『ドラッグストア・カウボーイ』(Drugstore Cowboy)は、ジェームズ・フォーグル(英語版)の小説および、それを原作とした1989年制作のアメリカ映画。
麻薬を打った時に現れる幻覚を映像で描き、麻薬が人に及ぼす精神状態の変化など、麻薬の魅力と恐怖の両面を描いた作品。ガス・ヴァン・サントの35ミリ映画監督デビュー作。
本作でジャンキーを演じた主役のマット・ディロンはインディペンデント・スピリット賞の主演男優賞を受賞。 1970年代のオレゴン州ポートランド。麻薬に溺れたボブ(マット・ディロン)とダイアン(ケリー・リンチ)の2人は、仲間のリック(ジェームズ・レグロス)、ナディーン(ヘザー・グラハム)と共に麻薬を得るためにドラッグストアを襲ってはドラッグを楽しむ日常を送っていた。しかし上手くいっていた生活も徐々に狂い、ついには仲間のナディーンが麻薬中毒死する。その死にショックを受けたボブはグループから離れてサナトリウムに入り、更生を図ろうとするが、かつての手下のデイヴィッドに撃たれてしまう。 ※括弧内は日本語吹替(カルチュア・パブリッシャーズ盤のDVDにのみ収録) 映画賞部門候補結果
ストーリー
キャスト
ボブ・ヒューズ - マット・ディロン(落合弘治)
ダイアン - ケリー・リンチ(沢海陽子)
リック - ジェームズ・レグロス(中原茂)
ナディーン - ヘザー・グラハム(浅野まゆみ)
ジェントリー刑事 - ジェームズ・レマー(坂東尚樹)
デヴィッド - マックス・パーリック
トム・マーフィ神父 - ウィリアム・S・バロウズ
ボブの母 - グレイス・ザブリスキー(火野カチコ)
受賞・ノミネート
全米映画批評家協会賞作品賞受賞
監督賞ガス・ヴァン・サント受賞
脚本賞ガス・ヴァン・サント
ダニエル・ヨスト受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞脚本賞ガス・ヴァン・サント
ダニエル・ヨスト受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞脚本賞ガス・ヴァン・サント
ダニエル・ヨスト受賞
インディペンデント・スピリット賞作品賞ノミネート
監督賞ガス・ヴァン・サントノミネート
主演男優賞マット・ディロン受賞
主演女優賞ケリー・リンチノミネート
助演男優賞マックス・パーリック受賞
助演女優賞ヘザー・グラハムノミネート
脚本賞ガス・ヴァン・サント受賞
撮影賞ロバート・D・イェーマン受賞
出典[脚注の使い方]^ a b “Drugstore Cowboy (1989)
外部リンク
ドラッグストア・カウボーイ - allcinema
⇒ドラッグストア・カウボーイ - KINENOTE
Drugstore Cowboy
Drugstore Cowboy - IMDb(英語)
表
話
編
歴
ガス・ヴァン・サント監督作品
1980年代
マラノーチェ (1985)
ドラッグストア・カウボーイ (1989)
1990年代
マイ・プライベート・アイダホ (1991)
カウガール・ブルース (1993)
誘う女 (1995)
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち (1997)
サイコ (1998)
2000年代
小説家を見つけたら (2000)
GERRY ジェリー (2002)
エレファント (2003)
ラストデイズ (2005)