アニメ版の詳細な設定は以下の個別記事を参照。
『ドラゴンボールGT』
アニメ『ドラゴンボールZ』の最終話から5年後の世界が舞台のオリジナルアニメ。
『ドラゴンボール超』
鳥山明原案による漫画版およびテレビアニメ。『ドラゴンボール超』の世界では全12の宇宙が存在し、それぞれの宇宙には創造神である界王神と対をなす破壊の神にして、宇宙全体のバランスを保つための存在である破壊神と付き人の天使が存在している。さらに全12の宇宙の神々の頂点に立つ存在である「全王」が存在する。
用語「ドラゴンボールの技一覧」および「ドラゴンボールの道具」も参照
気
体の中を流れるエネルギーの比喩。これを操作して飛行することや、凝縮、放出して気功波として放つことができる。体の一部分に込めることで、攻撃力や防御力を上げたりと用法は様々であり、訓練すれば相手の気の強さや位置を感じ取れる様になり[19]、個人の特定も可能で気を完全に消すことで気配を隠すこともできる。気の容量はそのまま実力と結びついているが、技術や技量など他の要素も関係してくるので、力量を測る指針にはなるが絶対的な基準ではない[20]。詳細は「気 (ドラゴンボール)」を参照
戦闘力
強さを表す一つの指標で、サイヤ人編から取り入れられた概念。原作では片眼鏡型の装置「スカウター」によって気の強さを数値化したものとして表現された。直接気を感じる技術よりは具体的に力量を表しているが、ごく一部の気のコントロールができる戦士たちは、戦闘時に気を爆発的に高めることで戦闘力を上げたり、または気を消すことで戦闘力をゼロにまで下げることができるため、その数値は強さの指標として絶対ではない。スカウターは気を感じることのできなかったフリーザ一味をはじめ、サイヤ人などが使用していた。劇中で、初めて計測した農夫の戦闘力は5、宇宙最強の存在であるフリーザの変身前の戦闘力は53万。これは敵味方とも数千から数万前後であった当時としては、フリーザがいかに強いかを読者に示すこととなった。なお、フリーザの変身後はスカウターによって戦闘力を計ることができず[21]、トランクスの戦闘力を計測したのを最後に、作中に数値は出てきてはいない。連載終了後に発行された『ドラゴンボール 大全集7巻』によると、フリーザの最終形態の戦闘力は1億2000万、超サイヤ人となった悟空の戦闘力は通常の50倍の1億5000万にまで達しているとされる[22]が、後に鳥山は「50倍の強さとされていたがちょっと大袈裟で、作者の気持ちとしては今までの10倍ぐらいの変化という感じで描いていたと思う」と語っている[23]。以降の戦闘力は、物語中では特別な単位は語られていないが、魔人ブウ編において魔導士バビディは、エネルギーの量を「キリ」という単位を用いて測定しており、それによると超サイヤ人1の悟空は3000キリ以上。ただし、この単位は物語上ではほとんど使われていない。戦闘力やスカウターの設定は、悟空たちがあまりにも強くなりすぎたため、2代目編集担当の近藤裕が「強い者同士、どっちが強いかもうわからない」と言ったことに対し、鳥山が数値化した方がいいのではないかとアイデアを出したのがきっかけとなっている[24]。
魔族
ナメック星人の一人であったピッコロ大魔王の一派[25]。神が持っていた悪の部分が分離して生まれたピッコロ大魔王は自らを「魔族」と呼ぶ[25]。また、ピッコロ大魔王が自らの生命力を費やして産み出した、悪の心を持つ戦士たちのことでもある[26]。悟空たちが使う格闘技ではなく、相手を殺すための恐ろしい技を使いこなし[26]、彼らの使う技の流儀を地球人は「魔族流」と呼んだ[25]。ピッコロは、魔族の特性で体の容積を変化させ腕を伸ばしたり巨大化する能力を発揮している。この種族に殺された者の魂は、成仏できずに永久に空中をさまようことになる。ただし、生まれ変わったピッコロは以前とは様子が異なっており、彼に殺されたラディッツの魂は閻魔のもとを訪れ地獄行きにされている。また、魔族の攻撃は筋斗雲を消滅させる働きも持つ。ピッコロ大魔王の部下の魔族は、呪文を唱え体力を消費して口から産み出された卵から誕生する。