ドラゴンボールZ
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2009年4月5日から本作のデジタルリマスター再編集版『ドラゴンボール改』(本作のサイヤ人編から人造人間・セル編まで)がフジテレビ系列で2011年3月まで放送された[6]。当時の映像をそのままに、フィルムをHDリマスター化してフルハイビジョン放送に対応し、新たな編集を加えることでスピーディーな展開を実現したほか、音楽や音響も一新されている[7]

2014年4月6日からは続編の『ドラゴンボール改』魔人ブウ編がフジテレビ系列で2015年6月28日まで放送された[6]
反響・評価

平均視聴率は、20.5%(関東地区)[8]、最高視聴率は、関東で、27.5%(1994年2月23日放送。第218話「バレちゃった!! サイヤマンは孫悟飯」。関東地区)[9]関西地区は、34.1%(1991年11月13日放送。第116話「悟飯に一瞬の勝機!! あの魔凶星を撃て…」)。最終回の視聴率は関東地区が21.3%、関西地区が19.6%[10]

主題歌『CHA-LA HEAD-CHA-LA』は170万枚の売上を記録した[11]

関連商品の展開は好調で、バンダイから発売された同作のゲームソフトはシリーズ化、他にも、カードダス食玩などの関連ヒット商品が続々発売された。また、「ドラゴンボールZ ミニトマト」は1600万パック出荷[12]。続編『ドラゴンボールGT』の放送が終了してからの数年間は、放送が終了した他作品と同様に商品展開が途絶えていたが、2002年以降のDVD化や完全版コミック・ゲームの発売により、新たな世代にも本作が知られるようになったことで再び関連商品が発売されるようになった。

『Z』名義の家庭用ゲームソフトは、『ドラゴンボールZ カカロット』の500万本[13]をはじめ、2003年から2005年に発売されたPlayStation 2用ソフトの『ドラゴンボールZ』3作品が合計で国内で150万本、日本国外で700万本の売上を記録した[14]

スマートフォンゲーム向け『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は2021年9月時点で全世界3億5000万DLを記録している[15]
制作

制作状況は『元祖』のアニメ化は非常に早かったため、『Z』も原作に追いつきそうになった。ナメック星編で展開が原作に完全に追いついてしまい、アニメの制作スケジュールが逼迫するようになると、前回のあらすじの時間を多くとる、原作のアクションシーンを大幅に膨らませる、各キャラクターによる回想などで展開を遅くするなどの苦肉の策がとられ、30分の放送時間内で劇中では数分しか経過していないことも起こるようになった。極端な例では「ナメック星消滅まであと5分」から消滅するまでの5分間を描くのに10話もかけている。これについては、制作スタッフが鳥山からまだ墨も入れていない下描き段階の原稿を送ってもらっていたというエピソードが残っている[16]。これには冒険を主体にしていた前作に比べ、戦闘を主体とした『Z』はオリジナルのサイドストーリーを挿入しにくかったことが主な理由に挙げられている[16]。また原作とのタイムラグを極力抑え読者の興奮が冷める前にアニメにするという意図もあったようで、プロデューサーの森下は放送当時から『ドラゴンボールZ』の人気の理由に「お刺身のように原作を新鮮な内にアニメ化しているから」と分析していたようである[17]

鳥山明の初代担当編集者である鳥嶋和彦によると、前作『元祖』の視聴率が低迷しているのは、『Dr.スランプ アラレちゃん』と同じプロデューサーが同作の感じを引きずってアクションに徹しきれず甘かったということで、特にピッコロ大魔王を倒すシーンにおいて質の低さに怒り、フジテレビと相談してプロデューサーに降りてもらい、当時鳥嶋が面白いと感じていたアニメ『聖闘士星矢』のスタッフにやってもらいたいと、『星矢』のシリーズディレクター(監督)・森下孝三や脚本家・小山高生に頼み[18]、悟空が大きくなる設定のところから新体制で始めることとなり、フジテレビのプロデューサーに新番組になると宣伝費の予算が付けられるからタイトルも変えようと提案され、新番組『Z』になったという[19][注釈 2]
構成・演出

放送形式はアニメ本編は冒頭でナレーションが入り、サブタイトルという流れで始まる。第2話以降は主に前回までのあらすじをナレーションで説明するという形式をとっている。次回予告は、前作から続く悟空の「オッス、オラ悟空!」から始まり、悟空と次回に活躍しそうなキャラクターや、そのキャラクターに関わる人物と掛け合いをし、悟空がタイトルを告げ最後に悟飯が一言コメントするという形だった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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