ナイル川デルタ
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デルタでは多くの考古学遺跡が残る[3]

20世紀後半から約60年間、デルタ地帯は地中海の海面上昇により年平均35mから75m程度後退しつつある[4]
人口

エジプトの総人口約1億人のおよそ半数がデルタ地帯に住む。主要都市の郊外では人口密度が1平方kmあたり1000人を超える。
動植物クロハラアジサシ

秋には一部で赤いハスの花が咲く。南部の下エジプトではエジプトハス、北部の上エジプトではカヤツリグサパピルスが見られるが、近年めっきり減った。冬にはアオサギシロチドリハシビロガモなどの数十万羽の水鳥が押し寄せ、その中にはヒメカモメクロハラアジサシもいる。

カエルカメマングースナイルオオトカゲなどの動物もいる。昔はナイルワニカバといった大型動物も広範囲に分布していたが、今では見られない。ボラカレイなどの魚もいる。
気候

ナイル川デルタは地中海性気候で、冬を中心に年間100から200mmの雨が降る。7月から8月にかけてが最も暑く、平均で30度、最高気温は48度にもなる。冬は10度から19度の間で推移する。この気温と少々の雨により、冬はかなり湿度が高くなる。
流域の県

アレクサンドリア県

ブハイラ県

カフル・アッシャイフ県

ガルビーヤ県

ミヌーフィーヤ県

カリュービーヤ県

ダカリーヤ県

ディムヤート県

シャルキーヤ県

ポートサイド県

イスマイリア県

流域の都市

アブシール

アレクサンドリア

アヴァリス

ビルベース

ブバスティス

カノープス

ダマンフール

ディムヤート

カフル・アッシャイフ

レオントポリス

メンデス

ミタブアル=クム

マンスーラ

ナウクラティス

ペルシウム

ポートサイド

ロゼッタ

サイス

タニス

タンタ

ザガジグ

脚注[脚注の使い方]^ Wilson, Ian. The Exodus Enigma (1985), page 46. London: Wiedenfeld & Nicolson.
^ Hayes, W. 'Most Ancient Egypt', p. 87, JNES, 23 (1964), 73-114.
^Location of the site, Kafr Hassan Dawood On-Line, with map of early sites of the delta.
^ “ナイル川、水量激減の恐れ 気候変動、開発の余波で流域諸国は死活問題に(1)”. AFP (2023年1月21日). 2023年2月4日閲覧。

外部リンク

ナイル川デルタの解説ページ (英語)

ナイル川デルタ冠水サバンナ(WWF) (英語)

典拠管理データベース
国立図書館

ドイツ

地理

プレアデス


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