ドラゴンボールGT
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東映アニメーションから挙がってきた初期プロットはロードムービー的な展開で、星々を旅するという話が26話分程度であった[2]。鳥山は、当初の大まかな脚本やストーリーからなる初期プロットをチェックして少しアドバイスを行ったと語り[18][19]、その初期プロットを「だいたいこんな感じでという大まかな脚本を見せていただいた限りでは、なかなかよく考えてあって面白そうな雰囲気[19]」と語った。作品開始時期には「今回お話のほうにはノータッチなんで一視聴者として作品を楽しめると今からワクワクしております。皆さんも楽しみにしていてください[9]」、「私はまだ全然観ていませんが、どんな展開になるのか楽しみなような、心配なような…。のんびりしていながらアップテンポで話が進んでいけばと思っています。期待しております。私の中のドラゴンボールは、もうとっくに終わっていますが、アニメではまだまだスタッフの皆さんの頑張りやファンの皆さんのおかげで生き続けています[14]」と語った。

鳥山は、2005年のDVD-BOXで「テレビアニメの方はもう少し続けたいとのことでしたがボクはもうこれ以上は…。というわけでドラゴンボールのアニメはストーリーも含め、すっかりアニメスタッフの方々におまかせすることになったのです[5][6]」、「ずっとドラゴンボールを続けていただいてきた優秀なスタッフの皆さんなので安心しておまかせすることができたのです[5][6]」と語った。2013年の書籍では、「そのころ、連載はもう終わっていたので、僕の頭は次の仕事に向いていました。だから…正直に言うと、そこでまた『DB』のデザインというのは、ちょっとだけ抵抗がありました(笑)。続けていただけるのは、本当にありがたいと思いましたが[20]」、「連載終了直後でしたので、『GT』の設定をそれほど乗り気で描いた記憶はありません。頼まれた設定画は頑張って描きましたが[21]」と語り、2014年の『ドラゴンボール改』完成披露試写会に寄せたコメントでは、原作で魔人ブウとの闘いを描き終えて以降「闘いの漫画を描く気がなくなってしまった[22]」と語った。
あらすじ
究極のドラゴンボール編(第1話 - 第26話)
悟空がウーブと修行の旅に出てから5年。悟空の教えを受け15歳になったウーブと修行の最終試験を行っているころ、新たな
ドラゴンボールの存在を知ったピラフ一味が神殿に乗り込んだ。その星が黒い「究極のドラゴンボール」から現れた巨大な神龍でピラフ一味の野望が現実になると思われたとき悟空が現れ、ピラフの言葉を勘違いした神龍が悟空を子供の姿に変えてしまった。さらに願いを叶えた究極のドラゴンボールは宇宙へと飛び去ってしまうが、1年以内に全て集めて元の場所に戻さないと地球が爆発してしまうことが判明する。悟空は、パンやトランクスと共にドラゴンボールを集めるため宇宙へと旅立つ。
復讐鬼ベビー編(第27話 - 第40話)
M2を支配するリルド将軍の猛攻を振り切った悟空たちだったが、トランクスによって新たな野望が暴かれてしまう。それは、宇宙一の科学者ドクター・ミューによって造り出された「ベビー」の存在だった。一度は撃退するも、運悪くツフル人の細胞がミューに憑りついたため脱出してしまう。地球に現れたベビーは悟飯や悟天、ベジータの体を次々と乗っ取り、悟空、パン、ピッコロ、ミスター・サタン、ブウ、ウーブを除いた全ての地球人や仲間たちを洗脳、サイヤ人に対する復讐は瞬く間に成し遂げる。やっとのことで地球に帰った悟空も、サイヤパワーを吸収したスーパーベビーには超サイヤ人3でも敵ではなかった。悟空たちから究極のドラゴンボールを奪ったベビーは、ツフル星の蘇生に使ってしまう。これに怒ったウーブはミスター・ブウ(元魔人ブウ)と同化したスーパーウーブとなり必殺光線で対抗。一方、悟空はスゴロク空間から脱出して、界王神界で尻尾を再生しツフル星に立った。一度は理性を失い大猿となり暴走するも、パンに止められたことで超サイヤ人4へと変身を遂げる。ベビーも大猿となり悟空と対峙。その間に正気を取り戻した悟飯たちとサイヤパワーを分け合い、大猿ベビーを圧倒。青年体となり、逃亡するベビーを10倍かめはめ波で撃退した。しかし、究極のドラゴンボールがベビーによって使用されたことでまた宇宙に散らばってしまったため、地球爆発という運命は避けられなかった。悟空は超サイヤ人4になって瞬間移動で地球上の生物全てをツフル星に移動させるが、ピッコロは悟空に再び瞬間移動できるだけの気を与え、地球と運命を共にして究極のドラゴンボールはただの石となった。その後ナメック星のドラゴンボールによって地球は蘇り平和が戻る。
究極の人造人間編(第41話 - 第47話)
平和が戻ったのも束の間、地獄の底では、地球一の科学者ドクター・ゲロとミューの二人が手を組み、人造人間17号を使い悟空に復讐を企んでいた。ゲロとミューの協力により完成した「新17号」と、この世の17号の共鳴反応により、あの世(地獄)とこの世(現世)が接合し、かつて悟空たちに倒された強敵や悪党たちが復活する。悟空はセルフリーザの待つ地獄に乗り込むが、それはゲロたちの罠だった。一方トランクス、ベジータを始めとする戦士たちと地獄の悪党たちが対峙するこの世では二人の17号が合体し、究極の人造人間・超17号が誕生、次々とこの世の戦士たちを打ちのめす。悟空はセルとフリーザを撃退するが脱出はできず、ピッコロとデンデが協力することで再びこの世に戻り、超17号と対決する。エネルギーを吸収し強化する超17号に超サイヤ人4でも敵わない中、クリリンの仇を討つため18号が反撃。すると悟空はエネルギーの吸収中は無防備なことを突き止め、龍拳とかめはめ波の連続攻撃で超17号を撃破する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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