ドラゴンボール_(架空の道具)
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七つのドラゴンボールにはそれぞれ名前[注 3]があり、中に入っている星の数で区別することができる。それぞれ星の数の順に一星球(イーシンチュウ)、二星球(アルシンチュウ / リャンシンチュウ)[注 4]、三星球(サンシンチュウ)、四星球(スーシンチュウ)、五星球(ウーシンチュウ)、六星球(リュウシンチュウ)、七星球(チーシンチュウ)となっている。ただしこれは地球での名称であり、ナメック星での呼び名は不明。

ドラゴンボールの中でも四星球は孫悟空が育ての親である孫悟飯の形見として最初から所有し、大事に祀っていた存在だった。そのため、悟空はボールが飛び散った後も四星球を確保し、息子である孫悟飯の帽子の飾りにしていた。また、アニメ『ドラゴンボールGT』においては一際大きな存在として扱われ、邪悪龍の中で唯一の良識派である四星龍が誕生したり、一星龍が分離したドラゴンボールを再び取り込もうとした時に悟空が奪い返すシーンなどが描かれている。番外編の「悟空外伝! 勇気の証しは四星球」においては孫悟空Jr.が曾曾祖母のパンの病気を治すためにパオズ山の元祖悟空の家まで探しに行き、そこで元祖悟空に会い、思い出と勇気の証しとして持ち帰るという使われ方をした。

鳥山明によると悟空が持っていたのが四星球だったのは、一星球や七星球だと都合がよすぎるという理由から[7]。中に星が入っているのは、どれがどの球かわかりやすくしたかったため[7]
神龍の種類
神龍(シェンロン)

地球の神様は神龍(シェンロン)という名の龍を呼ぶドラゴンボールを作った。1つだけ願いを叶えてくれるが、同じ願いは一度しか叶えないので[8]、例えば一度ドラゴンボールで生き返った者は、もう一度神龍に同じように願っても生き返ることはできない。殺された人たちを生き返らせるという願いなら、殺された人全員が蘇り、死体が残っていなくても肉体と服も一緒に元に戻る。また、北の界王たちのように、対象者本人の意思により生き返るのを拒否できる場合もある。

願いを叶えると1年間はただの石になってしまう。ただし、悟空がピッコロ大魔王を倒したあとでドラゴンボールを使用可能にしてもらった際には、願いを叶えてから1年経っていなかったものの、特例で神龍が出現したこともある[注 5]。また、1回目のギャルのパンティを貰う願いから約8か月後に行われた天下一武道会の後もドラゴンボールは復活していて悟空は大会直後に探しに行っている。ナメック星編でピッコロが生き返ると同時に神様も生き返った時も、ドラゴンボールが使用されてから1年以内であったが使用可能な状態になっていた。後に神様がデンデに変わってから、願いを最大3つまで叶えられるようになったが、一度に大勢の人間を生き返らせる場合は大きな力を必要とするため一度で2つ分の願いを消費し、その場合は叶えられる願いは2つまでとなる[9]。同時に、1つの願いを叶えた場合は4か月後、3つの願いを叶えた場合は1年後にまた使用できるように変更された。死んだ者を生き返らせる条件としては、1人の人間を生き返らせる場合は死後何年経っても甦らせることができるが、一度に大勢の人を生き返らせる場合は死んでから1年以上経過していない者のみ生き返らせられることができる[注 6]。なお、1年以上経過している場合は、不完全ながらも蘇生自体は可能で、実際にフリーザが死後10年後に蘇生されているが、バラバラの状態での蘇生だった。病死や寿命など自然死の場合は復活させられないが、願いの条件の範囲内における原因で間接的に寿命を縮めてしまった場合などは、縮んだ寿命の分の間は生き返られることもあり、フリーザ一味の襲来によりわずかに寿命が縮んだナメック星の最長老は蘇生に成功している。高い戦闘力を持つ者の抹殺や人造人間を元の人間に戻す、ナメック星の異常気象を止めるなど、自然現象や製作者の能力を遙かに超える願いは叶えられない。詳細は神龍(シェンロン)を参照
ポルンガ

ナメック星での神龍はポルンガという。ナメック語で「夢の神」という意味である。話す言葉はドラゴンボールの世界の共通語だが、悪用を防ぐため、ポルンガを呼ぶ時や願いを言う時はナメック語を使わなければならない。

叶えられる願いは3つで、地球のドラゴンボールとは違い同じ者を何度でも生き返らせることができる。生き返らせることができる人間は1人ずつだが、死体が残っていなかったり魔人ブウの魔法でお菓子などの別の物に変えられた状態で死亡していても、この時の願いで肉体と服も一緒に元に戻る。後に1つの願いで複数の者が生き返ることができるようにパワーアップされた。また、地球の神龍同様、寿命の場合は生き返らせることができない。フリーザに殺されたクリリンを生き返らせる際は、そのままでは死んだ場所=ナメック星消失後の宇宙空間で生き返るため、まず最初の願いで彼の魂を地球に呼んでから生き返らせる必要があった[注 7]。誰かを移動させる願いの場合は集団でも可能だが、悟空を地球に呼び戻そうとしたケースのように対象者が拒否できる場合もある。

ナメック星のドラゴンボールは地球のものより大きい。また、当時発売されたカードダスではスーパードラゴンボール(SDB)とも呼ばれた。願いを叶えた後に石になっている期間も4か月強と短い。これはナメック星の1年(公転周期)が130日であるためである。そのため地球でポルンガを呼び出した際にはクリリンとヤムチャを生き返らせた後、130日で天津飯餃子を生き返らせることができた。

ナメック星のドラゴンボールは1つは最長老が管理し、他の6つは6つの集落(村)にそれぞれ1つずつ村の長老により管理され、ボールを集めに来る者に知恵比べ、力比べ、理由を聞くなどの試練を挑み、それに勝ったものに渡される。願いがかなった後、7つのボールは石に変わる。アニメでは、3つの願いがかなった後、7つのボールが世界中に散らばっている。詳細はポルンガを参照
アニメ『ドラゴンボール超』で追加された設定
超ドラゴンボール

読みは「スーパードラゴンボール」。アニメ『ドラゴンボール超』にて登場したドラゴンボール。星1つ分の超巨大な大きさで、破壊神シャンパが長い年月をかけて[注 8]四星球以外の6個を集めていた。ズノーの説明によると神歴(しんれき)41年、龍神ザラマによって造り出された直径37,196.2204kmの完全なる球体。第6宇宙と第7宇宙にまたがって7個存在し、両宇宙それぞれに7個存在するわけではない。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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