ドラムス
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スティックに似たもので、ブラシや、ロッズと呼ばれる細い棒を束ねたもので演奏する場合もある。より優しい表現が求められた時、ブラシやロッズが用いられることが多い。逆に、より太く重い音を出したい場合、先が球状になったマレットで演奏する場合がある。その場合は、ドラムスキンを破損しないよう、大抵マリンバ用に準じた柔らかいものが用いられる。
ドラムセットに組み込まれることがあるその他の主な打楽器



カウベル

バーチャイム(ウィンドチャイム/ラインベル)

トライアングル

タムタム

タンブリン

ゴング(銅鑼)

ベルバー

メタルクラッシュ

ロートクラッシュ

ロートキック

アゴゴ

ロートタム

キャノンタム(オクトバン

ゴングバス(ゴングドラム)



ティンバレス

ジャンベ

ティンパニ

エレクトロニックドラム

ウッドブロック

グラナイトブロック

ボンゴ

コンガ

メロディックタム(エイトタム、ティンプトム)

木魚(テンプルブロック)

チャチャベル

リモートハイハット

リモートバスドラム



レイアウト

セットのレイアウトは、時代性もあり、一概に演奏するジャンルによって分けることはできない。ただし、その傾向というのは顕著であり、現在[いつ?]のジャズ・シーンでは小口径の物を使用するのが流行で、バスドラ18インチ、フロアー14インチ、タム12インチ、といったスタイルが好まれている。かつてはトニー・ウィリアムスを筆頭にバスドラ22インチ、タム12インチ、13インチ,フロアタム16インチといったものが流行し、中には名手バディ・リッチがバスドラ24インチを配していたことも特記できる。

また、ロックではバスドラ22インチ以上を基にしたセットが好まれていることが傾向としてある。

レイアウトにも流行があり、60年代は点数の少ない極小キット、70年代は反対に多点キット、80年代はさらに数が増えた超多点キットであった。しかし、90年代から現在[いつ?]については60年代のレイアウトに戻ってしまっている。ロカビリーバンドに於いては椅子を使用せず立って演奏するミュージシャンも散見される。

こういった時代性もあるが、主体となるのは演奏者本人が何をしたいかということであり、時代の波にしたがわずに自分のセットにこだわっているドラマーも多数いる。
ドラム
シェル(胴)の材質と成型

ドラムシェルには様々な材質が用いられる。スネア以外のドラム(以下、ここでは簡易的にセットと称する)はウッドが多く用いられるが、スネアドラムはウッドに限らず、金属製のものも愛用者は多い。しかし、なかにはファイバーグラス、アクリル、カーボンなどを使用しているものもある。 セットの主たる材質としてメイプル、バーチが筆頭に上げられる[誰?]が、上質なマホガニーなども使用される。これらは各メーカーともに高級機種に用いられるが、安価なモノにはポプラ、フィリピン・マホガニーなどの安価な材質が使用される。また、高級感を出すために化粧板にアッシュ、コルディアといった木目の美しいものを採用する場合もある。ただし、ここで注意すべき点は、同じ名前の材であっても産地によって全く異なることがある。たとえばバーチなどは、高級機種にも安価な機種にも使用されるが、一言で「バーチ」といっても、世界的には約40種類があるといわれ[要出典]、そのうち良質とされるのはごく限られた数種類のものしかない[要出典]、したがって一概に材の名前だけを元に質を判断することは出来ない。

ドラムの特質として、同一メーカーによる同一手法を大前提として、異なる材質のものを比較した場合(条件:同じサイズ、同じヘッド、同じプライ数、同じ環境、同じヘッドテンション)には、その@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}音の出方は明らかに違う[要出典]。さらに掘り下げると、製造された環境(温度と湿度)、使用されているパーツ、胴のカラーフィニッシュによっても確実に差が出る[要出典]。 よって、PAに頼らない「生音」を重要視する場合については、材質選びについて特に神経を使う必要がある。 通常、ドラムの成型は、薄い板材に接着剤を塗り熱や圧力を加えて合板を作成、それらに接着剤を付け筒状に成型する手法が多い[要出典]。真円度が最も重要視される[要出典]が[誰?]、各メーカーによってその製造方法は異なる。ちなみに4枚の組み合せは4プライ、6枚の組み合せは6プライという事になる。ただし、メーカーによって一枚ごとの厚みは異なるので、一概にプライ数では比較できない。また、同じ厚みに成型する場合でも、薄いものを数多く重ねた場合と厚いものを数枚組み合わせた場合では接着剤の量が異なるので、自ずと音にも影響が出る[要出典]。さらにいえば、胴の厚みが増すと音量・音圧が上がる他、「遠鳴り」といって音が遠くに抜けやすくなり、胴が薄くなれば音量・音圧は下がるものの「そば鳴り」といって、ドラマーには心地よいサウンドが得られ、また反応も敏感になる。[要出典]なお、昔[いつ?]の考え方では、胴が薄くなることによって、歪みに対する強度の問題があるとして、胴の上下に補強枠(レインフォースメント)を取り付けることが多くあったものの、一時期は胴を厚くすることが流行し、この手法を用いるメーカーが一時期は激減した[要出典]。最近[いつ?]では、この手法を、単にシェルの補強目的ではなく、サウンドに対する影響に期待して採用するメーカーが存在する。 なお、アクリルやファイバーなどの材質については、環境変化の影響が極めて少なく(変化ゼロではない。温度変化には反応を示す)、またその材質の堅さからアタック音が非常に強調される[要出典]ため、ハードロック系のジャンルでは好まれる。


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