ドラゴンボール_(架空の道具)
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フリーザに殺されたクリリンを生き返らせる際は、そのままでは死んだ場所=ナメック星消失後の宇宙空間で生き返るため、まず最初の願いで彼の魂を地球に呼んでから生き返らせる必要があった[注 7]。誰かを移動させる願いの場合は集団でも可能だが、悟空を地球に呼び戻そうとしたケースのように対象者が拒否できる場合もある。

ナメック星のドラゴンボールは地球のものより大きい。また、当時発売されたカードダスではスーパードラゴンボール(SDB)とも呼ばれた。願いを叶えた後に石になっている期間も4か月強と短い。これはナメック星の1年(公転周期)が130日であるためである。そのため地球でポルンガを呼び出した際にはクリリンとヤムチャを生き返らせた後、130日で天津飯餃子を生き返らせることができた。

ナメック星のドラゴンボールは1つは最長老が管理し、他の6つは6つの集落(村)にそれぞれ1つずつ村の長老により管理され、ボールを集めに来る者に知恵比べ、力比べ、理由を聞くなどの試練を挑み、それに勝ったものに渡される。願いがかなった後、7つのボールは石に変わる。アニメでは、3つの願いがかなった後、7つのボールが世界中に散らばっている。詳細はポルンガを参照
アニメ『ドラゴンボール超』で追加された設定
超ドラゴンボール

読みは「スーパードラゴンボール」。アニメ『ドラゴンボール超』にて登場したドラゴンボール。星1つ分の超巨大な大きさで、破壊神シャンパが長い年月をかけて[注 8]四星球以外の6個を集めていた。ズノーの説明によると神歴(しんれき)41年、龍神ザラマによって造り出された直径37,196.2204kmの完全なる球体。第6宇宙と第7宇宙にまたがって7個存在し、両宇宙それぞれに7個存在するわけではない。7つの薄黄色の球には赤いヒトデマークが1から7まで入っており、このマークはどの角度から見てもヒトデ型を為すよう屈折を利用したザラマオリジナルの構造で神歴42年に特許を取得している。

7つ集めると神の龍「超神龍(スーパーシェンロン)」が現れ、どんな願いでも1つだけ叶えてくれる。他の神龍と異なり、叶えられる願いに際限がない。願いが叶えられると再び両宇宙に飛散する。超神龍を呼び出すには神の言語で「出でよ神の龍 そして願いを叶えてちょんまげ」と唱える必要があり、願いも神の言語で言わなければならない[注 9]。願いを叶えると光が消え効力を失い、再び使えるようになるまで約1年[注 10]かかる。あまりにも巨大なうえ、神の言語を扱える必要があるため、基本的に神にしか使えない。詳細は「超神龍(スーパーシェンロン)」を参照
漫画版『ドラゴンボール超』で追加された設定

シリアル星のドラゴンボールは2つ揃えることで神龍が出現する[5]。龍の名称はトロンボ[10]。どんな願いも可能な限り1つだけ叶えてくれる[注 11]。願いを叶えた後も石になる期間は無い[11]
アニメ『ドラゴンボールGT』で追加された設定
究極のドラゴンボール

アニメ『ドラゴンボールGT』にて、地球の神様がピッコロ大魔王と分裂する前に作った、地球のもう一つのドラゴンボール。そのことを知っているのは、ピラフ、シュウ、マイ、ピッコロの4人のみ。神と分離する以前に作られた物だと聞き、自分が死ねば究極のドラゴンボールも消滅すると考えたピッコロが、「こんな物がある限り同じことが繰り返される。封印するより消滅させたほうがいい」と判断し地球と運命を共にして死亡したことにより消滅した。

天界にある神様の神殿の部屋の一つにて、全て揃えた状態で置いてあった。大きさは従来のドラゴンボールと同じで中の星が黒い。願いを叶えたボールも地球には留まらず、宇宙の広範囲にわたって飛び散る。使用後も石になる期間は無い。使用後の副作用として、1年以内に究極のドラゴンボールを全て集め、元の場所に戻さないと、使用した星が破壊されてしまう。従来のドラゴンボールより遥かに高く強力な力を持ち、神龍の力を大きく超えた悟空の身体を子供にする、滅びたツフル星を地球の傍に復活させるなどの願いをたやすく叶えた。詳細は「神龍 (ドラゴンボール)#『ドラゴンボールGT』オリジナル」を参照

ドラゴンボールGTの公式ガイドブックなどでは「おそらく死者を何度でも生き返させられるなど、神龍では叶えられない願い事なら叶えられると思われる」と書かれている。また、ゲームでも究極神龍を呼び出すことがあり、神龍やポルンガでも叶えられない願いを叶えてくれる。
隠された秘密

また、アニメ『ドラゴンボールGT』において、ドラゴンボールの恐ろしい秘密が明らかとなる。一つの願い事を叶える度に、ボールに蓄積されていて、正の感情とも言えるプラスエネルギーが少し減り、その代償として負の感情であるマイナスエネルギーが少し増える。それは本来、一つの願い事を叶えてから、負の感情が完全になくなるまで、最低でも1世紀(100年)はかかると言われている。それでも昔ならば世界の何処に散らばっているか見当も付かないドラゴンボールを7つ集めるどころか1つ見つけるだけでも100年以上かることもあったため、問題は無かった。

しかし、文明の発達からブルマら科学者による通称「ドラゴンレーダー」の開発によりドラゴンボールの収集がはるかに容易になってしまった。孫悟空たちが約30年の間に非常にたくさんの願い事を叶え、更にデンデが一度に叶えられる願いを増やしてしまったために、浄化を待たずにマイナスエネルギーがどんどん溜まってしまった。その結果、ドラゴンボールがそれに耐えられなくなり、ボールの表面にひびが入った。その状態で全て揃え、呪文を唱えると、7個全部のボールの表面のひびから黒い煙が出て、神龍とは全く姿が違う邪悪なる神龍が現れ、その直後にボールを取り込み七つの邪悪龍に別れて、世界各地の環境を汚染する。これはドラゴンボールが本来起こりえない現象を起こす=大自然の法則をゆがめる存在でもあるという特性を反映している。そのため邪悪龍たちの多くも何らかの自然現象を操る力を持つ。老界王神やポポによると遥か昔、太古のドラゴンボールから生じた邪悪龍により宇宙の大半が破壊し尽くされたという。以来、ドラゴンボールは正直で真面目なナメック星人の間でのみ使われ続けていた。そのため、邪悪龍が倒された後、神龍は「これ以上人間にドラゴンボールを使わせるわけにはいかない」と、事件に巻き込まれた人々を生き返らせる願いを最後にドラゴンボールは姿を消した。しかし、トランクスの解釈ではこれは神龍による人間がドラゴンボールに頼らずにやっていけるかのテストであり、100年後の世界では四星球が存在していた。邪悪龍については「神龍 (ドラゴンボール)#邪悪龍」を参照
ゲームで追加された設定


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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