ドラゴンボール_(架空の道具)
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願いを叶えてもらうとドラゴンボールは再び世界中に散らばり、石になってドラゴンレーダーに映らなくなるが、一定期間経つとまた元のドラゴンボールになる。

生物の体内にあったり、特殊なケースに入れられるとドラゴンレーダーに映らなくなる。ただし劇場版『神龍の伝説』では、グルメス王が体内に飲み込んでいるのをブルマがドラゴンレーダーで確認している。

人造人間編で孫悟空に地球へ連れて来られたデンデによると、一から作る場合は、100日あればドラゴンボールができあがるとのこと。

劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』では第7宇宙の破壊神ビルスらが「ナメック星人の願い玉(ねがいだま)」と呼んでおり、『ドラゴンボール超』では第6宇宙の破壊神シャンパもそう呼んでいる。
つくった者を超える願いはできない
基本的にはどんな願いも叶えてくれるが、サイヤ人が地球に襲来する直前の際に、ドラゴンボールの創造主の力を大きく超える願いは叶えられないことが判明している。そのため、ナメック星の異常気象を避けることができなかったと説明されている。
死者復活
ピッコロ大魔王編において、神様は「自分は死者を甦らせることはできないが、ドラゴンボールでなら可能」という旨の発言をしている。
つくった者の死
地球のドラゴンボールはそれを作った神、もしくは神と一心同体であるピッコロが死んでしまうと、ドラゴンボールも消滅する[注 2]。サイヤ人のベジータナッパが地球に襲来した際にピッコロが戦死したため、神と共にドラゴンボールも消滅した。また、ピッコロと神が融合したときにも消滅した。ナメック星のドラゴンボールも、それを作った最長老が死ぬとただの石となる。
生まれた理由

ナメック星人の中の龍族の天才児だけが作ることができる。本来はナメック星だけのものだったが、後に地球の神様になるナメック星人(親の名前から、ナメック星の最長老は「カタッツの子」と呼んでいた)が地球に降り立ち、ナメック星でのかすかな記憶をもとに地球でもドラゴンボールを作った。

老界王神はドラゴンボールを「まじめなナメック星人のみに許された反則技のようなもの」「大自然の混乱をまねくもの」と語り、ナメック星人には「ナメック星以外では使うな」と注意しており、乱用を快くは思っていない。地球にドラゴンボールが存在していること自体に驚愕していた。『ドラゴンボールGT』では作中でのドラゴンボールの濫用が世界の危機を招いたというストーリーが展開された。

アニメのオリジナル設定として、まだ人間が正直だった頃、ドラゴンボールはもともとは大きな一つの球で、神が人間を祝福し与えたものであり人々の願いをかなえるため神殿に飾られていたが、人間たちが欲深くなったためにそれを神様が7つの球に分割し、各地に散らばらせた、ということがアニメ『ドラゴンボール』の第33話後半パートで亀仙人の口から語られた。この回では亀仙人はドラゴンボールのことを伝説や言い伝えとして知っていたが、どういう形をしているのか知らなかった。

『ドラゴンボール超』において、第6および第7宇宙のナメック星人がそれぞれ大昔に大きな願い球(大きさ的には星サイズ)の欠片から削りだし作り出したと破壊神シャンパから語られている。それ故に製作者の限界を超えることができないという制限が存在している。本物の願い球においてはその限界がほぼないとも語られている。また、ドラゴンボールを作れる種族は、ナメック人という別の世界から宇宙に移り住んだ種族であり、ナメック星ではない所に住み着いたナメック人もいるとムーリから語られた[5]。元々ドラゴンボールはナメック人の勇者をたたえる儀式に使うもので、困難の末に探しだした勇者に褒美として願いを叶えてあげるというものだった[5]

DRAGONBALL EVOLUTION』では二千年前にピッコロ大魔王を魔封波で封じこめた七人の老師が、のちの世の敵を倒すためにドラゴンボールを作った設定になっている[6]
それぞれの球の名

七つのドラゴンボールにはそれぞれ名前[注 3]があり、中に入っている星の数で区別することができる。それぞれ星の数の順に一星球(イーシンチュウ)、二星球(アルシンチュウ / リャンシンチュウ)[注 4]、三星球(サンシンチュウ)、四星球(スーシンチュウ)、五星球(ウーシンチュウ)、六星球(リュウシンチュウ)、七星球(チーシンチュウ)となっている。ただしこれは地球での名称であり、ナメック星での呼び名は不明。

ドラゴンボールの中でも四星球は孫悟空が育ての親である孫悟飯の形見として最初から所有し、大事に祀っていた存在だった。そのため、悟空はボールが飛び散った後も四星球を確保し、息子である孫悟飯の帽子の飾りにしていた。また、アニメ『ドラゴンボールGT』においては一際大きな存在として扱われ、邪悪龍の中で唯一の良識派である四星龍が誕生したり、一星龍が分離したドラゴンボールを再び取り込もうとした時に悟空が奪い返すシーンなどが描かれている。番外編の「悟空外伝! 勇気の証しは四星球」においては孫悟空Jr.が曾曾祖母のパンの病気を治すためにパオズ山の元祖悟空の家まで探しに行き、そこで元祖悟空に会い、思い出と勇気の証しとして持ち帰るという使われ方をした。

鳥山明によると悟空が持っていたのが四星球だったのは、一星球や七星球だと都合がよすぎるという理由から[7]。中に星が入っているのは、どれがどの球かわかりやすくしたかったため[7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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