッコロ (ドラゴンボール)を、劇場版オリジナルのナメック星人・スラッグについてはドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空#ゲストキャラクターの項を、ゲームオリジナルのツムリーとマイーマについてはドラゴンボールZ 超サイヤ伝説#ナメック星人をそれぞれ参照。
神様(地球の神)

- 青野武(無印、Z、改第4話 - 第51話)、島田敏(改第66話 - 第68話、『ドラゴンボールヒーローズ GOD MISSION 第4弾』以降のゲーム)

ナメック星の異常気象で地球に降り立ったナメック星人で、カタッツの子。(原作においては)異常気象時に最長老以外で唯一生き残ったナメック星人。ドラゴンボール、神龍を作った。最長老いわく龍族の天才児で、後の分離さえなければ相当な実力を持っており、超サイヤ人でないサイヤ人相手なら負けることはまずないとされる。地球に降りた際に事故で記憶の多くを失っており、ナッパがピッコロを「ナメック星人」と言うまでは、自分がナメック星人であることすら忘れていた。戦闘力は220[25][26]

地球では最初、ユンザビット高地で生活していた。青年になると、ユンザビットを飛び出し、世界を見て回っていき、天界の神殿において、地球の神の後継者を志す。本来ナメック星人は善の存在だが、地球人の邪悪な一面に触れたことにより、わずかな悪の心が芽生える。それを先代の神に見抜かれ、神になるために修行で悪の心を解き放ち分離させるが、それがピッコロ大魔王となった。もう一人の自分自身であるためどちらが死んでもどちらも死んでしまう。アニメではかつてガーリックと神の座を競っていたが、先代の神がガーリックの野望を見抜いたことから、神の後継者として選ばれた[27]

人間たちが余りにも私利私欲のためにドラゴンボールを利用しようとしているのを見て[注 13]ピッコロ大魔王が神龍を殺して、ドラゴンボールを使えなくした際には、もう神龍もドラゴンボールも復活させないでおこうと考えていた。だが、私利私欲のためではなく、ピッコロ大魔王たちに殺された仲間たちを生き返らせるために、ドラゴンボールを再度使用可能にしてもらおうとカリン塔から天界に登ってきた悟空を見て考えを改める。悟空のような者がわずかでもいる限りは、そうした者へのたった一つの最後の希望としてドラゴンボールを残しておこうと決意し、神龍の模型に指先から光線を発射して神龍を復活させた。

初代ピッコロ大魔王を倒した当時の悟空を指一本で弾き飛ばすほどの実力者。その際に自分とピッコロ大魔王の関係を教え、ピッコロが自分の生まれ変わりのマジュニアを残したことを伝える。いずれ来る戦いに備え、また神殿ならピッコロも手出しはできないと考え、自ら悟空に修行をつけることに。それから時は流れ、自分とピッコロとの関係を知った悟空ではピッコロを倒せないとの判断から、人間の中年男性の体に憑依して自身も第23回天下一武道会にシェンと名乗り出場。戦闘では手を交差して放つ衝撃波を見せている。ピッコロとの戦いでは、魔封波を使用してビンに封じ込めようとしたが逆にピッコロにさらに強大な魔封波による魔封波返し[28]を放たれ、憑依している人間だけでも助けるべく人間の肉体から抜け出し封印された。また、ピッコロとは命を共有しているため、神が自ら死ねばピッコロも死なすことができるが、「神が自殺をする訳にはいかない」という理由から、自殺できないでいた。


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