初期は舞台を中心にコントや漫才を行っていた。岡村の全身を使ったダイナミックなボケと、矢部の「?じゃないスか」などの冷静な「敬語ツッコミ」が特徴的。岡村が「身長はひゃく○○じゅっ○○センチです」とゴマかす「チビネタ」等も多かった。ねるとん出演時にて、チビネタがとんねるず(石橋貴明・木梨憲武)にハマっていた。
大阪から東京に活動の場を移してからはテレビのバラエティ番組をメインに活動している。岡村が常識的なことをあえて知らないフリをしたり勘違いしたまま暴走し、それを矢部が軽くツッコみながらも岡村を泳がす「勘違いボケ」などを得意としている。
ネタ作りは岡村が担い、仕切りや司会などは矢部が担当している。仕事の比率で言えば岡村の仕事量の負担が多く、ネタを考える岡村の横において矢部が新聞や週刊誌を読んで休んでいることでケンカが頻繁にあった。矢部は岡村が苦手としている仕切りや司会の仕事を矢部が練習もせず見事に熟すこと、岡村の真面目にネタを考え笑いに真剣に取り組んでいる部分、お互いに長所・短所をカバーしてコンビのバランスを取っている。 立命館大学に在学中は国家公務員を目指していた岡村だったが、それは「安定した職についてほしい」という父・治雄の勧めによるものであった。矢部の誘いをきっかけに「俺は親父の敷いたレールの上を歩いていただけやった」(岡村談)と思い直し、お笑いへの方向転換を決意したという。 当時の岡村の父は「隆史をヤクザの世界に誘いおって、矢部を絶対に許さへん!」と大激怒し、矢部が岡村の家に遊びに行っても一切口を利いてくれなくなった。岡村が休養したのをきっかけに矢部は岡村の父から「矢部さん、本当に隆史を見捨てんといて下さい」と言われ、2人はメールでやり取りをする仲にまで進展したのを元マネージャーとの対談で語っている[6]。 ナイナイ担当の歴代マネージャーはあだ名を付けられるのが恒例になっている。その命名は何故か有野晋哉(よゐこ)。特にキャラクターが特徴的な人物は『ナインティナインのオールナイトニッポン』で面白いエピソードとして語られるため、リスナーにもネタにされることが多い。 歴代マネージャーのあだ名には、河内マン(河内)・坪倉大臣(ツボクレンジャー、坪倉)・磯塚センターフライ(磯塚)・イトックス(伊藤)・なかなかじま(中島)・お茶子さん(中村)・満喫太郎(織田)・サトスター(佐藤)・居眠り姫(古瀬)・アジアンビューティー(土橋)・大森二等兵(大森)・ジム大谷(大谷)・なうかど(今門)・新車車谷(車谷)などがある。 新しいマネージャーが付いた際に、大阪時代のマネージャーが矢部のファンに手を出して吉本をクビになった旨がオールナイトニッポンで半ばお約束として語られる。 ナイナイのオールナイトニッポンでよくマネージャーイジりをしていた。坪倉が野猿で唯一女性ボーカルで一度だけ参加したCA(荒井千佳)との入籍を「嫁が野猿」とイジったり、アナウンサーの内田恭子が週刊誌に「吉本のマネージャーKと熱愛(のちに結婚)」を岡村に「河内マンだと思う」と言われたが、矢部に「(河内マネージャーが)体型ちゃうし、河内は角刈りやん!」とイジられた。 ナイナイが今後どのような活動をしてゆくのか、壁にぶち当たった時などに2人だけで会議が行われている。テレビやラジオで会議が行われる場合もあるが、それ以外に他人から知られたくない議題は主にメールで行うことになっている。年齢と共に仕事への向き合い方での修正や活躍の仕方、コンビでの活動などが話し合われる。 レギュラー番組 スペシャル番組
お笑いを目指すきっかけ
マネージャー
ナイナイ会議
受賞歴
漫才
1991年 : 第12回今宮こどもえびす新人漫才コンクールこども大賞受賞。
1992年 : 第13回ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞受賞。
受賞後、司会の桂三枝(現・六代目桂文枝)にインタビューされ岡村は号泣。また当時の矢部は舞台衣装がなく、2期先輩である蛍原徹(元雨上がり決死隊)からジャケットを借りて挑んだ。
1993年 : 第22回上方お笑い大賞銀賞受賞。
映画
1997年 : 『岸和田少年愚連隊』(監督は井筒和幸)で第39回ブルーリボン賞 新人賞・作品賞を受賞。
1999年 : 『メッセンジャー』で矢部が第23回日本アカデミー賞 話題賞・俳優部門受賞。
1999年 : 岡村主演の香港映画『無問題(モーマンタイ)』で第23回日本アカデミー賞 話題賞・作品部門を受賞。
2011年 : 『てぃだかんかん?海とサンゴと小さな奇跡?』で岡村が第34回日本アカデミー賞話題賞・俳優部門受賞。
テレビ
1993年 : 第13回『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』で岡村が新人賞を受賞。
出演「岡村隆史#出演」および「矢部浩之#出演」も参照
テレビ番組
現在の出演番組
ぐるぐるナインティナイン(1994年4月 - 、日本テレビ)- MC[7][注 2]
週刊ナイナイミュージック(2023年10月 - 、フジテレビ)- MC
初詣!爆笑ヒットパレード(1995年・2008年1月1日 - 、フジテレビ系)- MC[7]
ぐるナイおもしろ荘SP(2012年1月1日 - 、日本テレビ)
ENGEIグランドスラム(2015年5月 - 、フジテレビ系)- MC[7]
THE MANZAI マスターズ(2015年12月 - 、フジテレビ系)- MC[7]
笑って年越したい!!笑う大晦日シリーズ(2021年12月31日 - 、日本テレビ系)- MC[7]
笑って年越したい!!笑う大晦日(2021年12月31日)
笑って年越し!世代対決 昭和芸人vs平成・令和芸人(2022年12月31日)
笑って年越し!THE笑晦日(2023年12月31日)
鶴瓶&ナイナイの体当たりカレンダー2022 スペシャルダイジェスト版(2022年1月3日(2日深夜)、テレビ朝日)
鶴瓶&ナイナイのちょっとあぶないお正月 ダイジェスト版(2023年1月4日(3日深夜)・2024年1月3日(2日深夜)、テレビ朝日)
過去の出演番組
レギュラー番組
吉本印天然素材(1991年 - 1994年、日本テレビ)
ヒューヒュー(1992年10月 - 1993年7月、日本テレビ)
新しい波 → とぶくすり → とぶくすりZ → 殿様のフェロモン → めちゃ2モテたいッ!(『めちゃイケ』の前身、1992年10月 - 1996年9月、フジテレビ)
ピッカピカ天然素材!(1994年、TBS)
銀BURA天国(1994年4月 - 9月、テレビ東京)
ワイド!!ABCDE?す(1994年、朝日放送)
超天然銀座(1994年、テレビ朝日)
学校では教えてくれないこと!!(1994年11月 - 1995年9月、フジテレビ)
浅草橋ヤング洋品店 → ASAYAN(1992年 - 2002年、テレビ東京)
ジャングルTV ?タモリの法則? → タモリのグッジョブ!胸張ってこの仕事(1994年4月 - 2003年3月、毎日放送)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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