ナイン・インチ・ネイルズ
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7月22日、EP『アッド・バイオレンス』を発売。
2018年

6月21日、5年ぶりとなるフル・アルバム『バッド・ウィッチ』を発売。当初は前EP二作を含めたEP三部作の最終作になる予定だったが、Spotify等の音楽ストリーミングサービスにおいてEPがシングルとしてまとめられてしまうことを苦慮し、アルバムとして発表する運びとなった[9]

8月にはソニックマニア・サマーソニック大阪に出演するために4年ぶりの来日。

9月13日より、北米とメキシコを回るCold and Black and Infiniteツアーを開催。初日には予告なしにEP『ブロークン』の完全再現を行い、他公演では『パーフェクト・ドラッグ』、『アンド・オール・ザット・クッド・ハヴ・ビーン』といったこれまでライブで披露されたことのなかった曲を披露した[10][11]
2019年

6月、Netflixにて配信されているドラマ、ブラック・ミラーのエピソード内でマイリー・サイラスによる『ヘッド・ライク・ア・ホール』のカバーが披露される。これと同時にNINは同作品とコラボしたTシャツを発売[12]
2020年

1月15日、デペッシュ・モードT・レックスドゥービー・ブラザーズホイットニー・ヒューストンノトーリアス・B.I.G.らと共に『ロックの殿堂』入りが決定した。

3月26日、『ゴースツ I-IV』の続編となる『ゴースツV-VI』を発表。2019新型コロナウイルスの影響で自宅隔離を余儀なくされているファンのためのアルバムとして制作され、無料でリリースされた[13]

11月29日、ロックの殿堂入り授賞式が特別番組として放送・配信された。プレゼンターを務めたイギー・ポップは「これぞマスター・アーティストの証」「1995年に観たトレントとデヴィッド・ボウイとのライブが、ウェンブリー・アリーナで観たT・レックス、ピラミッド・クラブでのニルヴァーナ、1965年のボブ・ディラン同等な存在感」と讃えた。
音楽的特徴2005年5月

NINの音楽的な特徴として「Wish」で聴く事の出来る、インダストリアルの重たく、騒々しいサウンドが特徴である一方、「Down in it」は1980年代のエレ・ポップからの影響を受けている。その一方で「Hurt」に代表される、美しいメロディを特徴とする繊細な曲も多い。また、インダストリアルやノイズのみならず、エレポップやビッグビート、アンビエント、ポップなハードロック・ヘヴィメタルなど、様々なジャンルから影響を受けている。

楽曲のテーマとなっているのは一貫して「怒り」「渇望」であり、自らの内側からのインスピレーションにこだわり続けた憂鬱なサウンドは、暗く、圧倒的な存在感を放っていた。近年はレズナー本人のメンタル面の安定や成長もあり、以前の様な陰鬱さや攻撃性は抑えられたかわりに、アンビエント的な内省と静謐さを取り込み始めている。また制作活動におけるインスピレーションが内側から外側の出来事に変わって来た事もあって表現方法に変化が現れている。それは2005年にリリースされたアルバム『ウィズ・ティース』で聞く事ができる。
メンバー

正式なメンバーはレズナーとアッティカス・ロスのみだが、レコーディング及びライブ活動の際には当然他のミュージシャンをメンバーとして迎え入れることになる。スタジオでの制作活動はレズナーとその他のスタッフ(アラン・モウルダー、アティカス・ロスなど)により行われ、レズナーがその作業をコントロールしている。アルバムごとに形態は異なり、詳細は作品ごとのクレジットにて確認できる。ライブでの活動はアルバム制作後にオーディションや友人の紹介などでメンバーが決まる。そのため、ツアーの度にメンバーは大幅に入れ替わる。
ツアーメンバー

1989年 - 1994年

Richard Patrick - ギター

Jeff Ward - ドラム(在籍中に自殺)

James Woolley - シンセサイザー

Lee Mars - シンセサイザー

Chris Vrenna - ドラム/プログラミング

1994年 - 1997年

Robin Finck - ギター

Danny lohner - ギター/ベース

Chris Vrenna - ドラム/プログラミング

Charlie Clouser - キーボード/シンセサイザー

1998年 - 2000年

Robin Finck - ギター

Danny lohner - ギター/ベース

Jerome dillon - ドラム

Charlie Clouser - キーボード/シンセサイザー

2005年 - 2007年

Aaron North - ギター

Jeordie White - ベース/ギター

Alessandro Cortini - シンセサイザー/ギター/ベース

Josh Freese - ドラム

Alex Carapetis - ドラム

Jerome dillon - ドラム

2007年 - 2008年

Robin Finck - ギター

Justin Meldal-Johnsen - ベース

Alessandro Cortini - シンセサイザー/ギター/ベース

Josh Freese - ドラム

2009年

Robin Finck - ギター

Justin Meldal-Johnsen - ベース

Ilan Rubin(Lostprophets) - ドラム

2013年

Robin Finck - ギター

Josh Eustis - ベース/ギター

Alessandro Cortini - シンセサイザー/ギター/ベース

Ilan Rubin -ドラム

Pino Palladino - ベース

Lisa Fischer - コーラス

Sharlotte Gibson - コーラス

2014年

Robin Finck - ギター

Alessandro Cortini - シンセサイザー/ギター/ベース

Ilan Rubin -ドラム

2017年-

Atticus Ross - シンセサイザー/プログラミング

Robin Finck - ギター

Alessandro Cortini - シンセサイザー/ギター/ベース

Ilan Rubin -ドラム

レコーディングメンバー

膨大な人数になるために全てを列挙する事は不可能だが、比較的著名な参加者を表記する。

Adrian Sherwood(
エイドリアン・シャーウッド

Adrian Belew(エイドリアン・ブリュー

Tommy Lee (トミー・リー

Alan Moulder(アラン・モウルダー、エンジニア)

Keith Hillebrandt

Dave Navarro(デイヴ・ナヴァロ

Aphex Twin(エイフェックス・ツイン

David Bowie(デヴィッド・ボウイ

Dr. Dre(ドクター・ドレー

Dave Grohl(デイヴ・グロール

ディスコグラフィ

NINの公式作品はそれぞれ「halo」(haloとは例えば聖像の頭の周りやその上方に描かれる、光背, 後光の意味)を冠したシリアル・ナンバーが付けられている。

NINは作品のフォーマットによって同じタイトルでも内容が微妙に変わる事がある。例えば『ザ・フラジャイル』の場合、CDでは合計で23曲が収録されているが、アナログでは25曲が収録されている上にいくつかの曲では別バージョンが収録されている。また、同じ作品でもアメリカとヨーロッパ、日本で収録曲が変わっている事がある。

アルバムをリリースした後にリミックス・アルバムをリリースするのが通例となっており、アルバムリリースの度にリミックス・アルバムのリリースが期待されている。

2004年ナッシング・レコードが事実上活動を停止した関係からか、それ以降の先行シングルを含めたシングル曲のリリース形態がアメリカとヨーロッパで大きく異なっている。アメリカでリリースされている12インチ・シングルはリミックス曲が多数収録されており、それらはヨーロッパや日本でリリースされているシングルでは聴く事が出来ない物が多い。
スタジオ・アルバム

年タイトルアルバム詳細チャート最高位認定
US
[14]AUS
[15]AUT
[16]CAN
[17]FIN
[18]FRA
[19]GER


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