ドラゴンボール_(アニメ)
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原作者の鳥山明は、アニメオリジナルのエピソードやキャラクターのアイデア[注釈 2]をいくつか提供しているが[4]、アニメ制作に基本的に関わっておらず[2]、「ノータッチ」と発言している[5][6]。鳥山は「正直言うと始めの頃のアニメは、なんとなくどこかに『Dr.スランプ』的な優しさというか、ちょっと甘さを引きずっていて、あまり好きではなかった覚えがありますが、昔のほうがかわいくてスキって人もけっこう多いみたいですね」とも語っている[7]。また鳥山は「アニメ化の際、スタッフに全てお任せするつもりだったので、特に要望は無かった。ただしばらくして、健全な方向に行き過ぎていると感じて、その時だけは注意させていただきました[8]」、「カラフルすぎて『Dr.スランプ アラレちゃん』の色味を引きずりすぎているかな、という話をした[9]」と語っている。

チーフデザイナーの辻忠直以外のスタッフは、 前番組の『Dr.スランプ アラレちゃん』から引き継いだ東映動画のスタッフ陣で、脚本や作画監督、演出、美術なども前番組の『Dr.スランプ アラレちゃん』から引き継いでいるが、原作の人気に反して視聴率は徐々に落ちていった。当時、鳥山の担当編集者だった鳥嶋和彦が悟空がピッコロ大魔王を貫くアニメのシーンを観て、「『Dr.スランプ』の甘い感じを引きずっておりアクションに徹しきれていない」「これは駄目だ」と思ってフジテレビと相談してプロデューサーに降りてもらい、新番組『Z』開始へとつながった[10]

「アラレフィーバー」を起こした前番組の『Dr.スランプ アラレちゃん』と比べると関連商品は不振に終わり、放映途中でバンダイは「(『ドラゴンボール』の)マーチャン(ダイジング)はおしまい」と述べている[11]。当時の東映動画も同時期では『聖闘士星矢』の方が商品化収入が大きいと語っている[11]。ただしファミリーコンピュータソフトのみは売れた。鳥嶋和彦は1作目『ドラゴンボール 神龍の謎』のヒット後、当時の代理店を通じてスポンサーを降りると申し出たバンダイの橋本真司に対し、「じゃあゲームの許諾を取り消すから2本目はないよ」と言ったことで降板を取り消させており、以降はアニメのスポンサードしないゲーム化は全て断るようになった[12]

第56話・第57話は、『Dr.スランプ アラレちゃん』のキャラクターが登場し、本作の主人公である孫悟空ブルー将軍以外の『ドラゴンボール』のキャラクターは登場しない[注釈 3]。原作とアニメではペンギン村の季節や登場する住民が一部異なり、『Dr.スランプ アラレちゃん』のBGMが使用されている。第56話『うほほーい!アラレ雲にのる』は29.2%で、本作で2番目に高い視聴率だった[注釈 4]

平均視聴率:21.2%(関東地区)、最高視聴率:29.5%(1987年1月21日放送 第47話「KAME HOUSE発見さる!!」・関東地区)[13]。全シリーズ中最高視聴率。
登場人物「ドラゴンボールの登場人物」および「ドラゴンボールのアニメオリジナルの登場人物」を参照
スタッフ

企画(東映動画) -
七條敬三(1話 - 153話)、森下孝三(132話 - 153話)

フジテレビプロデューサー - 土屋登喜蔵(1話 - 101話)、清水賢治(1話 - 28話、92話 - 153話)、石川順一(131話、132話)

原作 - 鳥山明集英社週刊少年ジャンプ」連載)

製作担当 - 岸本松司

シリーズディレクター - 岡崎稔西尾大介


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